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東南アジアの風景 (210) タイ|チェンマイ|森の中の洞窟寺院は幽玄の世界

2022年7月。チェンマイでの夏休み。
中心地から西郊外にあるワット・ウモーンは700年の歴史があるお寺。
ランナー王朝初代のメンラーイ王がスリランカから来た僧侶に寄贈した森の中に建てられた瞑想を目的とした寺院です。

この寺院は洞窟の中に6体の仏像が祀られているというユニークな造りが特徴です。

鬱蒼とした森の中の参道を進むと現れる洞窟寺院の入り口。
ここに立つだけで俗世とは違う神秘的な空気感。

靴を脱いで中に入ります。

瞑想のために造られた、というのが理解できる気がします。言葉が出ない。
洞窟の壁には700年前の壁画も残されていました。

洞窟の入り口は三か所あるのですが、すべて中で繋がっています。ちょっと迷宮をさまよっているいるような気になってしまいました。(それほど広くないので実際に迷うことはありません。)

一番右の通路には出口があって丘の上の仏塔があるエリアに出ます。
スリランカ様式。静けさの中に佇んでいました。

寺院の中には壊された仏像が安置されている場所がありました。
ランナー王国がビルマ軍によって破壊された時の残骸です。

色濃く苔むした仏像が時の流れを物語る。
その他、境内にはタンブン(餌やり)ができる池や外国人でも参加できる瞑想センターもあります。

チェンマイに住んでいたら時々通いたいお寺でした。
(2022年撮影)

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