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手づくりの味噌と塩麹|海外だからこそ大切にしたい日本の味

やっぱり和食はおいしい。
歳を重ねれば重ねるほど、そう思うようになってきました。

お寿司とか天麩羅みたいな料理じゃなくて、お味噌汁とか漬物のような素朴な和食を食べると、ほっとします。

もちろん現地にもおいしいものはたくさんあって、それはそれで楽しみの一つではあるのですが、和食の味や香りというのは特別な存在です。ちょっと疲れたときは特に無性に欲しくなります。

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ありがたいことに東南アジアには色々な和食のお店がたくさんあって、外食に困ることはほぼありません(お財布と相談が必要な場合もありますが……)。

買い物に関しても、アジア圏であれば日本と近い食材は入手しやすいので、自炊するのもそこまで難しくないと思います。うまく現地の素材と組み合わせながら調理すれば、そこまでコストをかけなくても、和食(っぽいもの)が作れます。

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そんな中……
最近、調味料って大事だなということに気がつきました。

普段お料理されている方からは「何を当然のことを」と言われてしまうかもしれませんが、良い調味料を使うと旨味が全然ちがいます!

手づくりの味噌と塩麹を購入する機会がたまたまあったのですが、味がちがって驚きました。「旨味」ってこういうことなのか……


さらに今回は自分でも手づくりに挑戦してみました。つくったのは、米味噌・塩麹・味噌床の三種です。


と言っても、すでにメイン材料となる米麹はできあがったものが準備されていたので、わたしは基本的に混ぜただけ。それでも、普段自分たちが口にしている食べ物がつくられる過程を直接体験することができて、すごく興味深かったです。

塩麹・米味噌・味噌床

▼米味噌
米麹、蒸した大豆、塩をまぜるだけ。結構まぜるのに力が必要でした。完成まで約3ヶ月ほどらしいので、じっくり待ちます!

▼塩麹
米麹に塩をまぜて、水を入れたらおしまい。こちらは1週間半〜2週間ほどで食べられるようになるみたいです。作っているときから、すでにおいしそうな香りがしていました。

▼味噌床
気温の高い東南アジアの気候では、糠床よりも味噌床のほうが失敗が少ないんだとか。味噌に出汁粉末とヤシ砂糖とまぜて、あとはお野菜を漬け込むだけ。きゅうりとハヤトウリが漬けてあります。

味噌づくりって難しそう……と思っていましたが、意外とシンプル。米麹さえ手に入れば、いろいろな調味料を手づくりすることができそうです。

いま気になっているのは玉ねぎ麹。少しずつ色々なバリエーションを増やしていけたらいいなと思います。

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海外で生活していると、どうしても日本と比較して「無いモノ」に目がいってしまうことがありますが、こうして自分たちで手づくりしていくのも楽しいです。

これからも無理なく楽しめる範囲で、手づくりにチャレンジしていけたらいいなと思います。


みな

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