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初心者でもわかりやすいお金・資産運用の基本!【投資のススメ:お金の真実】

金融機関に勤めていたFPが、投資の基礎・お金の真実をお教えします!

 投資はやってみたいけど、よくわからなくて恐い、得する話なら知りたいという声が多いので、できるだけわかりやすく伝えていきたいと思います。


投資はした方がいいの?

 今や、定期預金の金利は0.002%になりました。
 これは、100万円を1年預けても、20円の利息しかつきません。
 さらに、これから税金をひかれます。
 もう定期をする意味がないですよね。手間なだけです。
 それなら資産運用・投資をして少しでも増やした方がいいと思います。
 投資をしないのはすごくもったいない。
 今は100円でも、1000円でもできるので、お金がないという人ほどやるべきだと考えています。
 
 しかし、投資をしない方がいいと言う人もいます。
 「損をするから」だという理由で捉えられがちですが、それはちょっと違うと思います。
 「年齢や状況」が関係してくると思います。
 投資しない方がいい方、それは、高齢の方です。
 具体的には、投資経験のない人では、銀行などはだいたい65〜75歳までとなってますし、経験のある方でも家族の同意が必要になってきます。
 この世代に強引に販売した銀行が問題になり、かなり高齢者に対しての販売が厳しくなりました。
 そもそも、投資は長期的に運用すれば、その分下がる時期と上がる時期を経験する確率が増えるので、リスクが減るのです。
 高齢で投資をすると、短期間で利益を得なければいけなくなります。
相続もちょっと面倒です。時価になるので、相続した時は高かったのに、持ってたら下がって相続税払って損したとかになりかねない。

 また、子育て世代はちょっと考えなきゃいけない。
この世代は予想のつかない出費があると思うので、なかなか長期的に投資をしていくのは難しいという人もいるかもしれない。
 ただ、子どもがいると特権が使える。
 学資保険はかなり利回りがいいので、入っておくべき。
さらに、少額で少しずつなら投資できるなら、しておいた方がいい。
 物価が下がるということは今までないから。
 お金も値上がりしてもらわないと困る。

投資する金額は全財産の3分の1まで!

 「株で大損した」と聞いたことがあるので、投資は恐いという人がいる。
 でも、それはそもそも投資する金額が多すぎなのです。
 銀行では投資する金額を、全財産の3分の1までになっています。
 必ず全資産がどれくらいか聞くし、その3分の1以上の投資をしようとすると、書類が通らない。
 ※証券会社等は制限なしで販売してくるので注意です! 

 銀行では、全財産のうち、次の3つを均等に3分の1ずつにするよう推奨します。
 ①現金・普通預金(通帳に入れているお金)→すぐ使えるお金
 ②国債や定期預金など→絶対に元本割れしない商品
 ③株式・投信など→元本割れの可能性があるリスク商品
 
これは私も賛成です。投資はいくらでもできるし、デイトレードなんかは手持ちの金額がなくても投資できたりしますが、初心者の方は投資に当てる金額は3分の1までにしてください。
 これ以上はやらない方がいいです。

全資産は3つに分けて考えよう

 ちなみに私は①の通帳に入っているお金の10分の1程度しか、株や投資信託に投資していません。

NISAとは?

 NISAは、投資をするなら絶対に使った方がいい制度です。
 投資をするときに、事前に税務署に登録すれば、一般NISAは年間120万円までを5年間、つみたてNISAは40万円までを20年間(2023年度まで)、どんなに利益が出ても非課税にしますというものです。配当金も非課税です。
 2023年までは一般NISAかつみたてNISAどちらかを選ぶことになっています。私は一般NISAをオススメしていました。

 登録する金融機関は1人1つしか指定できません。
 なので、どこに登録するか考えないといけません。どこの金融機関にというより、何の商品を買うかで決めた方がいいです。その商品を取り扱う金融機関に決めるという感じです。今はネットが便利ですね。
 登録には1カ月ほどかかるので、登録だけでも先にしておくといいです。
 登録は、まず銀行等で申し込みをします。銀行が税務署に申請して、税務署が認可したら、また銀行に連絡がいき、登録完了となります。
 マイナンバーが必須になったのがかなり尺ですが必要です。
 登録している間に、何を買うか考えておくといいと思います。
 その年にNISAを使って投資してしまうと、金融機関の変更ができません。まだ投資していなければ変更はできます。
 
 NISAは来年から新NISAになります。
 金額も増えるし、期限も無期限になるので、また別の記事で解説します。

 まだまだ伝えたいことはあるのですが、あまり長い記事にすると、読みにくいので今回はここまでです。
 読んでいただき、ありがとうございました。

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