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TELL ME hideと見た景色 (2022)
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「伝説」は語り継ぐものがいてからこそ生まれるもの。
これはhideという天才の意志を後世に遺し続けようとする人々の物語である。
すごく期待していたわけではなかったものの、個人的には予想をはるかに上回った出来だった。
あくまで「実話に基づいたフィクション」なので脚色や現実との正誤については触れないが、
俳優陣はみな役に対するリスペクトと熱意を感じられ、そこはとても好感を持った。
カット割やカメラワークは典型的な邦画のそれなので特筆すべきところはない。
そういう見方で観る映画でないのは分かっているが、物語を伝える作品とカメラワークが優れた作品は普通に共存できるので、邦画を見るたびもどかしい気持ちにはなる。
正解なき道を突き進み、hideの思いを形にしようと奮闘したバンドメンバー、スタッフ。その思いが結実したラストのライブシーンは、一見の価値あり。
(ご両親がずっと扉の前でライブを観覧しているところは...地味にツボってしまった。。誰か座席に案内してあげてください...)
hideが四半世紀ほどの時を経てもいまだに未来的な姿をしていて、現代にも通用するサウンドを奏でていること、むしろ時が経つほど物凄いことに感じる。
この映画がまた、彼の魅力を知るきっかけとなってくれたらいいなと思う。
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