津田塾のオンライン授業の実態
4月から大学生になり、楽しみにしていた大学生活は消え、週一時間のハイブリッド以外オンラインという状況に不満たらたらでしたが、「良いんじゃないか?」と最近思い始めてきました。というのも、津田塾ならではの教育の特徴がオンライン授業と相性が良いからだと思います。
津田塾の教育の特徴2つ ①少人数制 津田塾で、創立当初から大切にしていることは、少人数制の授業によって学生それぞれの個性を伸ばすことなんですけど、それがオンライン授業と相性がいいんです。だいたい、1クラス20名なので、オンライン授業でも毎回点呼とることが可能なんです。これによって、オンライン授業のデメリットの一つ「聞いてなくてもばれない」という事態を回避することができます。 あとは、少人数のおかげで質問がオンライン授業でもできますし、先生方も一人一人にこたえることができる環境ができています。この質問ができるっていうのは、対面の時よりしやすいんじゃないかなと思います。対面の時って、空気と気にして、質問しずらいじゃないですか。だけど、オンラインだとzoomのチャットで先生個人にメールを送ればいいから、タイミングとかクラスメイトの表情とか気にせずに質問できるんです。「情報(パソコン)」の授業とかだと、わからない人には画面共有を使って教えてくれます。オンライン授業って、基本的に対面より劣るものって考えられてますけど(一部のメディアや文科省では)対面に勝るメリットをいくつか持って教えてくれます。
②女子大 津田塾大学は女子大なのですが、これが重要なポイントなのではないかと思います。というのも、私自身、中学は女子中に通い、高校は共学の学校に通っていたので、女子だけの環境と男子もいる環境の違いが身にしみてわかります。やはり、男子がいると、女子が発言をしたり、リーダーとなったりする機会が損なわれます。もちろん中には男子がいても自分がしたいことをできる人もいますが、浮きます。勉強においても、男子がいるとただ勉強をすればいいというだけではなく、男子を立てなければいけない、女性的であることを強いられるので、十分に勉学に励むことが難しくなります。これらのことを強制しているのは、男性なのではなく、「そういうものなんだ」という空気感が原因です。しかし、女子だけの環境であれば、女性として見られるのではなく、ひとりの人間として見てくれます。この環境のおかげで、恥ずかしがることなく、質問だけでなく、自分の考えをzoomのマイクを通して発言することが可能ですし、同様に勉強意欲の高い人々が集まっているので、対面の時と変わりなく、意見交流をすることが可能です。
最後に
ただ、やはり、高校の友人で学生数の多い私立大学に行った子たちの話だと、人数が多すぎて授業ができないからと、資料だけ配られたり、出席確認が不可能だから、授業後のアンケートさえ出せば、出席になるという現状だそうです。一概にオンライン授業の方がいいとは言えませんが、津田塾に関して言えば、オンラインで全く問題はないですね。
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