コールラビ粥のレシピ ( 風邪予防、便秘解消、免疫力強化に )
「コールラビ」をご存知でしょうか。コール(キャベツ)+ラビ(かぶ)というドイツ語が由来のお野菜で、その見た目はまるでエイリアン!
こんなに独特な形をしているのに、素直なお味でびっくり。味はそうですね……ブロッコリーの茎の部分の臭みを消して、甘みを足した感じ……大根の食感+カブの甘みという感じしょうか。
和え物や炒め物など、いろいろなお料理に合うというコールラビですが、実はおかゆにぴったりの野菜。こんなにおかゆに合う野菜があったのか!と感動するほどのおいしさでした。弱火でじっくり加熱することで、コールラビが持つやさしい甘みが際立ち、小さなお子様もおいしくペロリと食べられちゃうはず。
ビタミンCがたっぷりのコールラビ。ビタミンやミネラルもバランス良く含み、食物繊維もたっぷりなのだとか。栄養価的にも、キャベツとカブのいいとこ取りのお野菜です。風邪予防にもぴったりですね。
やさし〜い甘さに感動「コールラビ粥」
生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。
記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・半合
▶︎ 水 ・・・700ml
▶︎ 中華だし ・・・小さじ1
▶︎ コールラビ ・・・1/2個
▶︎ 塩 ・・・小さじ1/3
【 レシピ 】
①厚手の鍋によく研いだ米、中華だし、水700mlを入れる。
②鍋を中火にかける。このときフタはしない。
コールラビの皮を厚くむき、1cm角に切り、鍋に入れる。
③鍋に白い泡がふつふつと立ったら、
鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
鍋にお箸を渡してフタをした状態で弱火に30分かける。
④塩で味をととのえる。
鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止める。
フタをして10分蒸らす。
器に盛りつけたら完成!
【 つくりかた (写真つき)】
ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!
①準備
水がにごらなくなるまで、お米(半合)をていねいに研ぎます。
焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、水700ml、中華だし(小さじ1)を入れます。
お鍋はもちろん土鍋でもOKです!大きめのお鍋の方が吹きこぼれにくいので、十分な大きさのある土鍋をご用意ください。また、雪平鍋など薄手のものはどうしても焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにしてください。
②中火
用意ができたら、お鍋を中火にかけます。このときフタはしません。
中火は、炎の先端がちょうど鍋底につくくらいの強さです。
お鍋の様子をちらちら見守りながら、具材の用意をしていきます。
コールラビのツノのような部分を切り落としたあと、厚みのある上下の部分も切り落とします。りんごをむくように皮を厚めにむき、1cm角に切ってお鍋に入れます。
※おかゆにはまるまる1個だと多いので、半分だけ使用します。もう半分の使い道については後ほどご紹介いたします。
※濃い緑色の部分は繊維質で固いです。例えるならブロッコリーの茎の外側のような歯ごたえ&お味で、残念ながらおかゆ向きではありません。
③弱火
表面の白い泡がポコポコとし始めたら、おたまで混ぜます。
鍋底に米粒が張りついているので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。
吹きこぼれを防止するためにフタに菜箸をはさんだ状態で、30分間弱火にかけます。
写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。
④仕上
30分弱火にかけたら、お塩(小さじ1/4〜1/3)を入れて全体を混ぜて、火を止めます。
全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。
さらに10分間、フタをして蒸らします。
すでに食べられる状態ではありますが、しっかり蒸らし時間を確保することで、よりふっくらとしたおかゆに仕上がります。
蒸らしが完了したら、器に盛りつけて完成です!
ほわ〜んと甘い香り!大根粥よりも甘みがあり、カブのおかゆよりも食感がある……もっと手に入りやすいお野菜だったら、きっとおかゆの定番具材になっていたと思います。それくらい、おかゆにぴったり!
コールラビの残りの半分は…
ちなみに、今回のおかゆにはコールラビの白い部分の半分しか使わないので、残りの部分は適当に切って塩茹でにしてみました。ついでに葉っぱも。
茹で時間は中火で1〜2分ほどでしょうか。
実は皮をむいたコールラビは生でも食べられるそうなので、途中で味見してお好みの柔らかさになっていたらOKです。
ブロッコリーと同じようにマヨネーズをつけてパクパク食べてもおいしいですし、大根のようにお醤油やかつおぶしと和えても良さそうです。葉っぱの部分もクセがなく、使いやすそう◎
わたしはサラダに入れようと思っていたのですが、おいしくてつまみ食いをしていたら、秒でなくなってしまいました……ただの塩茹でなのにおいしかった……
コールラビはヨーロッパでは定番のお野菜で、インド、台湾、中国でも人気なのだとか。いろんなお味に合いそうですし、煮てよし焼いてよし生でもよしという優秀さ。はなまるを20個くらいつけたい気分です。
ほんとうにこの見た目からは想像つかない、やさし〜〜〜いお味でした。
まだまだ知らない、おかゆにぴったりの食材がたくさんありそうです。これからもたくさんチャレンジをしていきたいです!
長〜〜〜いレシピをご覧いただき、ありがとうございました。
明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!
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