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役割を持とう。エゴイスティックが能を上げる

 人は明確な役割があることで能力が上がる。「なんでもする」「なんでもしていい」ではその人の不十分な能力しか発揮できない。それよりも「これをする」「これをすべき 「これをしていい」という状況にあることこそ、人の能力を最大限に活かすことである。

 なぜならそれは、判断が明確になるとか、選択肢が少ないことで迷いにくいということがある以上に、エゴイスティックになれるからだ。
 限定された何かを自分の好きなようにできる。つまり全権委任。人は確かに「なんでも」な状態では迷い、自信をなくし、決定力を欠くが、しかし自らの判断を100%叶えることを最も好む。
 だから、権力を持つことはその人を自由にし、積極的に能力を発揮する機会をもたらす。野に放たれることを嫌う一方で、その土地を自由にしていいとなれば、あれこれと動き出すのが人間なのだ。

 そのため、人は役割を持つべきだ。明確な目的や目標やビジョンというのでは足りない。それは中途半端な具体化である。そうではなく役割。何かを義務的にする人は、役割を持っている。その義務を持つという意識と、それに伴って自らの権力を振るえるのだという希望が、人の能力を上げていく。
 役割によって、エゴイスティックに。
 具体的な「するべきこと」は私達人間の背中を、大いに押してくれる。

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