和のはなカズハナ
あまり気負わずに 自由気ままに 思い付いたことをテキトーに書く それが「カズハナ律」です
ブチシリーズ最新作。
ブチ(雑種犬)と片田舎に住む少女(かずちゃん)の物語。
ブチ(オス・雑種)と片田舎に住む少女の物語
23909 斜め上から躊躇なく刺さってくる9月の午後の日差しは、夏のバカ野郎どもの残骸のような鈍い熱で、少しでも油断したらすぐに日焼けしてしまう厄介なやつだが、とにかく夏が終わらないでほしいという情けない未練がましさが、この厄介な日差しに愛おしさを感じている。そんな自分を俯瞰でみてしまうと自分が不憫に思えてしまって、結局は感傷的な気分になってしまう。 夏の中に秋が混じっていた半月前とは違って、秋の中に夏がしぶとく残っている為に、この季節は特有の残念感を出してしまうのかもしれな
私は春の夕暮れ時の月が好きです。 満月を迎える少し前の月は、日が沈む頃に東から東南の空に見る事ができます。 3月から5月くらいの春の夕暮れ時、日が沈んでしばらくの間の青紫の空。まだ低いところにある月は靄がかかっていることも春にはよくあります。 そんな月を見ているとなんていうのかな? エモっ!っていう感じになります。 エモいって凄い言葉ですね。 英語で感情的という意味の《emotional・エモーショナル》からきているようですが、新しい気持ちを表す日本語として《エモい》は確
絆ってなんだろう?具体的にはどういう感じなのだろう?ふと気になってしまった。 そんな事を考え始めたのは、休みの朝、布団の中でダラダラダラダラしていた時のこと。 絆は、家族とか仲間とか人と人の繋がり的なものを表すときに使う。印象としては良い方のイメージの言葉である。 「絆」という漢字は糸へんに半(うえのてんてんは八の字のような外開き)と書く。 撚り合わせた糸や紐のように絡まり合って繋がっていく様を言うのかなと、勝手に想像する。 撚り集まって助け合い強度を増していく。それが長く
利根の上流 雪景色 作詞・作曲 カッパ車掌 唄 小石川イワナ 燃えるような紅葉が散って 奥利根の山に雪が降る 静かに静かに降る降るる〜 すべてが白くなっていく 新緑のさわやかな季節(ころ) 貴方は初めて現れた 渓流釣りをするために ヤマメやイワナを釣るために 木陰でコッソリ見ていた私 私の心も釣られちゃった カッパの仲間はみんな言う 人を愛しちゃダメだって プロの釣り師はダメだって 雪よ あゝ雪よ 私の心に降り積もれ 雪よ あゝ雪よ 私の心を凍らせて ホ
2023 今年もよろしくお願いします。 昨年は、noteで《カッパフィールド》というお話を披露しまして。数名の方に私の作ったお話を読んでいただけて、それだけでも価値がある経験が出来たものと思っております。 今年もこのnoteで何か出来るといいな。 昨日(1/3)の深夜番組で、カッパの格好をした芸人さんが(良い意味で)非常におバカな芸をされていて、声を上げて笑ってしまいました。新年早々大バカ笑いが出来て、今年は間違いなく良い年になりそうです。 そのカッパの甲羅が非常にリアル
カワタロウへ お元気ですか? 今は2022年の11月です。11月にしてはあたたかい陽気です。これから急に寒くなるのかな?寒いのは苦手だけど、寒くならないと見られない美しい景色もこの世界にはたくさんあるからね。 カワタロウは、今は何をしているの?まだ7次元のスピリットなの?それともこの3次元の世界のどこかにいるのかな? たぶんだけど、3次元の世界にいるような気がする。いや間違いなくいるね。カワタロウにはやっぱりウグイス色のマスクをしててほしいな。でもウグイス色のマスクなん
トンネルを抜けた電車は、田んぼの中を走っていた。田んぼの中にぽつりぽつりとみえる雑木林は水田に浮かぶ島みたいだ。 「なんかこの辺、ウチの近くに似てる」 見覚えのある景色を見てちょっとだけ安心した。 遠くには堤防らしきものがずっと続いている。そしてしばらく進むと緑の橋が見えてきた。 「ブチ見て、あの緑の橋!」 「かずちゃん、あの緑の橋っていつも散歩にいくとこにかかってる橋だワン」 「あの橋が見えたって事は、もうすぐ駅だよ。そこでこの電車から降りよう」 電車は踏み切りに差し掛
窓の外はすっかり日が暮れて暗くなっていた。 提灯を持った大勢のカッパ達が、どこかに向かって歩いている。 提灯の大行列。電気の灯りとはひと味違う。ロウソクの揺らめく炎は、それ自体が生きているようだ。 提灯の行列には、カッパだけではなく、キツネやタヌキ、イノシシやクマもいる。中には妖怪っぽい子もたくさんいた。 「3次元に存在する様々なスピリットが集まってきているね。肉体の目では見えない存在たちだよ。目には見えないけど、この3次元の世界にはいろんなスピリットが存在しているからね
