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わたしのキャリア|大人の数学講座はじまめした。

新卒以来、「先生」と呼ばれる仕事をしてきました。
日本、アフリカ、そして東南アジアと、場所は変わりますが、やっていることは同じです。

年齢も30代を折り返し、世間的には「中堅」としてバリバリやっていく頃でしょう。

そんな働き盛りの私ですが、仕事を辞めました。良く言えばフリーランス。悪く言えば無職。


「先生」という仕事に憧れを持ったのは、中学生くらいの頃だったと思います。当時の担任をはじめ、学年団の先生たちが、「先生という仕事」をとても楽しそうにやっていたのを非常によく覚えています。
体育祭や文化祭などを先生が誰よりも楽しそうに取り組んでいて、「よく遊び、よく学べ」というのを体現していました。

そんな楽しい仕事なら、やってみたいと思い、有難いことに、この10数年先生と呼んでもらっていました。


私は算数・数学や理科などの理系科目が専門ですが、残念ながら数学という科目は”目の敵”にされることが多いです。

「なんのために数学を勉強するんですか」

子ども達にこのような質問をされたとき、今までいろいろな回答をしてきました。

「数学って実は社会のいろいろなところで使われていてね。例えば・・・」
「受験のために必要だからね」
「そんなことより、まずは目の前の問題やりな」

どんな回答をしても、納得をしてもらえたことはありません。
それはそうです。「なんのために数学を勉強するの」と聞いてくる生徒は、「数学をやらなくてもいい理由探し」をしている生徒です。

だから、ここ数年くらいは、その手の質問がきたら
「数学、楽しいじゃん」
って答えるようにしていました。
もちろん「えー!! どこが楽しいの!?」という反発があるのですが、無理に説得をするよりも多少の効果はあります。

「楽しい」に理由は必要ないのです。

事実、私は数学は非常に楽しい、面白いものだと思っています。


数学に限らず「勉強」は楽しいものです。
なぜ学生時代はそれに気が付かなかったのでしょうか。
年を取れば取るほど、勉強というのが楽しいと思えるようになってきました。

Youtubeでいろいろな人が、分かりやすく解説しているものが増えたのも大きいでしょう。学問の入口が非常に近くなったと思います。

そこそこ ”ガチ”で解説している数学チャンネルの登録者が数10万というのが珍しくないということを考えると、世の中の皆さんもやはり勉強に飢えているんだなということを感じます。

「年を取ってからも勉強が楽しい」という、この感覚。
これを地でやっていたのが「タモリ倶楽部」だったと思います。いい年をしたおじさん達が、どうでもいいことを真面目に議論している姿は、とても大好きだったし、尊敬もします。

そして、私もそういう「くだらないことを面白く」「面白いことを分かりやすく」伝えるよう、授業を行なっていました。


仕事を辞めた今、会社のことを考えなくてよくなったので、さらに自由な指導ができそうです。子ども達への学習サポート、受験指導が中心でしたが、そうではない授業も行なっていきます。

数件ですが、大人の方から「数学を学び直したい」という問い合わせをもらいました。「自分の子どもに教えられるようになりたい」とか「ちょっと仕事で使うから」とか、理由は何にしても、「勉強は楽しい」と思ってもらうことが私のモットーです。

よければ皆様も、数学の「学び直し」を始めてみませんか。上記リンクよりお問い合わせください。(お子様の学習サポートももちろんやっています)

かず

#わたしのキャリア

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