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オールドレンズで見える世界。

こんにちは、kazukame12 の KAZU です。

オールドレンズを買いました。

Ai Nikkor50mm F1.4S

マニュアルフォーカス時代のレンズです。
比較的に綺麗なレンズで…
この状態の良い物は、なかなか無いと思い…

買ってもた。

2月半ばから…4月はじめまで、3日しか休んでなかったから、自分に、ご褒美。笑

1977年の設計だと、教えてもらいました。

∞マークの下にある「●(ドット)」が
Ai  Nikkorのチェックポイント…
らしいです。

 
Ai Nikkor 50mm f/1.4s には、後期型もあって
数字の色が、16 がオレンジ色  11 が青色
そして、5.6 が黄色になっています。
1981年〜2020年だったかな?
オートフォーカスの時代になっても
作り続けられていたなんて…
ちょっと凄いですね。


オールドレンズは、詳しくは無いですが、ピントを追い込むのは、楽しいですね。


もちろんオートフォーカスでも、ピント面は考えていましたが、オートフォーカスは「パッと」瞬間的に合うので、露出と構図に、ピント面が引き出す光のバランスやイメージをメインに、写真を撮っていたと思う。

オートフォーカスが早ければ早いほど…
どちらかといえば、商業写真に近いものがあるように思います。

型にはまっていくような、感覚。

それが間違えでは無いのですが、写真は自由であるべきだと思うのです。

マニュアルフォーカスだと、ピント面を動かすので、意図に繋がる空間に、気が付いたりします。



オートフォーカスの速さ = 良い写真

では…無いですね。


オートフォーカスの機能性よりも、イメージから設定や思い描いた構図で撮れる場所(撮影者の立ち位置)に、移動する正確さのほうが大事なんですね。



写真には、伝えるための「表現力」や「空気感」「質感」や「時間軸」その、いろんなイメージと意図が大切なのだと、改めて思います。

マニュアルフォーカスの、良いところを言うとすれば…

ピント面をゆっくり動かすことで、見えてくるものがある。

 
細く、しなやかな植物越しに
ベンチを撮ると
なんだか…
木陰を通り抜ける風を感じた気がします。
 
実際、風に草も揺れていましたよ。
この日は暑くて
木陰で涼んでたの。

 
オートフォーカスなら
そんなことを感じる間もなく
一瞬でベンチに合うと思います。
 
写真のピントは何を見せるかで
空気感もかえてしまう。
 
スペックだけでは良い写真にならないのは
そういった条件で意図がかわるからですね。


最初に、撮ろうとしたのは、こんな感じ…

これはこれで
強くなり始めた日差し…を表現したいなら
ベストかな~と思いますが
1枚目より写真の中に
温度差を感じないですね。
 
最初のイメージだけだと
これで満足していたように思います。
レンズのテスト撮影なので
考えてからと言うよ
楽に撮った写真ですが…


僕は、基本的に楽しく撮りたいのが、メインですが…笑。

教えることもあるので、ちょっと、考えちゃいますね。



 
このレンズでは玉ボケが
バブルボケのようになるみたい。

ちょっとシャボン玉みたいで楽しいです。
 
マニュアルフォーカスだと
ピント面を合わせない選択肢も
あったりします。
 
心地良い雰囲気を感じると
フォーカスリングを回してる途中でも
シャッターを押しちゃいます。


オールドレンズは、白とびしそうな部分が「飽和状態」に崩れる感じがありますが…

オールドレンズだと、楽しめます。


葉っぱが、日差しでキラキラしていました。
 
最近使っていたZレンズだと
見たままのリアルな光の量に撮れます。
 
オールドレンズのコーティングが弱い
レンズならではの欠点の部分ですが…
味と思うと良いですね。
 
ちゃんと写らない飽和状態も
2万ちょっとの値段で手に入れられたレンズなら
楽しくなるのが…不思議な感じですね。



撮っていて、この光の飽和状態が、LEICAと同じように感じました。

LEICAじゃなくても…

光を吸い込んだような感じ、撮れるやん。♡

って、テンションが上がりました。

シャープネスは、当たり前ですがLEICAの方が硬いです。
ただ…LEICAは、接写出来ない制限がされているのかな?
(80cmくらい離れたところからピントが合う)
理由は、きっと…
シャープに作られたレンズの背景の荒れ対策と、レンジファインダーの素通しで見るファインダー。

2つの映像を合わせてピントを合わせる作業をするので、近すぎるとピント合わせが出来ないから、近くを撮る設計になってないのだと思います。

ファインダーの都合上の設計なのでしょうね。

触ったことはないけど…LEICAにも、普通のファインダーもあります。





カメラにレンズをガッチャンコ。
かわいい!


Nikkor 50mmは、ファインダーで、レンズ越しに見て撮影する一般的なスタイルなので、レンズに入る光の揺らぎみたな変化もリアルに感じるので、センサーに届く光を確実に認識しながら撮影が出来ます。

普通に45cmまで接近して撮れます。
F1.4では、ピント面に柔らかさを感じるので、オールドレンズらしい写りでドラマティックです。

ボケも45cmまで近付けるので、ボケを作る要素(カメラの撮像面と被写体の距離…)からの、柔らかさを出せるので、空気感を作るように感じます。

3次元的ハイファイの思想は、Nikonに昔からあったのでしょうか?


硬いLEICAか? 柔らかなNikonか?

個人的には、背景のボケが綺麗だと嬉しい…

ま。
どちらも欲しいなら…

Zレンズ買えば、開放から細い線でありながら、とてもシャープ、ボケも現代のレンズの中でもトップクラスに入るくらい、美しくとろけるボケなので、満足出来ますね。



でも、オールドレンズは楽しいですね。



LEICAは…100万するレンズですが、こんな2万ちょっとのレンズと、飽和状態が同じ感じ!なんて言うと…

怒られるでしょうか?

大丈夫ですね。

ただ、同じに見えたのだから、それ以上でも、以下でもない素直な感想ですからね。

(映画を見ても、海外と日本のシャドウの使い方が違います。当たり前ですが、光の扱いも変わりますよね。)





Ai Nikkor 50mm f/1.4 s


パッと撮っただけですが、作例としてはリアルで良いかな?


1枚目は、木の葉が風に動き出す中で、八分休符入れてからのシャッター…笑、「ウン、パシャ」みたいな感覚で、影をつかまえてみました。




 
光の波紋




 
暑い夏の予感



 
飛行機雲は水彩画のように



 
ミツバチが気づくまでの待ち時間





 
密やかに





  
光に咲く




何枚か、撮影したけれど、マニュアルフォーカスが、嫌にならなかったので…笑

今のところは、素直に楽しんでいます。


アトムレンズみたいな強烈なフレアやゴーストは無いです。
なので、使いやすいオールドレンズと言った感じが、第一印象でした。


Zレンズが、開放でもシャープなので、久しぶりに、「あっ少し絞らないと…」なんて作業があって、楽しいです。笑

新しいレンズでは、絞らないとシャープに撮れない…なんて、もう無いですよね。

ミラーレス時代のレンズは、ピント面のシャープネスを担保されているので、被写界深度をコントロールするだけで、表現が出来るので使いやすいです。

オールドレンズは、表現力と言うよりも、フィルター効果として考えると、入りやすいですが…

年代や個体差で変わるので、買うのが難しいです。



オールドレンズお持ちの方は、いますか?

いい相棒と出会えたなら、沢山写真を撮って、楽しみましょうね~。




それでは、良い写真ライフを!








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