電車の中には私とブチしかいないようだ。 窓の外は真っ暗。トンネルの中を走っているのだろうか?白々とした電灯の灯りが逆に寒々しい。ブチがいるとはいえ、一人で電車に乗るなんて初めてだ。もの凄く心細い。 ブチも、どうしていいのかわからない様子。とにかく舌を出してハーハーしている。 突如、車両の前のドアが開いた。そして乗務員の人が現れた。 「えー本日はカッパ鉄道をご利用いただき誠にありがとうございます。えーこれから乗車券を拝見させていただきますので、お手元に乗車券をご用意してお待ち
「せっかくこのカッパフィールドを作ったんだから、ゆっくり楽しんでいってよ」 カワタロウと私は片隅にあるベンチに腰を下ろし、しばらく話をした。 「7次元って、どんな所なの?」 「とっても気持ちいいんだよ。ふわふわしてる。かずちゃんがお日さまに干したお布団はふわふわして気持ちいいって言ってるよね。そんな感じかな」 「あったかい所なの?」 「うん、暑くもなく寒くもなく丁度いい感じ」 「一年中?」 「一年中、ずーっと。っていうか永遠に。しかも、勉強しなくていいんだよ。仕事もしなくて
この風変わりな雨ガッパは、河童でも宇宙人でも幽霊でもなく、自分は7次元のスピリットだと言う。私からしたら、河童も宇宙人も幽霊も7次元のスピリットもあまり変わらない。ぶっちゃけどうでもいいけど、なぜ私はテレパシーでコイツやブチと会話が出来るのだろう? 「キミが今テレパシーで会話できるのは、3.8次元のこのカッパフィールドにいるからだよ」 「4次元なら聞いたことあるけど、3.8次元ってなんか中途半端じゃない?」 「キミとボクがコンタクトできるギリギリの次元が3.8次元。それ以上
ブチと徒歩10分ほどの所にある川に向かう。 道路は、昨夜の大雨でまだ濡れていた。空は厚い雲に覆われ、丁度いい感じに風がふいていて気持ちよかった。 夏の暑い日は、アスファルトの地面がもの凄く熱くなる。それで犬の肉球が火傷してしまわないよう、朝晩の涼しい時間にブチを散歩させていた。 でも、今日に関しては、ブチの肉球の火傷の心配は無さそうだ。 とうもろこし畑のそばを歩いていると、道端にセミの死骸が落ちていた。ブチがその死骸を鼻でツンツンすると、セミが突然動き始めた。 ブチも私も、
198X年 8月 X日 曇りのち晴れ 昨夜から降り続いていた大雨が、朝になってやっと降り止んだ。 夕べは、もの凄い雷の音であまりよく寝られなかった。ピカッと光った瞬間に「ドッカーン」「バキーン」という音が何度も何度も轟いていた。 「スドーーーン」という大きな音と共に地響きがした時に、お父さんが近くに雷が落ちたかも知れないと言っていた。私は、UFOが雷に打たれて落っこちたんじゃないかと思った。 朝ご飯を食べ終えてテレビを見ていると、お母さんにいきなりテレビを消された。ブチッ
あまり気負わずに 自由気ままに 思い付いたことを テキトーに書く それが「カズハナ律」です 少し前から、仕事を始めました。 パートタイマーのお仕事です。 週に3日パソコンに向かって、カチャカチャやっています。 オフィス街にパンプスを履いて通っています。 スカートはほとんど履きません。 パンツスタイルです。 お昼は、お弁当を持参しています。 たまにパン屋さんでデニッシュを買って、お昼に食べるのが、密かな楽しみです。 仕事を始めてよかったなぁと思うことは、以前よりもいろ
あまり気負わずに 自由気ままに 思い付いたことを テキトーに書く それが「カズハナ律」です だいぶ前のnoteに、 「COFFEE AND CIGARETTES」という 映画をアマゾンプライムで見たいと書いたのですが、 つい最近見られるようになっている事に、気が付きました。 早速、見ました^ ^ 「COFFEE AND CIGARETTES」のレビュー(レビューは、ちょっとカッコつけ過ぎか?^_^;)を書いてみたいと思います。 オムニバス形式の映画です。 どのお話もコ
あまり気負わずに 自由気ままに 思い付いたことをテキトーに書く それが「カズハナ律」です 100円ショップによく行く たまに「こんなのあったらいいな」というものがGETできる 最近買って嬉しかったモノは 全面に糊が付いている付箋 ノートを書く時 目立たせたい部分に使う 普通の付箋だとペラペラしてしまう それが以外とストレスだった 全面に糊が付いている付箋て もはや付箋というよりもシールかもね 白いネームシールは以前からあったけど やはりカラフルな方が目立つしカワ