「1を聞いて10を知る」⬅言葉足らず説
1を聞いて10を知る。っていう言葉あるじゃないですか!
あれさ。
普通に考えてムリだよね!!?
私だけかもしれないけど、この言葉がずっと理解できない。
いや理解はしているけど、1ミリも実践できん。
1を聞いても1しかわからないし、10を聞かなきゃ10はわからない。
めちゃくちゃ頑張って6くらいでわかる。
そんでもって仕事ではそれが求められるもんだから、キツくてしゃあない。
多分、これができる人、IQ測らんくても高いってわかる人よ。
で、今日思ったのが、「1を聞いて10を知る」が実は言葉足らず説。
今日はその話をちょっとさせていただこう。
まず、さっきも話した通り私は「1を聞いて10を知る」が大っ嫌い。
というかムリ。
1を聞けば1しかわからないし、10を聞けば9しか覚えない。
多分、生まれた瞬間から苦手なことリストに、
「1を聞いて10を知る」があったんだと思う。
私の他にも同族がいることを願って、この記事を書いてる。
でも。
最近、「エッセンシャル思考」っていう本を読んだんよ。
最近、と言ってももう6日前だな。
時間の流れって早いもんですね〜
(老化?いえ、ピチピチです。)
内容としては、「本当に必要なエッセンス(本質)を見抜いて、行動せよ」ってやつなんだけど、ちゃんと「見抜くためにはどうすればいいのか」とか書いてて、そこら辺の「超速仕事術!!!」みたいな本を読むんだったら、こっちをオススメしたい!
で、それを読んでから、6日間、熟成させた読書ノートを見返してみたときに、「1を聞いて10を知る」って実は「エッセンシャル思考」なのかもしれないな…と感じた。
どういうことかというと、多分、これって言葉足らずなんだと思う。
そのせいで、「1から10を知ることができる」みたいなことになってる。
まあ、どう考えてもムリよね。
だから、正しくはこうのはず。
「5を聞いて1を知り、1を知って50を知る」
これが正しいはずなのよ。
というのも、「5を聞くことで本質を見抜きましょうよ」っていうのを言いたい。
本質を見抜く、っていうのは、事例が1つだとできっこない。
いろんな情報を照らし合わせて、やっと大切な「1」を見抜くことができる。
その「1」は紛れもない本質だから、これ従えば10を理解できるってこと。
5から50になっているから、「1から10」と何も変わらない。
もしかしたら、「5を聞いて50を知る」どころか100になるかもしれない。
それくらい、本質って大切。
わかりやすいのは、スターバックスの理念。
今ら10年以上前に発売された「MISSION」という本がある。
その中で、「お客様に喜んでいただけるなら、なんでもしよう」ということが書いていた。
おそらく、これがスタバの「おもてなし」の正体なんだろう。
その本によるとスタバは、コーヒーを売っているのではなく、「空間を売っている」らしい。
お客様の心地よい時間を売っている。
コーヒーはそのためのツールでしかないだって。
だからこそ、スタバは「コミュニケーション」の点では、他のチェーン店では追いつけないくらい、すごい。
スタバに行ったことがあるなら、体感したことがあるはず。
あれ、すごいよね?
コミュ力が抜群で、注文&会計さえもが楽しい。
さらに、MISSIONには、こんな出来事があった、と書いていた。
それは、店の前で自動車事故が起きた時。
その時いたパートナー(店員のことをスタバではこう呼ぶらしい!)が、事故を起こした人たちに、コーヒーを配ったらしい。
確かに、これは「喜んでもらえるなら、なんでもしよう」の理念に適った行動。
この他にも、いろいろな美談がスタバでは起こっている。
例えば、おかわりのためにレシートを見せてもらったときに、出張だとわかって、「お疲れ様でした」とひと声かけたり。
こんなのが、よく起こっているらしい。
こういう出来事は、「これさえすればいい」という本質的なところをちゃんと理解しているからこその行動だと思う。
じゃなければ、躊躇することなく、コーヒーを手渡すことなんかできないっと思う。
マーケティングでよく言われる、「客はドリルがほしいんじゃない。穴がほしいんだ」は、「お客さんが求めているもの」という「本質」についてわかりやすく説明してくれているよね。
だから、「1を聞いて10を知る」というのは、「5を聞いて1を知り、1を知って50を知る」なんじゃない?というのが私の考え。
本当に大切なものを、しっかり見抜けるようになりましょう。というお話でしたとさ。
それではまた。
最後まで読んでいただき、ほんっっっとうにありがとうございました。
私の考えをぽつぽつぽつぽつ
通り雨のように書いていきたいな〜と思います。
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