マガジンのカバー画像

168目線

6
運営しているクリエイター

記事一覧

あの日から1年なんとか生きました

あの日から1年なんとか生きました

出張カメラマン & 出張美容師 祝1年

7月7日。
自業自得。自分を信じずに他人に縋って生きたツケが回ってきた。
実力不足、自分への過大評価、決断力の不足、詰めの甘さ、人間力の低さ、
自分は何者でもないとわかってたけど、思い知らされた日。

帰り道はあまり覚えてない。
何もかもどうでもよくなるってあのことなんだと思う。
寝たのかも覚えてない。
いつもの朝。朝のルーティン。
いつもの服。いつものカ

もっとみる
心の断捨離

心の断捨離

"心の中"や"頭の中"を時々整理する。
お部屋の掃除や整理をするように。
きっと少しも変わらない。
時間が経てばホコリは溜まるし、劣化する。
修理や衣替え、捨てたりすることもある。
それは心も頭も変わらない。
僕の心や頭には沢山の引き出しがあって、
きちんと整理しているつもり。
すぐ使う言葉や感情、気持ちや思いは、
その辺に散らかってるかも。

見ないようにしてた。
奥底の隅の更に向こう。
引き出

もっとみる
骨だけが残った享年83歳

骨だけが残った享年83歳

眠れないのか寝たくないのか。
今日もまた吐き出す。

明日が来なければいいなぁ

11/8
25時をまわっても26時になっても
例え、27時を待ったとしても、
8時45分には火葬場に僕はいるのに。
眠れないのか寝たくないのか。

気づけば6時のアラームで目が覚めた。
この状況とは裏腹に水色の髪の僕。
オイルをつけて髪を結う。
白いワイシャツ
親父にもらった黒のネクタイ
黒いズボン
黒いベスト。
1

もっとみる
おじいちゃんが旅立った日

おじいちゃんが旅立った日

きっと何かの形で言葉にしないと壊れちゃう病気みたい。

LINEの通知で目が覚めた朝

“ブーッ”
1つの通知で目が覚めた。
見覚えのあるアイコン。
内容を見なくてもわかった。

あぁそっか。わかった。
すぐに会いに行くね。

夕方頃まで仕事があった。
何年振りかのお祭りらしいこの街は、
僕の気持ちとは裏腹にとっても賑わってた。
不思議と騒がしさや人の多さも気にならない。
否、
それなりに気が参っ

もっとみる
初めて死と向き合った12歳の君へ【小説】2

初めて死と向き合った12歳の君へ【小説】2

こちらの続きになります。

初めて不自由になった。
12歳まで全て思い通りになっていた君は、
晴れのち秋雨、5時間目の終わりのチャイム、
孤りになった。

言葉がうまくでなくなる、
視界も曇った、授業はお経の様、息もしづらい。
初めて不自由になった。

孤独を突きつけられ、
思っていた現実とは違い、
世界は残酷だと知った。

仲良し7人組

ドッジボールで孤独感を投げ払った君。
心からはみ出ないよ

もっとみる
初めて死と向き合った12歳の君へ【小説】

初めて死と向き合った12歳の君へ【小説】

何一つ不自由はなかった。
14歳になるまで1人っ子だった君は、
親からの愛も、その血縁からの愛も、
独り占めして生きてきた。

ありがたい事に五体満足に産まれて、
視力も文句なし、勉強も中の上、運動神経はそこそこ良い。
何一つ不自由はなかった。

孤独を知るまでは、
思い通りにいかない世界を知るまでは、
世界は残酷だと知るまでは。

窓から見える景色はいつもと同じ

いつもと変わらない登校班、班長

もっとみる