「テーブルに一輪の花」京都で実績を出した夫婦改善の話。
「ダイニングテーブルに一輪の花を」夫婦の関係をよくするために、まったくどうしてどんな関係があるの?そんな必要があるの?ふたりの関係がよくなっていった、そんな話です。
惹きつけるものはなに?
突然ですがこの鳥居、どこかわかりますか?すぐわかったあなたは、かなりの神社好きですね(笑)
はい、こたえは・・・ここです!
和歌山県・熊野本宮大社のそばにある「大斎原」(おおゆのはら)
まーっすぐの田んぼみちをてくてくと歩きます。まわりはなにも建物がほぼなくてだだっ広い田んぼがいくつもそこにあるだけです。
大地をそよぐ風がさあ〜っと頬をなでてくれ、すごく心地よいのです。
この鳥居の先には、明治時代そこにあった熊野本宮大社跡の原っぱがあります。ここを「おおゆのはら」とよびます。撮影禁止のため鳥居から先の写真はありませんがこの原っぱに、特別なにかがあるわけじゃないんです。
ただ、そこに「あった」という事実だけ。それでも、いつ訪れても、人が途絶えることはありません。人をひき寄せる、なにかが確実にあるのです。
静寂とおおらかさと心地よい風。そして清らかな空気。ときどき聞こえる鳥のさえずり。上空にトンビが滑空するときも。
私たち日本人はお正月になると神社に行きますが、ひきつけるもの、あるいは「行かないと」と思わせるもの、いったいなんだと思いますか?
いい空間に身をおきたい
居心地よくて神聖で清らかな空間がいい。そんな場所へのあこがれ、畏敬の念。年始に神社へお参りする人もとてもおおいと思います。
それを年始にたった一度だけの行事にするより、毎日毎日を「神聖で清らかな居心地よい」場所へ自分をおいてみませんか?
だれもが「心地よい空間」に身をおきたいと無意識の中でも思っているものです。では、毎日を「心地よい空間」にするにはどうしたらいいでしょう?またなぜその必要があるのでしょうか?
「余白」を楽しむ
例えば、神社にあらわされるように、広い空間にポツンとある鳥居。「効率化」とは無縁の代物ですね。その余白を私たち日本人は楽しんで取り入れてきた民族です。
余白の美しさ。
これをあなたの日常に取りいれていくんです。
たとえば、ダイニングテーブルに一輪の花をいけること。
たとえば、ランチョンマットをひいて、箸置きをセットしシンプルな器で食事を愉しむこと。
そんな「余白」をいかに取りいれて愉しめるかであなたの心に余裕も生まれてくるしダンナさんの心にもかならず変化が生まれてくるんです。
めんどうでもダイニングテーブルに気をつけたい
「時間がない」
「めんどうくさい」
「そんな時間があったら他のことをしたい」
「なんのメリットがあるの?」
「意味ない」
など反論はたくさんあるでしょう。それでも、やってみてほしいんです。
私は夫と関係性がよくなる少しまえからテーブルには(さすがに毎日ではなかったですが)一輪を活け、ランチョンマットをひき、信楽焼のお気に入りの食器で盛りつけ、夕食を愉しむことができるよう、意識して行動してきました。
今では私がセットするまでもなく、夫が先にセッティングしてくれてますが(笑)
もちろん、そんなこと(セッティング)を1ミリたりともする人ではありませんでした。
豪華でなくてもシンプルなダイニングテーブルでも形をととのえることで、ふたりの心を合わせることと、自分たちそれぞれの”内面”をととのえることを自然としていったのだと思います。
特に子どもたちも独立し、夫とふたりの生活なので話す相手が夫だけ、という環境も変わっていった原因かもわかりませんね。
いつもフレッシュな気持ちで
わが家のダイニングテーブルには買ってきた一輪の花はもちろん、お庭で咲いたお花やみかんの花、名も知らない雑草のような花にいたるまで日々食卓を彩ってくれています。
今日はクライアントのお母様からいただいた立派なバラが生き生きと花をつけてくれています。これは言ってみれば”余白”であり、生活に特には必要なものではないかもわかりません。
ですが「うるおい」のようなものでもあり、夫と私のクッションがわりもしてくれる、とてもありがたい存在なんです。
一見してムダなようなものでもムダではなく、心を潤してくれるものに囲まれることで癒しがどんどん高まり、相手(夫)への怒りやイライラも少しは軽減していってくれます。
ダンナさんのため、というよりもあなたの心の平安を少しでもたもつために・・・
ダイニングテーブルに一輪の花を。
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