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私は、24歳で起業し、途中、カリフォルニア留学やら出産で、仕事のブレイクを経て、20年以上自営業でやってきました。

自営業、フリーランス、起業家、いろいろな呼称はありますが、まあ、雇われずに自分で仕事をとってきて自分のペースで仕事をやっていくということを長年してきたのです。

こちらの記事↑でも書きましたが、起業家がいいよーーーというつもりは全くありません。人それぞれ、自分にあった働き方を見つけて、それができたら一番だと思います。

でも、今、子育てをもうすぐ終える段階まできて、自分の人生を振り返って、起業家という働き方は、女性の生き方に合っているなあ・・・と思うのは事実です。

なにしろ、自分で仕事をとってくるから、自分で仕事量やスタイルを調整できる。

もちろん、必要以上に仕事が入ってきちゃったり、仕事欲しいのに仕事がない・・・とかいう状況もありますが、そういう状況であっても、決めるのは自分。ノルマを決めるのも、どこまで請け負うかを決めるのも、自分。

私は、子供が小さいうちは、子供との時間を大事にできる範囲で仕事をしていました。

幼稚園にはいって半日でも自分一人の時間ができると、仕事に集中できる時間ができる。嬉しかったですねえ。ほんと、ひとりだとこんなに仕事がはかどるんだ!!!って感動して。

小学校にはいり、学年が上がるにつれて、授業数が増える。つまり私の時間も増える。仕事の時間はどんどん増えていきました。

小学校高学年までは、平日は、子供が家にいるときは自分も家にいられるよう、仕事を調整しました。

家にずっといるのは参ってしまうので、私の精神衛生のことも考えて、週1回土曜日だけは子どもたちを夫に任せ、家を離れて仕事をするようになりました。

小学校高学年以降は、子どもも少しずつ親から離れていく段階です。親も子離れ準備。子どもにべったりではなく、少しずつ距離をあけて、子どもが自由なことをできる時間と環境をつくってあげるのがいい。

だから、小学校5、6年生あたりから、海外出張などを入れるようになっていきました。1年目は4−5日。それが、2週間、3週間、1ヶ月・・・と年々増やす。

母親が留守の数週間で、子どもたちはとても成長します。自分達でなんとかしないといけないと、料理をし、ゴミ出しや洗濯もして。

きっといない間、家の中は汚れていたりするのだと思います。でも、私が帰った時にはいつも整理整頓、掃除、しっかりされた綺麗な家になっていました。直前に頑張ったのでしょう。

帰ってから、家族でべったり。子どもは甘えてくる。でも、留守中に自分達だけでなんとかできたという経験は、自信になり、自立する能力になり、気遣いもできるようになる。精神的な成長がめざましい。

母がいないとちょっと寂しい、母がいてくれてうれしい、母親がいなくてもやっていける、でも母がいてくれるとありがたい、・・・そんなことを感じる経験は大事。

夫にとっても、妻がいないという経験は、ある意味、開眼になると思います。いつもこんなにやっててくれるのか・・・って。


そんなふうに、子育てに合わせて仕事を調節できたことは、ほんとうにありがたい。自営だからここまで自由にできた。

そして、こうやって子どもの成長とともに、仕事も育ててきたので、子どもが自立して家から巣立ったとき、「子育て終わって、これから何やろう・・・?」とはなりません。これからやりたい仕事のアイデアがいっぱいあって、それを実行できるような仕事の状況、経済状況もあり、もう、それをめいっぱいやるだけなんです。

自分の人生(私にとっては仕事)が中心にあって、子育てが人生の中心じゃない。でも、仕事も大事なように、子育ても大事。

だから、仕事も子育ても大事にできて、そのステージごとに大事なものを調整する働き方ができた、自営、起業、というスタイルはとてもよかった。

妊娠、出産、子育てという、状況がコロコロ変わる女性の生き方に、しっくりくると思っています。そして、そんなふうに、フレキシブルに生きられるって、女性らしい、女性ならではのしなやかさかな・・・と思うのです。


私は、女性にうまれて、この生き方ができてよかったと思っています。




いや、まだ人生終わってないけど。笑


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