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【読書】名刺代わりの小説10選-国内編-

こんにちは。Kazです。
ご覧いただきありがとうございます。

今回は、Xにも投稿した「名刺代わりの小説10選-国内編-」について書いていきます。

はじめに:”好き”を語ることで自分を振り返る

好きなことを語ることで、自分を振り返ることができる。
例えば今回だと、過去の読書体験を思い出し「初めて読んだとき衝撃だったな」「こういう気持ちにさせてくれたな」…から始まり、「こっちの本は好きだけど、あっちの本と比べるとどうだったかな」なんてことになり、10選するために何倍もの本のことも振り返る体験となった。
さてさて、さっそく始めていくことにしよう。

名刺代わりの小説10選-国内編-

Kazにとって、名刺代わりの小説10選-国内編-はこちら。

『迷路館の殺人』綾辻行人

「館シリーズ」からは、シリーズ屈指のどんでん返しを喰らった本作品を選出。『十角館の殺人』『時計館の殺人』も捨てがたいけど、本作のラストが大好物。こういう体験がしたくてミステリを読み続けている。

『孤島パズル』有栖川有栖

「学生アリスシリーズ」からは、青春と冒険とパズルを味わえる本作品を選出。同シリーズだと『双頭の悪魔』『女王国の城』が凄まじいトリックだけれども、トータルで作品の雰囲気が一番好きなのは本作。(犯人の予想はついてしまったけども)

『ハーモニー』伊藤計劃

執筆当時の作者を思いながら読み進めると、この作品に宿っている命と対峙しているような感覚になる。舞台となるディストピアを思うと、同時にユートピアとはという問いに繋がってゆく。そして、作品のギミックに圧倒される。

『新世界より』貴志祐介

世界観もストーリーも好みのど真ん中。一度手に取ると、読み進める以外の選択肢がなくなる。散りばめられたいくつもの伏線を回収していく中盤以降、アドレナリン全開となる。

『占星術殺人事件』島田荘司

御手洗潔シリーズからは名作と名高いこちら。
序盤が曲者だけども、大好物である「古き(?)良きミステリ」。このひりつくような空気感が堪らない。超弩級のトリックは、まぁ色々逸話あるけども突き抜けてる。

『13階段』高野和明

切実で重厚感のある語り口が素晴らしく、一度読み始めると物語に憑りつかれるような魔力を持つ作品。ラストまで圧巻。サスペンスであり、社会派ミステリであり、エンタメである。

『首無の如き祟るもの』三津田信三

「刀城言耶シリーズ」からは評価が高い本作。
まず、昭和の生ぬるい空気感とオカルトが合わさった世界観が素晴らしい。そして、どう解けるのか全く読めない事件、それを解くロジック、からのどんでん返しに次ぐどんでん返し、そして、、、。破壊力が強すぎる1冊。

『折れた竜骨』米澤穂信

まさか、魔術が存在するファンタジーを舞台としてミステリが成立するなんて!本書は正真正銘ミステリの傑作であり、良質なファンタジーでもある。ミステリのための設定に収まらず、しっかりとドラマチックであることが素晴らしい。

『獄門島』横溝正史

誰もが迷う金田一耕助シリーズの頂上決戦は本作が制した。文体、時代、舞台、探偵のキャラクター、トリック、ラストまで非の打ち所がないマスターピース。

『半落ち』横山秀夫

血が通った骨太ミステリ。重厚感ある文体、シリアスなストーリー展開を目にしていると、何故だか自分の鼓動がよく聞こえてくる。ラストシーンは一生忘れられない。

さいごに

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は海外編や本紹介などをお届けします。

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