見出し画像

voice5-ホットココア

誰かが君のことを
とても不格好なものだと。

誰かが君のことを
存在する価値なんてないと。

そんな風に否定したとしても 私は君のことが大好きだし、尊敬しているよ。

 その笑顔に隠した苦しみや
しんどさも 生きてきたその道の険しさを 
「わかるよ」なんて軽率には言えないけど

朝の光がどれだけに眩しいとしても
瞼を開き 一歩 踏み出したその勇気を

君が生きてきた道 残している痕跡すらも 私は愛おしいと感じる。
尊い命だと感じる。

誰かに打ち明ける事はとても勇気がいる。
もし少しだけ 私で良いと感じてくれるなら
温かなココアをふたつカップに注いで
ブランケットにくるまりながら
少しづつ 時間をかけて話そう。

私は君が生きていることが 
嬉しいから。

約束される明日なんて
本当は皆に平等に 訪れるわけでもないんだけど

君は 毎日一生懸命になりながら生きている

今度はもう少し上手にココアをいれるよ  

君の笑顔がもう少し 見たいから

ここから先は

0字
詩やエッセイ20本で500円にてnoteにて販売をさせていただきます。 売上は詩集を制作するにあたり、書籍代に還元させていただきます。

「本当は生きたい」そんな君へ。 生きづらいけど”生きたい”でも”やめたい”そんな狭間で今日も揺らぐ気持ちが カプチーノのようにまろやかなも…

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?