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海外の小説を読むようになったキッカケ

こんにちは、カズマです。

今ぼくはあるアメリカ人作家の短編集(文庫本)を読んでる最中です。

なんとなくタイトルとカバー裏のあらすじを見て、僅かながら自分に近い様な人々の姿が描かれてそうだなと思い、上記文庫本を読んでるんですが、今回はぼくが海外の小説を読み始めたキッカケについて綴ろうと思います。

(あくまでも僕個人の体験ベースで話すという、もっぱら趣味に関する話となりますが、自宅で本を読む機会につながればいいなと考えています。)


1. 20代前半の頃

当時ぼくは実家に住んでおり、ツタヤのコミックレンタルをよく利用していた時期があったんですが、自分が読みたいと思ったマンガはほとんど読み尽くしてしまいました。

このあと何を読もうかなと思っていた時、たまたま家の本棚にあった文庫本の背表紙を見て目についたのが村上春樹の「ノルウェイの森」でした。

ノルウェイの森」自体は当然日本の小説ですが、劇中に登場する主人公のワタナベノボル君とナガサワさんというキャラクターが「グレート・ギャツビー」というアメリカで有名な作品を愛読しているという場面や、その他にサリンジャー・ヘミングウェイ・カフカ・コンラッドといった様々な作品に関するくだりを目にし、自分も読んでみたいなという好奇心が芽生えたのがキッカケでした。

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村上春樹の作風はブローティガンやカート・ヴォネガットといったアメリカ人作家の影響を受けており、彼自身もアメリカ文学やイギリス・ドイツ・チェコ・ロシアといった様々な国の文学に触れていたということを知り、そこから外国の小説に触れるようになりました。

とはいえ世の中にはありとあらゆる海外小説が沢山あるので、どれから入ろうか、当時なにを読もうか迷っていたので何も考えずにブックオフへ行った時にたまたまヘミングウェイの短編集が100円で売っており、収録されている短編一つ一つがページ数の少ないものがほとんどだったので、それを買いました。

ヘミングウェイの作品と聞くと一見ごつい感じの印象があるかもしれませんが、短編自体は簡潔な文章で綴られており、読みやすい作品はいくつかあります。

特に印象に残った短編は「兵士の故郷」(原題:Soldier's Home)という、精神を病んでしまい、社会的にも家庭内でも居場所を失った青年の孤独感を描いたこの作品は現代でも通じるものがあるのではないかと僕はなんとなくそう思います。

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翻訳された小説は当然訳す人の独自の解釈によって表現が違いますし、読みやすいものもあれば読みにくい文体もあります。たとえ同じタイトルの作品でも訳す人が変わることによって印象が変わってくるので、その辺の違いを見るのも個人的には楽しかったですね。

本屋へ色々漁っては新しい小説を買って、それを持って近所のスタバやドトール、または郊外の個人経営カフェに行ってまったりと過ごすという感じの生活を続けていた時期がありました。

今となっては長編小説を読むのも一苦労というか、途中眠くなってしまうのが難点ではありますが、短編集なら区切りの良いところで読めるので、ヒマな時や待ち時間であったり、合間に読むには程よいといった利点があります。

2. 現在読んでいる作品

先週半ばに本屋で購入したシャーウッド・アンダーソンの「ワインズバーグ・オハイオ」というアメリカの短編集を読んでる最中です。

その前にもレイモンド・カーヴァー、マーク・ストランド、ポール・オースターといったアメリカ文学であったり、その他にヘルマンヘッセとアーシュラ・K・ル・グウィンといったヨーロッパ諸国の作家の本も過去に読んだことがありますが、2016~7年辺りからはほとんど読む機会が無くなりました。


しかし現在ではコロナの影響で往来自粛を呼びかけている中、これを機会にもう一度読書の習慣を戻そうと思い、今回買ったわけですが、結果的には買ってよかったなと思います。

この機会に直近で読んだ文庫本のリンクを貼っておきますので、もし興味のある方がいらっしゃいましたら、お近くの本屋で手にとって見てみてください。

この他にまだ読んではいないですが、個人的に気になっている作品のリンクも貼っておきます。(こちらは2021年3月時点、映画館で公開予定)


という感じで過去を振り返りつつ、本を読む僅かなキッカケになればと思い、今回の話を綴ってみました。

雑記ではありますが、最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

今後ともよろしくおねがいします。

Thank you for reading to the end.
I hope you enjoy your life.
Have a good day.

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