生米からつくる「スパイス紅茶」のレシピ
このおかゆ、流行るかもしれません。
茶粥と言えば「ほうじ茶」ですが、「紅茶」でおかゆを炊くと華やかな香りのおっしゃれ〜な茶粥ができるんです!
サラサラした口当たりは、まさに茶粥。人によっては物足りないほど素朴なお味です。でも、超素朴なおかゆだからこそ、このおかゆを基本形にいろいろ発展しうる大きな可能性を感じました。
このおかゆの面白いところは、スパイスとの相性が良いところ。言うなれば”食べるハーブティー”です。
身体の冷えがあるときは生姜を、胃を活発にしたいときはクローブを、生理痛が重いときはシナモンを……と、その日の気分や体調を見極めてスパイスを選べば the 薬膳粥。フルーツティーのイメージで、ドライフルーツやナッツを入れて、自分好みの紅茶粥を追求するものおもしろそう。
ミルクをいれてチャイ風にしたり、お豆と炊いても最高でしょうね〜……はちみつをかけるだけでもおいしいかも。本当に工夫次第で無限大です。
基本の材料は、生米、紅茶、お塩の3つだけ。
こだわりのお米がなくても、とっておきの紅茶じゃなくても、いつもの食材で自分だけのごちそうができちゃいます。
食べるハーブティー「スパイス紅茶」
生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。強火で一気に炊き上げるので、30分〜40分ほどで完成します。
記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・半合(90ml)
▶︎ 水 ・・・1200ml
▶︎ 紅茶 ・・・2パック(カップ4〜5杯分の茶葉)
▶︎ 塩 ・・・小さじ1/2
▷ お好みのスパイス 1〜5種類程度
紅茶に合うものなら何でもOKですが、たとえば
・生姜 ←おすすめ!
・ブラックペッパー、カルダモン、クローブ、シナモン、ベイリーフ(ローリエ)、フェンネルシード、八角(スターアニス)などのスパイス類
・なつめ、クコの実、龍眼肉、陳皮などの薬膳定番の食材
・ドライフルーツ
・ナッツ
仕上げに
・レモン、はちみつ、ジャムなど紅茶に合うもの全般
・コーヒフレッシュ、生クリーム、牛乳
・あんこ、きなこ、黒蜜
どんな組み合わせが良いか迷ってしまう場合は、まずは「生姜+1種類」で作ってみると良いと思います◎
【 レシピ 】
①鍋に水を入れて強火にかける。沸騰したら紅茶パックを鍋に入れる。
生米を研いでおく。
②濃いめの紅茶ができたら、お茶パックを取り出す。生米とお好みのスパイスを鍋に入れる。
③鍋が沸騰したら、フタをせずに20分強火にかける。
④塩(小さじ1/2)で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止める。フタをして5分蒸らし、器に盛りつけたら完成!
【 つくりかた (写真つき)】
ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!
①準備(紅茶を煮出す・お米を研ぐ)
厚手の鍋に水を1200ml入れて、強火にかけて沸かします。
グツグツと沸騰したら、紅茶パック(2個)を鍋に入れます。
紅茶は茶葉をお茶パックに入れる方法でもOKです。茶葉によってお茶の出方が変わるので、”カップ4〜5杯分くらいの茶葉"と考えると良いと思います。
この間に生米(半合)を研いでおきます。
指をすぼめるようにして、シャカシャカと研ぎます。1/2合のお米は少なく感じるかもしれませんが、おかゆにするとびっくりするほど膨らみます。
②具材を入れる
濃いめの紅茶ができたら、お茶パックを取り出します。
今回は3〜5分程度、煮込みました。ミルクティーにするくらいの濃さが目安です。
研いでおいた生米とスパイスをお鍋に入れます。
今回は、生姜(スライス)、シナモン、クローブ、カルダモンの4種類を入れました。
生姜はスライス、みじん切り、すりおろし、チューブのもの、パウダー……入れ方ひとつでそれぞれ風味が変わってたのしいと思います。
しっかりと煮出せるようにスパイスをググッと潰しました。ホールのスパイスを噛んでしまったときのガリッとした食感が苦手な方は、お茶パックで包んでから入れると良いです。
③煮込む
ボコボコとした状態のままフタをせずに20分、中火〜強火にかけます。
鍋の中で対流を起こし続けるのがポイントです。強めの中火、弱めの強火、くらいでしょうか。ご利用のコンロに合わせて、お鍋の中でぐるんぐるんと対流が起こる火加減に調節してください。
時々出てくる泡(アク)は取り除くと良いです。澄んだお味に仕上がりますし、お米のサラサラ感が増します。
④仕上
20分火にかけたら、塩(小さじ1/2)で味をととのえます。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止めます。
フタをして5分蒸らします。
この余熱時間で、米粒がぷっくりします。先ほど入れた塩もなじんで、いい感じに仕上がります。
蒸らしが完了したら、器に盛りつけて完成です!
わ、わ、わ、香りがすごい……!
紅茶の香ばしさと、スパイスの香りが全開です。
そしてこのサラサラ感。間違いなく茶粥です。
夫も「あ〜…いい……いいよこれ〜…」としみじみ。
シンプルで、毎日食べても飽きなそうなおいしさです。
ハマりそう。
次はどんなスパイスを入れようか、茶葉を変えてみようかと、わくわくが止まらないおかゆでした!
ほうじ茶でつくる「茶粥」もおすすめです!
こちらも、強火で一気に炊き上げるため、30分ちょいで完成します。和歌山や奈良で茶粥が毎朝の文化となったのには、純粋に「楽だから」という理由もあるのでしょうね。
おかゆに抹茶を混ぜ込む「抹茶粥」もおすすめです!
頭がシャキンとして、ここぞという日におすすめです。
今日も長〜いレシピを読んでくださってありがとうございました。
明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!
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