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ありがとう

触れるたび
愛おしさが増していく

よく
わたしのところに
来てくれたね

溢れる氣持ちが
ありがとうって
言葉になる

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起きて
食べ
生きて
眠ること

そのひとつひとつが
愛おしいから

日々に
感謝が
満ちてくる

ありがとう

溢れる氣持ちが
わたしを
しあわせにする


⭐︎

恒例のクリスマスリースづくりを、無事終えることができました。

ブルーの玄関ドアに飾り、ほっと一息。

今年のオレゴンモミ

毎年この時期に船便でやってくるのは、クリスマスシーズンに大活躍のオレゴンモミ。個人でもネットで取り寄せることが出来ます。

今年はちょっと様子が違いました。

4本入っていた枝のうちの2本は、リースの素材としては使い物にならず、残りの2本も良いものは1本だけ。葉の状態があまり良くない上に、どの枝にも、針のように細くて短い緑の葉が密集しているところに、ところどころ枯れた葉が混じって、まるで白髪のようです。

エバーグリーンが売りのオレゴンモミに、白髪が混じるなんて!!!

自分で取り寄せるようになって今年で三年目ですが、こんな状態は初めてのことでした。

使えると見込んで枝から切り分けたモミの中にも、実際リースに加えようとするとダメなものも多く、何度も選りながら作ったので、今年のリース作りはふだんの倍ほど時間がかかりました。

結局足りなくなり、仕方なく使えないと思っていた枝からも切り取りってなんとかリースを完成しました。

オレゴンモミで森林浴

毎年、箱を開けると、モミの香りがツンと立ち上がり、製作中は部屋中がその香りに満ちて、ちょっとした森林浴のようになります。

ところが、今年は箱にナイフを入れた瞬間こそ、そのわずかな隙間から香りが立ち上がったものの、森林浴のようとまではいきませんでした。その上、製作中にモミに触れていくと、いつになく葉も落ちやすい。

こんなことは初めてなので、仕入れ先に問い合わせてみなくちゃなあ、なんて思っていました。

いつしか愛着が

ところが、何度も何度も選りながらモミに触れているうちに、だんだん愛着が湧いてきました。

ついには、仕上がったリースのモミの、枯れた葉を1本1本、ピンセットで摘み出している時。

事情はよくわからないけど、それでもわたしのところにやって来てくれたんだなぁという感慨が湧き立ち胸が熱くなりました。

少しぐらいの枯葉も、少しぐらい元氣がないことも、もうどうでもよくなりました、笑!

だって、リースはこんなにかわいいし。

それに、この白髪のような枯葉が、何だか自分自身の傷のような氣がしてならなくなってきたのです。

我が家のリース事情

余ったモミは、リースの素材としては適さないけれど、室内のクリスマスディスプレイに使ったり、よい香りを放つので器に入れて家じゅうに置いて回ります。

ドライになっても香ばしくて良い香りがするのです。

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ちなみに、こちらが去年のリースです。

毎年6月くらいまでは緑を保っているのですが、そのあとは一氣に色褪せていきます。

この状態でも、芳ばしさを増した香りは健在です。

11月末から年始にかけて、我が家のドアでわたしたちを出迎えてくれるリース。その後は、室内の高いところで、わたしたちの日々を見守ってくれます。

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こちらは、製作途中です。

金属の土台に盛ってドーナツ状に仕上げた水苔の上に、モミを乗せてワイヤーで巻いていきます。

なかなか、モミをふんだんに使った大きなリースにはお目にかかれないので、毎年リースを作りに行っていた先生のアトリエが4年程前に閉じてしまったのを機に、自宅で作ることにしました。

ネットで探し回りましたが、わたしの希望サイズとオレゴンモミをフルに使うリース教室が見つからなかったのです。

まさか、クリスマスリースを自宅で自作するようになるとは思っても見ませんでしたが、今や、年に一度のわたしにとって欠かすことのできない大切な手仕事です。




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風の種
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