旅する百姓 カズキ

1996年生まれ、福島県金山町出身。 福島大学在学中に車中泊をしながら日本一周。 社会人1年を経て地元にUターン。「おおたけ農園」を開業し、農業、観光業を通じて町の認知度を高めるべく活動中。 noteの内容は旅ログやエッセイ、読書感想文など。

旅する百姓 カズキ

1996年生まれ、福島県金山町出身。 福島大学在学中に車中泊をしながら日本一周。 社会人1年を経て地元にUターン。「おおたけ農園」を開業し、農業、観光業を通じて町の認知度を高めるべく活動中。 noteの内容は旅ログやエッセイ、読書感想文など。

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  • 読書感想文

    読んだ本の印象に残ったところを超簡単にアウトプット。ワンフレーズでも自分がすぐに実行するためのメモ代わり。

  • 思考の部屋

    疑問に思ったことや考えたことを文字に起こし整理しようとして書いた偏見まみれのエッセイ。 暇な方、議論や哲学、考察が大好きな変人はぜひ。

  • 田舎オタクの見た全国

    全都道府県を踏破した田舎オタクが見た景色を都道府県別に紹介するシリーズ。

  • ライフハック

    よりよい人生を送るために、私が考えたり実践したりしていることをまとめた。

  • 旅ログ

    趣味である旅の様子を日記のように綴る。

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はじめに。

私は、高齢化率全国トップの、いわゆる中山間地域で生まれ育った。 剣道、茶道、水泳、英会話など、昔から習い事をするが全く続かない、飽きっぽい性格だった。 そんな中、小学校高学年の担任に影響され、野球と出会い、大学まで続けた。 野球部を引退した後、社会人になる前に全国をこの目で見ようと、車中泊をしながら旅し、全都道府県を踏破した。 新卒でFC事業を展開する地元会津の会社で、フィットネスジムのインストラクター、系列会社のガソリンスタンドを経験し、健康の知識を得た。 そして

    • 人を襲うクマ

      羽根田 治 2017 山と渓谷社 これまでに起こったクマの事故が生々しく記されている。 私の地元も毎年クマの被害が出るので、もっとクマを知りたいと思って読んだ。 やはりクマは自己防衛のために攻撃をしてくることが大半で、下手に刺激をするのは逆効果なのではないかと感じる。 それ以前に、まずは出会わないこと、その環境づくりが最優先事項だと、この本では述べられている。 教訓を生かし、野性動物とは上手に共存していきたい。

      • 宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の1

        小野雅裕、2018 あなたは想像したことがあるだろうか。 この空の上に広がる壮大な世界を。 身近に考えることがあまりない宇宙についての歴史や人類の研究を教えてくれる本。 未知の世界だからこそ惹かれるものがある。 いつだって不可能を可能にしてきたのは、人間の「想像力」。 遠い話のようで、身近なことに生かせることがたくさん詰め込まれた本だった。

        • 「教育」の圧倒的矛盾

          「挨拶をしっかり」 「返事をしなさい」 子どもにはそう教える。 当の大人は挨拶をしない、返事は雑。 子どもはやさぐれ、大人の言うことを聞かなくなる。 よくあるストーリーだ。 サービス業に従事していれば、お客様に必ず挨拶をする。 たとえそれが業務のためであっても、毎日、毎回、知らない人にも頭を下げる。 「いらっしゃいませ」 「ありがとうございます」 内心がどうであれ挨拶をしっかりできる人は「マナー」を知っている。 しかし、そこに従業員と客の主従関係のような

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        記事

          日本人の勝算

          デービット・アトキンソン 2019 東洋経済新報社 読みながらぱっと出てきた感想は、「これは私に向けて書かれた本ではないな」。 日本の国家レベルの根本的な構造の課題に触れているので、私にはどうすることもできない。 しかし、この本に書いてあることが実現すれば、日本は人口減少に負けずに経済を発展させることができるのではないかと感じてしまう。 また、考え方の規模を小さくして自分の展開したい事業に当てはめていけば、よい教材になりうるとも感じた。 とりあえず政府で働く方、読

          近くにあっても見えない

          街が苦手だ。 高層ビル群に囲まれていると気分が悪くなるくらいには。 だから休みになると車を走らせ、海や山へ向かう。 そして同じ道をたどり帰ってくる。 街が遠くに見えた瞬間、自然の中に帰りたくなる。 ふと、市街地の奥に、山が神々しく立っているのが見えた。 「なんだ、近くにあるんじゃん」 普段はビルに囲まれ見えない峰々は、市街地から離れてみるとよく見えるものだった。 ものごとから一歩引いて広く見ることの大切さを再認識させられたできごと。

          近くにあっても見えない

          穂高小屋番レスキュー日記

          宮田八郎 2019 山と渓谷社 長野、岐阜県境にある穂高岳の山小屋で20年以上にわたりレスキュー活動を行ってきた著者のノンフィクション。 臨場感たっぷりで、山の恐さと素晴らしさが文字だけで伝わってくる。 印象に残ったフレーズを3つほど紹介。 ・下界の肩書きなんぞ山では何の役にも立たない山では、社長だろうがホームレスだろうが、同じ人間であり、偉い偉くないなどはない。 誰であろうと平等に、山を舐めているようであれば戒め、助けを求められれば絶対に助ける。 ・山に民主主義

