№6046:過度な追求は幸福度を低下させる
こんにちは。FBL大学学長&スモールジム会長の遠藤です。
2013年から「少人数型会員制オンラインビジネススクール(FBL大学)」を運営し、2020年から約20坪タイプの「スモールジム」を全国に展開中です(2024年度内に全国50店舗体制見込み)。
さて、少し前に読んだ本に「大半の追求者は幸福度において悲惨になる」というくだりがありました。
私は日頃からそう考えているので、思わず吹き出してしまいました。
先に説明しておくと「追求」には「正しい追及」と「間違った追求」があると思います。
「正しい追及」とは普遍的な価値を追求するものです。
一方の「間違った追求」は偏りを助長するものです。
この見極めはとてつもなく重要です。
この見極めができないと「単なる偏った思想の人間」を本質を追求しているなどと誤評価することになります。
では何故「幸福度において悲惨になるか」と言えば、 物事を過度に追求する人は、その対象に対する執着が強くなることで、他の重要な側面や関係性を軽視するようになるからです。
この最たるものが人間関係の軽視、崩壊。
人間社会における最低最悪の行為行動です。
はたまた、 過度な追求は一方で必ず不満足を生み出します。
例えば「からだにいいものを食べること」と追及したとします。
結果、食品添加物はダメ、化学調味料はダメ、牛乳はダメ、白米はダメ、大手のサプリメントはダメ、トランス脂肪酸はダメ・・となります。
こうやって排除することにより食べられる物が減っていきます。
その一環で白米の代わりに玄米を食べるとします。
そうなったらそうなったで、今度は「こっちの玄米がいい、あっちの玄米はダメ」となります。
ありとあらゆることに「こっちの方が正しいんじゃないか」と考える。
何かを選ぶ前にも、そう考える。
何かを選んだ後にも、そう考える。
ついでに選んでいる最中にも、そう考える。
これが不幸でなくて何なのでしょうか。
こんなのは「追求」という名を借りた「神経質」です。
そりゃ幸福度も低くなるでしょう。
あなたのまわりに「追求者」はいませんか?
そんな人と一緒にいてもあなたが不幸せになるだけです。
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