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サッカー日記No8

サッカーメニューはそれぞれ1週間毎にやる事が決まっているチームが多い。

先ず、オフが明けるとスタミナ強化のトレーニングで90分走れる身体づくり。2日目はスキル中心の戦術、技術のトレーニングを行い、3日目はフィジカル中心のトレーニング。4日目、5日目は主に戦術、技術を試合に落とし込むトレーニングをして、6日目に試合を向かえる。というルーティーンである。

戦術、技術というのはザックリとした表し方にはなってしまうが、チームの課題の解決がメインとなる。陣形が崩されやすいのはどのようなパターンなのか?どのようなパスコントロールが必要とされているのか?身体の使い方、ポジションの取り方は?など様々である。

それが終わった後は自主トレーニングの時間。個人個人が課題としているプレーの質の向上やスタミナ強化はこの時間に追加で行われる。

トレーナーとして、より大事なのは自主トレーニングの時間だと個人的には考えている。個人の課題解決はこなしていく量が大事なのはもちろんなのだが、個人レベルとなってくると姿勢の歪みや認知していない自身の身体の使い方など細かい改善要素が発生してくる。

そこを解決する事でパフォーマンスアップにも繋がる上に、怪我のリスクを減らすことにもなるので一石二鳥である。

今回は自主トレの時間にランニングフォームが定まらずスタミナが向上しない選手がいた。その選手は腰を反らすようなランニングフォームをとる選手で身体が前に進みにくい姿勢である事が明らかであった。普通であれば腹圧を高めるトレーニングを指導し、フォームの改善に向かいたいところだが、

しかし、本人の主張では、「ランメニューを全て走りきるまでのレストで体力が回復しない。」とのこと。

そうなってくると、グリコーゲンが枯渇するのが早い?もしくは消費スピードが早い?呼吸が上手く取り入れられていない?伸張反射を使ったランニングが出来ていない?そもそもリカバリーが追いついていない?などなど他にも多くの要因が考えられることになる(脳神経の可能性もあるが、恥ずかしながらそこの知識はまだまだ自分が話すには不十分だ。)

そこが解決できるように導く事が出来るのが良いトレーナーだと個人的には考えている。トレーナーはあくまでもサポートに徹するべきであり、チームの主役ではないので選手一人一人が活躍できるように今後とも努めていきたい。

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