          穂高小屋番レスキュー日記

          40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方

          寺澤伸洋 2020 電子書籍 対話形式で、とにかく読みやすい。 そのうえ仕事を効率よくする考え方、伝え方などが分かりやすく載っているので、しっかりと復習して落とし込んでおきたい。 以下、印象に残ったフレーズを3つほど書き留めていく。 ・悩まずに考えるんだよ。考えると物事を前に進めることが出来るからね。私たちは人生や仕事において、どうしようかと「考える」。 しかしそれはただ不安や不満を口に出し、「悩んでいる」だけになっている可能性がある。 「悩む」と思考は停止し、物

          40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方

          田舎オタクの見た北海道4(湧別、網走~根室)

          これは学生時代に全都道府県を踏破した旅人の目から見た、各都道府県の魅力を書き綴った記事である。 友人と行ったり、一人で車中泊をしながら旅したりと、さまざまな方法を駆使し、社会人となる前に全都道府県を踏破することができた。 なお私は友人に引かれるほどの田舎好きなので、回る箇所は自然遺産がメイン、自然へのポエムが飛び出すときがあるが、暖かく見守ってほしい。 今回は第4段、道東編。 日本本土最東端の根室までの旅だ。 この回で紹介する日は非常に貴重な経験をしたため、鮮明に記

          田舎オタクの見た北海道4(湧別、網走~根室)

          自転車と、旅がやめられない理由。

          買い物がてらにサイクリングをよくする。 最小限の力で最大のパワーを生み出す。 自分の力でこれだけのスピードを出せているという事実がたまらない。 自転車というものは人力の限界を突破してくれる気がする。 そして、周りを見渡しながら走る余裕がある程度のスピード。 1度通りすぎてしまっても頭に引っかかるものがあればすぐに引き返すことができるフットワークの軽さ。 手軽に乗って、気づけば遠くまで。 地図を見ずに家まで帰れるか、大冒険。 自転車って楽しい。 そして、目的地

          自転車と、旅がやめられない理由。

          ぺこぱに習う、多様な価値観の受け入れ

          私は、他人の価値観を否定しないということを念頭に置いて話をしているということは以前も書いた。 そのようなスタンスでいると、友人から「ぺこぱじゃん」といわれるようになった。 ぺこぱとは?気になって調べた。 2019年M-1で3位入賞しブレイクしている、シュウペイと松蔭寺太勇のコンビ。 シュウペイのぶっ飛んだキャラと、松蔭寺の否定しない優しいツッコミという、新しい漫才が売りだ。 YouTubeでネタやトークを見れば見るほど、彼らに引かれていった。 ネタ外でもシュウペイ

          ぺこぱに習う、多様な価値観の受け入れ

          僕らはSNSでモノを買う

          飯髙悠太 2019 ディスカヴァー・トゥエンティワン SNSを使ったマーケティングを学べる本。 著者、後輩、その先輩の三人が対話をする形式で話が進む場面もあり、身近な例に落とし込みながら読むことができる。 この本で何度も出てきたワードが、「UGC」と「ULSSAS(ウルサス)」の2つ。 「UGC」は第3者の口コミの事で、「ULSSAS」はUGCを機転に展開していく事業の略称だ。 詳しく知りたい方は読んでみてほしい。 なんのためにSNSを使ってマーケティングを行うの

          僕らはSNSでモノを買う

          面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた →そしたら人生観変わった

          堀江貴文 2016 KADOKAWA ホリエモンが獄中などで読んだ面白いマンガの紹介をする本。 マンガはあまり買わないが、人生に影響を与えてくれる作品に思わず出会えるときがあり、軽視してはいけないメディアであると実感している。 ここでは普段あまり耳にすることのなかったマンガをたくさん紹介してくれている。 Kindleで読めばすぐにマンガを検索できるためオススメだ。 特に社会の闇、裏を赤裸々に描くマンガは自分が知らない世界を知ることができそうで興味深かった。 マンガ

          面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた →そしたら人生観変わった

          武器になる哲学

          山口周 2018 KADOKAWA 率直に面白かった。 なぜ哲学を学ぶのかというところから、50の事例をビジネスや日常の考え方に生かすことができるように、というところまで書かれている。 哲学というものは、用語の解読が難解なうえに我々の日常生活に落とし込むのが難しい。 この本も哲学特有の理解しづらさがあるものの、要点をつかむのは容易く、読みやすかった。 久しぶりに反芻したい本に出会った。 再読し、各事例を読み込んでしっかりと自分の中に落とし込んでいく。 この本

          相手を尊重しているつもりが、そうは受け止められていなかった

          私は自分と異なる見識をもつ人の話を聞いて議論するのが好きだ。 しかし親からは「お前は自分の考えを持ちすぎる」とよく言われる。 当の私は、相手の立場を理解し受け入れることを前提に議論をしているつもりであった。 それでも対話をする人から見れば、私は自分の考えを押し付けるような話し方になっていたようだ。 確かに振り返ると、自分の考えがいかに正しいか分かってもらうように努めている言葉の選択だったように思える。 立場の異なる相手を理解しているつもりでも、話し方や受け取り方によ

          相手を尊重しているつもりが、そうは受け止められていなかった

          大学に行った意味をいつのまにか履き違えていた気がする

          窮屈で、退屈だ。 最近そう感じている。 弊社はいい会社だ、数年後には私も自分の店舗を持てるだろう。 しかし、今それ以上にやりたいことができた。 正確には、ずっとやりたかったことが形になった、というのか。 いつか、「暇が鬱をつくる」という言葉をどこかで聞いた。 本当にその通りだ。 人は暇なとき、あることないこと、余計なことまで考えてしまう。 しかしネガティブなことではなく、ポジティブな考えをすることができれば、暇な時間は一気に自分の人生を前へと進める時間になる。

          大学に行った意味をいつのまにか履き違えていた気がする