№5997:販促費は「どこに投じるか」ですべてが決まる
こんにちは。FBL大学学長&スモールジム会長の遠藤です。
2013年から「少人数型会員制オンラインビジネススクール(FBL大学)」を運営し、2020年から約20坪タイプの「スモールジム」を全国に展開中です(2024年度内に全国50店舗体制見込み)。
さて、「販促活動にお金を投じたのに入会が来ない」という人がよくいます。
が、その考え方は間違っています。
例えば、目の前に100万円があったとします。
この100万円を投資してお金を増やすとします。
ひとまず5つの手段を示します。
施策1は優秀な運用者に任せる。
施策2は金融機関に貯金する。
施策3は宝くじを買う。
施策4は自分で運用する。
施策5はドブに捨てる。
この中から1つを選ぶとします。
はたして、どれが一番増えるでしょうか。
施策5以外は「すべて正解」です。
もちろん確立の違いはありますが、どれが一番かはわかりません。
それを選択するのが能力です。
販促活動もまったく同じです。
考えるべき観点を2つ示します。
1つは「投資である」ということです。
販促活動は「お金(利益)を増やすためにやる」のです。
※メンバーを増やす的な観点は抜きにして言っています。
だから「もっとも増えそうなもの」を選択する必要があります。
が、その仮説が立っていない人が多い。
これは「媒体ごとのLTVを把握していない」ということです。
この媒体に1万円投資したらいくらのリターンがある。
これがわかっていないから仮説に基づいた投資ができない。
そのため的外れな媒体にお金を投じたり、もったいないから販促活動は控えようという発想になってしまうのです。
もう1つは(的外れな媒体とも関連しますが)「ドブに捨てるようなことをやっている」ということです。
例えば、地域密着の単体ジムが全国区のテレビCMをやったりしないでしょう。
仮に1億円投じたとしましょう。
で、入会が10名来たとしましょう。
1名獲得単価は1000万円です。
こんなことはあり得ませんが・・実際はこれと同じようなことをやっているのです。
わかりやすいのが新聞折込チラシです。
「新聞折込チラシを10万部投じたのですが効果がありません」
こう言う人は実に多くいます。
が、新聞折込チラシがテレビCMのような存在だったら、まさに「ドブに捨てているようなもの」です。
仮にそこに100万円使ったとします。
で、効果がないとします。
そして「100万使ったのに効果がない」と言う。
これは1億円でも10億円でも同じことです。
販促費は「どこに投じるか」ですべてが決まります。
「いくらお金をかけたか」は関係ありません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?