栗と豚肉のお粥のレシピ ( 冬の養生、疲労回復、アンチエイジングに )
朝の空気を吸うと「あ、もう冬なんだ」と感じます。秋の空気が追いやられて、冬を実感し始めるこの時期は、心も身体もパワーダウンしがち。身体の巡りが悪くなるときゅ〜っと身体が縮こまり、つられて心もきゅ〜っと縮こまってしまいます。
身体を温めてくれる栗、腎を養う豚肉。冬に消耗しがちなものをちょうど補ってくれる組み合わせで、身体をおいしく労わるおかゆを作りました。また、冬に腎をケアすることは、アンチエイジングにもつながります。
ほっこりした栗の甘みに心もゆるみ、やわらかな気持ちになれますよ。
冬に備える身体づくりに「栗と豚肉のお粥」
生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。
記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・半合
▶︎ 水 ・・・700ml
▶︎ 中華だし ・・・小さじ1
▶︎ 豚肉(バラ) ・・・80〜100g
▶︎ むき栗 ・・・適量(今回は10個)
▶︎ 塩 ・・・小さじ1/2
お好みで
▷ クコの実(水で戻す)
【 レシピ 】
①厚手の鍋によく研いだ米、中華だし(小さじ1)、水700mlを入れる。
②鍋を中火にかける。このときフタはしない。
鍋の温度が上がってきたら、豚肉を広げながら鍋に入れる。
豚肉の色が変わったら鍋から取り出し、アクをとる。
むき栗をお鍋の中に入れる。
③鍋に白い泡がふつふつと立ったら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
鍋にお箸を渡してフタをした状態で弱火に30分かける。
④塩で味をととのえる。
鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。
フタをして10分蒸らす。
豚肉、お好みでクコの実とともに器に盛りつけたら、完成!
【 つくりかた (写真つき)】
ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!
①準備
水がにごらなくなるまで、お米(半合)をていねいに研ぎます。
焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、水700ml、中華だし(小さじ1)を入れます。
お鍋は土鍋でもOKです!大きめのお鍋の方が吹きこぼれにくいので、十分な大きさのある土鍋をご用意ください。また、雪平鍋など薄手のものは焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにしてください。
②中火
用意ができたら、お鍋を中火にかけます。このときフタはしません。
中火は、炎の先端がちょうど鍋底につくくらいの強さです。
おかゆを作っているお鍋を利用して、具材の下処理を済ませてしまいます。
お鍋の温度が上がってきたら、豚肉を広げながらお鍋に入れます。
しゃぶしゃぶの要領です。お鍋の中でしゃぶしゃぶすることで、豚肉の旨味がおかゆにも広がります。また、豚肉をしっかり広げながら入れることで、豚肉のボリュームがアップします。
豚肉の色が変わったら鍋から取り出し、アクを丁寧にとります。
完璧に取らなくても大丈夫ですが、かたまりになっているところはしっかりすくいとります。
最後に、むき栗をお鍋に入れます。
③弱火
表面の白い泡がポコポコとし始めたら、おたまで混ぜます。
鍋底に米粒が張りついているので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。
吹きこぼれを防止するためにフタに菜箸をはさんだ状態で、30分間弱火にかけます。
写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。
④仕上
30分弱火にかけたら、お塩(小さじ1/3〜1/2)を入れて全体を混ぜて、火を止めます。
全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。
さらに10分間、フタをして蒸らします。
すでに食べられる状態ではありますが、しっかり蒸らし時間を確保することで、よりふっくらとしたおかゆに仕上がります。
蒸らしが完了したら、火を通した豚肉、お好みでクコの実とともに盛りつけて、完成です!
かわい〜い!栗がどーんと存在感があります。
栗の甘みと、豚肉の旨味がとってもおいしくて、ペロリと食べちゃいます。
今回は小さな器を使ったので、このお写真の倍の量できました。おかわり方式です。
米粒にまで旨味がしみこんでいて、最後の最後まで食べたくなるおいしさ。
主人がお鍋にはりつくお米まで、食べ尽くしてくださいました。笑 お上品ではないけれど、作り手としては嬉しい限りです。
栗のシンプルなおかゆもとってもおいしかったです!
今回の栗と豚肉のおかゆとの違いは、豚肉を入れたところと、顆粒のお出汁に和風だしを使った点です。
また、豚肉を入れるときは味を濃いめにしないとどうも味が決まらないので、塩分が気になる方もこちらのシンプルな栗のおかゆがおすすめです。
むき栗の便利さについても語っているので、よかったら合わせてご覧ください!
今日も長〜いレシピを読んでくださってありがとうございました。
明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?