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広告会社内定者がマジメに広告を考察してみました~マウントレーニア編~

昨日言ったように、今日は広告の考察をやってみたいと思います。

今日詳しく見ていきたいと思ったのは、森永乳業の「マウントレーニア」です。カフェラテの大定番ですよね。

CMはぜひこちらでご覧ください。

CMはこう紹介されています。

CMの舞台は、とあるIT企業のワンシーン。チームリーダーとして働く窪田さんは、打ち合わせにデスク作業、後輩への指導とめまぐるしい一日を過ごします。そんな中、ふと席を立った先は・・?マウントレーニアをひとくちずつ飲むことで、気持ちがやわらぎ、自分らしい時間が動き出す。そんな瞬間を描いたマウントレーニアの新CM「ほどいて、すすめ。」篇をぜひお楽しみください。

舞台となっているのはIT企業(今風)。窪田正孝さんが出演なさっています。「生活者にとって、商品がどのような存在でありたいのか」そのような思いが込められたCMなように感じます。

窪田さんのセリフは

心をちょっと、やわらげる。前に進むために。
ほどいて、すすめ。

でした。「ほどいて、すすめ。」が核となる広告コピーですね。

なんだかセリフ、そしてコピーからとても柔らかい印象を受けます。この自分が感じた「柔らかい」という印象をもう少し言語化していこうと思います。

マウントレーニアのブランドHPには

何かに集中したい時、新しい発想が必要な時、こころをほどきたい時、自然な気分でいたい時。
マウントレーニアを口にする。 ふっと心のゆとりを取り戻し、ありたい自分が目を覚ます。
こだわりのエスプレッソの程よい苦みとたっぷりミルクのやさしさの、絶妙なハーモニー。それぞれの好みや気分に応える、多彩なフレーバー。
その時、その場所にぴったりな1杯で、豊かで幸せな時間のはじまりを、 マウントレーニアは一人ひとりにお届けします。

こういったことが書かれています。この文章をヒントにコピーを考えると2つのことがわかりました。

①「ゆとり」という価値

マウントレーニアは単においしいだけでなく、そこから一歩先のこころの「ゆとり」までを価値として提供している商品であることを目指しているのかなと思いました。

忙しいと目の前のことしか見えなくなってしまいがちですが、こころをほどいてあげて、またすすむ原動力になりたいという願いが込められているように感じます。


②ミルクとエスプレッソ

「マウントレーニアはそもそも何か?」

カフェラテです。

カフェラテは「ミルクとエスプレッソ」でできているんです。

それぞれどのようなイメージがありますか?


ミルクで思い浮かべるのは、
・「風呂上がりの一杯」
・「夜寝る前のホットミルク」
・「朝食ホテルバイキングの一杯」
といったような感じでしょうか。リラックスしているOFFシーンが多いように思います。


一方、エスプレッソ(コーヒー)のイメージは
・「試験勉強前の追い込み」
・「集中してレポートを書いているとき」
・「朝眠っている目をシャキッとする」
といったような感じです。ONモードの前やONモードの集中を目指す様子が思い浮かんでいます。


それぞれを飲むシーンについて想像してきました。まとめると、

「ほどく」=リラックス、「すすむ」=頑張り

これらを組み合わせるとどうなるのでしょうか。

「ほどいて、すすめ。」=「マウントレーニア」


マウントレーニアは飲んでいる人を無理やり頑張らせるものでも、もうやらなくてもいいよと甘やかすものでもなく、

「一人一人の頑張りを心地よく応援してくれる飲み物なんじゃないかな」と思いました。




そんな、僕のPCの傍らにはマウントレーニアが。

今日もありがとうございました。自分も非常に楽しみながらできた上、勉強になると思ったので今後もやってみたいと思っています。

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