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【山梨県北杜市での生活〜森のようちえん ピッコロ編①〜】

私は、2021年3月まで山梨の北杜市に住んでいました。

理由としては、「保育を学ぶため」。ざっくりというか、わかりやすく言うとそのままだ。

保育士、12?13?年目 。普通に保育園にいたらそれはいい地位にいる年齢だ。
もちろん私も着々とその階段は登っていた。

だけど、毎日波のように迫る子どもの成長、子どもたちを知るたびに面白さを感じながらも、不甲斐なさなどいろんな気持ちが襲いかかっていてもっと学びたくて仕方がなかった。
通勤時も、仕事中も、帰りも、家の中でも常に子どものことばかり考えていた。

「あの時のあの子の行動は私にはこう見えていたが、本当は違ったのではないか」
「あの時待たなかったら、あの姿は見られなかった。子どもはそもそも何を感じているんだろう」ってな具合に。

いろんな本や、いろんな情報を見て学びながら、実際に見る子どもの世界の深さに「もっと知りたい」という気持ちは止まず、ある時衝動にかられるようにとある森のようちえんの代表に連絡をした。

それが森のようちえんピッコロの代表を務める中島久美子先生だった。
実は、いろんな本や情報を調べている時にピッコロに出会い、子どもの見方や、待つことの重要性を学ばせていただいていた。
そして、年度始めに、スタッフに欠員が出たので研修生として来ませんか?と連絡をくれていた。
私は新たに勤める先が決まっていたので、一度お断りをしていたのだ。

しかし、新しく努めた園の保育者の子どもの見方と私の見方が大きく違いその溝は埋まることがないと判断したので、もう一度中島先生に連絡を取ることにしたのだった。
中島先生をはじめスタッフや保護者の皆様も心よく受け入れてくれ、晴れてピッコロに通うことにはなったが問題となる家が見つからなかった。
そもそもピッコロの研修制度は一日5.000円を支払い勉強をする。
今回はスタッフに欠員が出たということで5.000円の支払いは無いものの給料も無かった。

なので私はどうしても格安で家を借りたかった。
なぜなら、東京の家を借りたまま、山梨に家を借りることを決めていたから。


それまで旅行以外は東京から出たことのない、温室育ちのシティーガールが飛び出すように、もはや勢いだけで東京を出ると決めたもんだから、大変だったしいろんな人には驚かれた。

そんな私を見て、いろんな人は「本当に行動派だよね」と言ったが、私は行動派なのではなく、衝動派だと自分では思っている。

そんなこんなで、衝動的に決まったピッコロ生活。北杜生活。

家も決まらず、ピッコロのちょっとした小屋のようなところで住む話が進んでいたある日、保護者の方から安く借りられそうな家があるとの連絡が入った。

家があるのは本当に有り難く、そこに決めた。またその家に住んだからこその出会いがあるのだが、今回はピッコロに焦点を当ててお話しているので、その話はまた今度…笑


そしてその方のお陰で、無事に住む家も見つかり北杜生活が始まった。


初めてのピッコロ生活は、衝撃の連続。
私は何時くらいに着けばいいのかを聞くと、「〇〇時に掃除をして、〇〇時にミーティングをします」とだけ伝えられた。

きっと普通のところだったら何時行けばいいですか?と聞かれたら「〇〇時に来てください」と言われるのが当たり前だ。

だけどピッコロは違う。まずはスタッフが集まる時間は細くは伝えられない。

「おぉ…これがピッコロか。。。」と思った。

〇〇時に掃除をするということは、5分前くらいに着けばいいのか?掃除をする時間に着けばいいのか?でも、掃除が始まる前に何かしら準備あるよな?など頭がぐるぐる。
私はドキドキで初日は30分前くらいに着いた。笑
誰もいない静かな山の中で一人きり。ここから始まるんだなといろんなことを思ったのを思い出す。(それはそれでいい時間だったけど。笑)

他にも、出席簿を片付ける場所を聞いた際は、「みんながわかるところならどこでも」と返って来た。

正直、その返信が来た時は「え?いつも同じところから出すじゃん!教えてくれたっていいのにさ〜!」と内心思った。笑

今となっては、そういうひとつひとつがどれだけ大切かを感じている。マニュアル社会の逆をいく感じがとても好きだ。自分で考え、決める。そして自分に責任を持てる。なんて心地がいいのだろうとまで思えるようになった。

ピッコロは「自分で考えて、自分で決める」ということを大切にしている。
それは子どものみならず大人も同じだ。
私は考えていた方だど思っていたが、そうではなかった。


あ、保育のこと書こうとしてたのに書きたいこと書いてたら触りで長文になってしまった。笑

私の相棒のMacBook Airも熱を帯び始めている。

うん。これは続きはまた今度にしろということなのだろう。次回は保育のことかな!
本当は次回の記事は今年まだ書いてなかった「やりたいこと100」について書こうと思ってたんだけど、まだピッコロに時間がかかりそうだ。笑

でも、箸休めにそんな記事を挟んでもいいのかもしれない。
また構成してみます(^ ^)

では、また今度〜

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