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田舎オタクの見た山形県

これは学生時代に全都道府県を踏破した旅人の目から見た各都道府県の魅力を書き綴った記事である。

友人と行ったり、一人で車中泊をしながら旅したりと、さまざまな方法を駆使し、社会人となる前に全都道府県を踏破することができた。

なお私は友人に引かれるほどの田舎好きなので、回る箇所は自然遺産がメイン、自然へのポエムが飛び出すときがあるが、暖かく見守ってほしい。

まず紹介するのは山形県。福島から旅に出た私が最初に向かった場所である。

隣県のため、よく訪れてはいたが、観光名所はあまり知らなかった。

しかし、深い山と町並みが調和し、そこから広がる盆地には田園風景が美しい、そんな印象を持っていた。

[この記事に登場する場所]
・立石寺
・肉そば まいづる
・銀山温泉
・文翔館
・七日町御殿堰


気になる場所があれば読んでいただきたい。

・立石寺(山寺)

東北、北海道15日間の旅の最初の目的地に選んだのは、「山寺」として名高い立石寺(りっしゃくじ)。

周辺は昔ながらの建物が多く、その非日常感が私の心をくすぐった。

[豆知識]
立石寺は天台宗の寺院で、860年に天台座主第3世慈覚大師円仁によって建立されたそう。(誰だろう)
松尾芭蕉の「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」という句は、この地で生まれたものである。

さっそく登ってみることに。

登山口を探し辺りを散策していると名物玉こんにゃくが境内付近で販売されており、お店のおばさんとお話ししながらおいしくいただいた。

割と急な階段をひたすら登る。

長期の旅の中ではこうして体を鍛えていかなければ、体は錆び付き途中で壊れてしまう。

これはいいトレーニングだ。

もはや階段で登山をしているようだった。

途中で現れる看板や興味深いオブジェクト(?)を楽しみ、道行くおじいさん、おばあさんにお辞儀をしながら登る。

30分ほどで頂上にたどり着いた(気がする)。

右上に見える祠のような建造物は、山寺を知る方ならご存じではないだろうか。

断崖絶壁の上に建立されており、あそこに行くことはできなかった。

やや曇りの天気のなか、梯子のように降り注ぐわずかな太陽光が神々しく山々を彩った。

そしてこれが、山頂にあるまた別の場所から撮影した景色である。

自然と調和する家々。

これがイメージしていた山形の原風景。

いい旅になりそうだ、と思った。

なお、この地で興味深かったのは山頂付近の寺にポストが設置されていたことである。

郵便局員の方は頻繁にこれを登り降りしているのか、足腰が強くなりそうだ。

山形には全国でも珍しい即神仏が見られるお寺があるそうなので、ご興味のある方はぜひ。私も見てみたい。

・肉そば まいづる

登山をしてお腹が空いたので、お昼を食べることにした。

大学の知人が紹介してくれた、東根市の「 まいづる」さんで。(一気に北上)

オススメの肉そばをいただいた。

そばといいつつも麺はそばとラーメンの中間のようで、さっぱりしつつ食べごたえがあった。(写真は撮り忘れた)

・銀山温泉

腹ごしらえができたところで、山形でずっと気になっていた、銀山温泉(尾花沢市)を目指した。

町を外れ山道に入る。

かの有名な大正ロマンあふれる建造物は、本当にこの山奥にあるのか?と思ってしまった。

駐車場からしばらく歩くと、あの建物が見えてきた。

それは、この場所だけ時代が取り残されているような、なんとも神秘的な場所であった。

昭和や江戸時代の建造物とはまた異なった、「大正時代」を思わせる艶やかさと独特な雰囲気に、私は虜になった。

しかし台風が接近していたこともあり途中でとてつもない土砂降りに見舞われ、恐怖を感じたのでカレーパンを食べて早々に立ち去った。

もう一度、のんびりと大正気分に浸りに行きたい。

・印象に残った場所たち

その他山形には私の出身地と同じ名前の「金山町」という場所があり、通過して喜んだ。

町の規模は山形の金山町が圧勝だった。

また、別途で訪れた山形市には旧県庁で現在は無料公開されている「文翔館」や、新名所の「七日町御殿堰」という商業施設も魅力的だった。

山形は歴史を大切にしている印象を受けた。

あと、そばのこしが強くて本当においしい。

隣県なのでこれからも魅力を発掘しに行きたい。

結論、山形いいとこ!

次は、秋田県!

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