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№6014:事業拡大により社員の成長を促すのが経営者の責務である

こんにちは。FBL大学学長&スモールジム会長の遠藤です。

2013年から「少人数型会員制オンラインビジネススクール(FBL大学)」を運営し、2020年から約20坪タイプの「スモールジム」を全国に展開中です(2024年度内に全国50店舗体制見込み)。

さて、土曜は今週いただいた質問等の中から1つを抜粋してご紹介。

【今週の質問等】
「事業の拡大は社員の成長に影響すると思いますか?」

【私の見解】
はい、事業の拡大は社員の成長に大きく影響すると思います。

逆から言えば、多くの経営者が「社員が成長しない」と嘆いている大きな理由の1つに「事業を拡大しないこと」があると思っています。

もちろん「拡大すれば社員が成長する」と言っているのではありませんので、それはまた別の機会に述べます。

では何故、事業の拡大が社員の成長につながるか。

1つは「視野が広がること」です。

店舗数で考えるなら1店舗より5店舗、5店舗より10店舗のほうが視野が広がるに決まっています。

ずーっと1店舗に押し込んでおいて「視野を広げなさい」と言っても無理です。

その必要がないのですから行動は起きません。

2つは(上との連動ですが)「情報が増えること」です。

同じく1店舗より5店舗・・の方が触れる情報や事例が増えます。

これが成長につながることに説明はいらないでしょう。

3つは「新たな機会が生まれること」です。

事業を拡大すれば新たなリーダーのポジションが増えます。

この「リーダーのポジションを増やしていく」というのが、経営者の最大責任だと私は思います。

本人に意欲がないのから放っておけばいいですが「万年課長」で成長するはずがありません。

大手企業なんかを見ると、全然独立起業できる人が40歳になっても50歳になっても「課長です」とか「部長です」とか言っている。

こうやって人材を開放しないことが、ひいては日本全体の活力低下につながります。

4つは「環境が変わること」です。

「環境の変化=人間関係の変化」です。

「あなたの周りの5人の平均があなた」という名言があるように、新たな人間関係は大きな成長の転機となります。

これを最後にしますが、5つは「学習意欲が強化されること」です。

やり方にもよりますが、適切な教育をして、適切な配置をして、適切なサポートをすれば、人は主体的に学ぶようになります。

日頃、「予算管理」とか「旧式PDCA」といった無意味なことをやらせていれば、やる気など失せるだけ。

学習意欲は育まれません。

このようにいつまでも同じ環境で同じ人を仕事をやらせていて、成長するはずがないでしょう。

「事業の成長は経営者の責務」です。

なので、いつまでも「ひとり社長」では自分も成長しません。

独立起業しても「自分のジムを1店舗やっています」というだけでは、最初の3年くらいはいいとしても、そこでパタッと成長が止まるはずです。

「ひとり社長」なら「求められる個」とした様々な企業や役割で活躍することです。

社員を雇うことよりも、その方が能力を発揮する人がいるからです。

それだって立派に事業を拡大していることになります。

いずれにせよ、経営者になったら稼いだお金は「事業拡大という投資」に回すこと。

そしてそれを起点に人材を育成する。

「遊び」に回すのは70歳くらいを過ぎてからでいいと思います。

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