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うたかたの日々

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個人的な日記みたいなものです。特にオチもないし、教訓もありません。
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#パントマイム

片手は常に空けておけ

片手は常に空けておけ

明日は、パントマイムを教える仕事の日です。

この仕事をされている方は、日本にどれくらいいらっしゃるのでしょう?
恐らく、そう多くはないと思います。

その昔、母に
「あんたは教師に向いていると思う」
と言われたことがあります。

学生の頃なんて、えっ学校の先生なんて、まっぴらごめんだよと思った記憶がある。
だって、自分のように厄介な奴の面倒見るのなんて、絶対嫌だと、若かりし頃のぼくは思った。

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同じ時間、同じ空間で、同じ体験を共有することの価値

同じ時間、同じ空間で、同じ体験を共有することの価値

前回、下記のような記事を書きました。

これまで、誰にも負けないアーティスティックな作品を作って、カリスマ的なポジションを築きたい、という思いがぼくの中にありました。
こんなこと改めて言うのも恥ずかしいのですが。

今はそれよりも、自分が培ってきたことを社会に還元する形がないだろうか、ということに関心があります。
それは、体のコンディショニングだったり、チームでモノづくりする為のコミュニケーション

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コロナ禍の幼稚園でパントマイムして感じた、新しい場の必要性について

コロナ禍の幼稚園でパントマイムして感じた、新しい場の必要性について

少し前、3月頃のこと、ある幼稚園にパントマイムの出張パフォーマンスをしに行ったら、園児達がとても、とても喜んでくれて、ぼくのささやかなパフォーマー生活の中でも、充実感に満ちた時間を持つことができました。
その節は皆様、大変お世話になりました。

さて今、ステージの世界はどうなっているのでしょうか?

コロナ禍に見舞われて、ただでさえ脆弱だったその基盤が揺らいでいるのか。
公共劇場や芸能人が出演する

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教えたがりにご用心

教えたがりにご用心

マレーシア在住のライター野本響子さんのnote記事は、いつも「ああ、ちょうどそれ感じてたなあ」ってところを、針で刺すようにつついてくれて、気持ち良い発見をくれます。

最近だと、下の記事が特に刺さりました。ぼくにも身に覚えがあります。

実は、ぼくもパートタイムでパントマイムを教えています。恥ずかしながら。
某芸能事務所の養成所で、パントマイムなんてニッチなスキルにも関わらず、もうかれこれ5、6年

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