これからの学校が何を目指すべきか?

近年、学校における教育が様々に議論されています。
ただ、そのせいで、結局のところ何を目指せば良いのか分からなくなっている、、、そんな状況なのではないでしょうか?

そこで、今回は、僕が思う一つの側面を提案したいと思います。


これからの学校って、今まで通り「正解が一つに決まっている間題」の答えを教えるだけじゃないと考えています。

「唯一の答えを出せない課題」に対して、考える方法を教えたり、そもそも課題解決しよう態度(問題に対する主体者意識)を醸成する。
そんな側面が強くなっていくべきだと思うんです。

つまり、

思考プロセスの転換
(パラダイムシフト?コペルニクス的転回?)

ということです。

心当たりがある人も多いでしょうが、学生の頃に学んだ知識を結局大人になってから使ったかと言えば、それは一部でしかないんですよね。

基本的な読み書き算や、社会・歴史・科学現象に対する知識は持っている必要があると思います。
しかし難解な知識を、細部まで暗記していなくても、調べれば良い話です。

それよりも、

  • 必要な課題を見つけ、それを解決しようとする意識(主体者意識)

  • 課題解決の過程で必要な知識を見出し、それを調べる力

  • 獲得した知識を課題解決のために有効活用する力

  • たった一人で解決を試みるのではなく、他者と連携して解決しようとする力(人数の多いほうがよっぽど大きな力を発揮できますからね。そのためにはチームのマネジメントが必須ですが。)

などが、今後求められているのではないでしょうか。

どんな知識も、持っていて損はしないはず。
でもだからって、全部習得させる必要は無い。
それよりも上述した力を修得する方が、よっぽど活きて来ると思うのです。
(ただ覚えるだけなら、機械の方がよっぽど高い精度で機能しますからね)

時代が大きなうねりの中にあるからこそ、教育も大きな変容の時ではないでしょうか?

余談
ただし「じゃあ必要にない教科を廃止しよう!」は、文部科学省には到底できない決断です。
なぜなら数万人の教員が路頭に迷うことになってしまいますから。


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