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RPG『クロノトリガー』について

25年前、1995年に発売されたスーパーファミコンソフト『クロノトリガー』このゲームが大好きで大好きで、未だに、好きなゲームは?という話しになると私は「クロノトリガー」と一番初めに話す。


私が小学生高学年の時にやり出したゲームで、同世代の男性でゲームが好きであれば大体知っていているはず。

昔職場で新入社員として入ってきた『黒野さん』を呼ぶときには脳内で『クロノさん』と呼んでいたし「クロノトリガーの主人公の名前で良いですね。」と話しかけたのがきっかけで彼と仲良くなり
キングダム30巻の政が好きだと言う話で盛り上がり『中田敦彦のYouTube大学の中国の歴史』が面白いと教えてもらい、最終あっちゃんのファンになってしまった。(なんじゃそりゃ)

話しは戻り、クロノトリガーの内容だが
現代に生きる主人公クロノが、現代、未来、過去を行き来し仲間が増えていく中、未来の人間がロボットに支配されて朽ち果てている事を知り、明るい未来にする為に悪いやつ『ラヴォス』を倒していくもの。(最後にやったのが10年以上前のため少し違うかもしれませんが、大体こんな感じ)

まず、キャラクターが魅力的。デザインは鳥山明氏がしているので皆格好いいし、可愛いし、個性的。主人公のクロノ、お姫様で魔法使いのマール、クロノの幼なじみで機械マニアのルッカ、ルッカが直した未来のロボットのロボ、悪いやつにカエルの姿にされた騎士のカエル、動かすときにシューっと滑るように歩く魔王、ドラゴンボールのランチそっくりな原始のセクシー女の子エイラ。皆魅力的で良い奴ばかりなのだ。

また、音楽もすばらしい。当時はYouTubeが普及していなかったのでサウンドトラックcdも購入していた。一番好きなbgmは『地下下水道』『裁判』『魔王のテーマ』。16和音、36和音など昔のゲーム音楽くらいしか再現できなかった時期の携帯の着信音はこの3つのどれかにしていた。

少し話がずれるが、今はほとんどの人達は元々スマホに入っている音楽か、ラインの着信音になっていると思う。着信音がどこかで鳴れば皆「自分かな?」とポケットを触ったり鞄に手をいれる。いつから変わったのかは私も不明だが
(スマホになって、電話を取る、メールをする以外の事をする方が多くなったからサイレントにする人も多いし、着信音にこだわらなくなったのか?ラインが普及し、電話が少なくなったからか?電話をする前に「電話して良い?」とLINEするようになったからか?たぶん色んな理由が複合している)
昔は携帯着信音をほとんどの人が好きな音楽にしていたように思う。私は『同人種ホイホイ』として着信音を使っており、クロノトリガー音楽、しかもメインではなく『裁判』『地下下水道』『魔王のテーマ』と言うゲームをしていなければ聴くことのない音楽にし、そこに反応し声をかけてくれる人と職場でも飲み会でも話が広がり仲良くなっていた。
ゲームするんだね!とイメージが変わったようでそこから友人となることもあった。

また、一人の時もドライブ中も、森の中はこれ、今の気分はこれ、と分けて聴くことで通勤を冒険に変えることもできた。10年ほど前にdsでクロノトリガーが販売された時は、音楽を集められる機能がついていたので集めて聴いていた。
クロノトリガーのお陰で、良い人間関係も出来たし、一人の時間も楽しく過ごせていた。

エンディングも、たしか11エンディング有る。(私の知っている限り)ストーリーの内容も楽しくて、逃げた猫を捕まえたり、おとしたネックレスを拾ったり、人のお弁当を食べてしまったり、どんな行動をしたかにより、物語中盤の裁判で有罪か無罪かが変わったりエンディングが変わったり本当にワクワクする。


また途中経過で仲間が増える時も感動する。私が好きなエンディングはロボエンディング。(以下、記憶違いも多少あるかもしれないがそこは大目に見て頂きたい。大体はあっているはず)

クロノ達が未来にタイムスリップした所、ロボットに支配された人々は笑顔なくボロボロの服を着ていた。そんな中、壊れたロボットを発見。
機械をさわるのが得意のルッカがロボットを直し、直してもらったロボはルッカに感謝し仲間になる。一緒に旅する度二人には特別な友情が出来ていた。途中ロボは皆と離れ未来の森林を復活させる為、自分を犠牲にし1人で頑張ってくれていた。

そしてラスト、ラヴォスを倒し、皆が自分が生きてきた時代(過去、現代、未来へ)に戻るためタイムホール(名前違うかも)に入ろうとする。
違う時代、世界に戻るのだから、これから先一生会うことの無い仲間もいる。それだけでも辛いのに、唯一未来から来たロボは戻ったら消滅してしまう。
そう、ロボは人間がロボットに支配されていた朽ち果てた未来で造られたロボット。ラヴォスが消え、明るくなった未来にロボットはいない。未来に戻ると言うことはロボが消えると言うこと。。。それなのにロボは気付いていないかのように明るく振る舞う。

涙が溢れても、おどけながら「目からオイルが漏れてているだけだ」とか言い笑うのだ。そんなロボをルッカが抱き締める。。。。お互いに感謝し、ロボは未来に行くためタイムホールに笑顔で飛び込む。。。
涙涙のエンディングなのだ。

子供の頃にやったときはあまり理解が出来なかったが、大人になり再度やったときに感情移入しすぎて大泣きをした。

話の中盤、未来の森林を復活させるためロボは毎日24時間働き続けていた。その時からロボは(ロボット支配の未来が消え、森林が復活し、明るい未来になると言う事は自分も消える)と気付いていたはず。それでも皆の為に、そして自分を直してくれた大好きなルッカの未来が明るいものになるよう、自分よりも仲間の未来を思って頑張ったんだと思う。
現代に残されたクロノ、ルッカ、マールは現代から未来を生きて行く中で辛い時、悲しい時にはきれいな森林を見てロボを思い出し(頑張ろう。)と、何度も救われるはずだ。
そう、ロボは消えたんじゃない、死んだんじゃない。緑になり花になり、ずっと皆を見守ってくれている。。残された私達に出来ることは美しい自然を守る事、皆が幸せでいれるよう自分が笑顔で楽しく生きる事なんだ。。


と、やっているうちに、どんどんクロノトリガーの世界と現実の区別がつかなくなり、結果仕事も人間関係も家庭も、全部頑張ろうと思えるようになるのだ。それが『クロノトリガー』。

スーファミでもDSでも、今はスマホでアプリもダウンロードできるようだ。是非、やったことの無い現代っ子、聞いたことあるけれどやった事がない人達にもやっていただきたい。

以上、ロボエンディングをちょろっと伝えただけだし、実際やったらもう、すんばらしいし、他にも素敵エンディングがまだ10有るわけだし、私の伝える力じゃクロノトリガーの良さが5%くらいしか伝わっていないし、、、と言うことで、是非調べるだけでもして頂きたい。

おわり。




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