新規事業を2つ立ち上げた学びと気づき
こんにちは。年の瀬ですね。
やってきたことの振り返りと棚卸しとして、今回は、去年から今年にかけて新規事業を2つ立ち上げてみて変わったことと分かってきたことを書いてみようと思います。
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新規事業2案の立ち上げから得た学び
あるクライアント様で新規事業のプロダクト開発をしています。去年から今年の前半にかけて、1つのプロダクトの新規開発から改善までを行い、今年の後半からは2つ目の新規事業の立ち上げを行いました。
開発スピードの向上
2案目の開発では、1案目での経験を活かすことができました。10月後半からスタートした開発が12月後半にリリースできたのは、大きな成果でした。1案目も決して遅くはありませんでしたが、2案目では全体的なスピード感が向上しました。
プロジェクト管理の進化
プロダクトマネジメントにおいて、ドキュメント管理方法を見直しました。Notionでの管理は継続しつつ、新たにプロジェクト憲章を導入しました。1案目では要求定義と要件定義のみでしたが、2案目ではプロジェクトの目的をより明確にし、要件定義もユーザーストーリー形式に変更しました。
プロジェクト憲章の導入は、今後も継続していく予定です。各企業によってドキュメントの作成方法は異なるため、クライアント企業の特性に合わせた最適な形を模索しています。
MVPの最適化
2案目では、コア機能を大幅に絞り込みました。1案目にあった権限設定すら、MVPからは除外しました。インポート、フォーマット、エクスポートという最も本質的な機能のみに集中しました。一見シンプルに見えるこれらの機能も、内部的には複雑な実装が必要でした。
現在は、このコア機能だけで市場ニーズに応えられるのか、検証を進めています。社内の役割分担や課題、PDCAサイクルの実態、具体的な要望などをヒアリングしながら、MVP以降の機能開発計画を策定中です。
事業開発から得た重要な気づき
社内課題の重要性
外部の課題を探るだけでなく、社内に存在する明確な課題と、それを解決したいという強い意志を持つ人々の存在が、プロダクト開発の成功に重要だと実感しています。これにより、スピーディーかつ的確な解決策の実現が可能になります。ただし、その課題が外部でも通用するかという視点は常に必要です。
相乗効果を生むビジネスモデル
社内での業務効率化による人件費削減と、改善を重ねたプロダクトの外部販売というサイクルが、持続可能なビジネスモデルを生み出します。このような戦略的思考を持つ経営者の近くで仕事ができることは、非常に貴重な学びの機会となっています。
まとめ
2つの新規事業プロダクトを開発してみて、開発スピードの向上やプロジェクト管理の改善など、着実な成長を実感できました。特に印象的だったのは、社内の課題をきっかけにプロダクトを作り、それを磨いてから外部展開するというアプローチの有効性です。この経験を活かして、今後もより良いプロダクト開発に取り組んでいきたいと思います。
さいごに
今回お話ししたプロダクトマネジメントの話は、私が10年以上のプロダクトマネジメントの現場で実践してきた方法論の一部です。これらの知見は、スタートアップからメガベンチャー企業まで、様々な規模・フェーズの組織での経験から得られたものです。
現在は、フリーランスとしてこれらの経験を活かし、以下のようなサポートを行っています:
プロダクト戦略の策定・実行支援
内製化に向けたチーム体制の構築
プロダクトマネージャー/オーナーのメンタリング
アジャイル開発プロセスの導入・改善
新規事業の立ち上げ支援
特に最近は、「プロダクトマネジメントの体制を整えたいが、どこから手をつければよいかわからない」「チームの生産性を上げたいが、具体的な施策が見えない」といったお悩みを多く耳にします。
こうした課題に対して、御社の状況に合わせた具体的なソリューションをご提案させていただきます。まずはお気軽にX(Twitter)のDMにてご相談ください。個人・法人どちらも大歓迎です。
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【著者プロフィール】
X(Twitter):https://x.com/kayoPdm
得意分野:プロダクト戦略、チーム開発、アジャイル導入
対応可能エリア:オンライン(全国)、首都圏