人事は未来の打ち手を創る
先週先々週と、人事の手段についてみなさんと考えてきました。
実力主義・横社会の実現という手段を共有させて頂きましたが、みなさんいかが思われましたか?
「抽象的じゃね」
「結局、精神論だし」
「リアリティーねーし」
と思われた方々もいらっしゃると思いますが、もう暫くお付き合い下さい。
今回は、人事は「未来の打ち手を創る」という手段を三番目としてみなさんと議論させて頂きたいと思います。
人事の目的は、カイゼンとイノベーションにある、と書きましたが、人事の手段も、人事に携わる我々自身が、カイゼンやイノベーションを行っていくことなのではないでしょうか?
例えば「新卒一括大量採用」「年次管理」「定期異動」「法人ベース」といった日本企業に特徴的な人事慣行については、その時代背景等に立ち戻り「なぜ」と振り返ってみて、「今に適合しているのか」を考えることが、「勝ち」や「価値」の源泉ではないかと思います。
多くの人々にとって、慣れ親しんだ制度や運用慣行を「変える」ことは「嫌い」です。「変える」には大きな抵抗が生じるものです。
しかし、これだけスピードが速くかつ劇的な変化が起きている時代において「未来永劫変わらない」事象は、一般論として大変少ないのではないでしょうか?
人事の目的がカイゼンやイノベーションにあるのですから、人事も人事のカイゼンやイノベーションが必須のように思われます。
「未来」の社会・経済を可能な限り予測し、「未来」の会社や仲間(社員)を含む「未来」のステイクホルダーのために、
目的に立ち戻って「人事が未来を想像し打ち手を打っていく」ことが、今の時代「最も人事に求められていること」のように思います。
みなさんはどう思われますか?
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