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なぜ駄菓子屋の経営者はおばあちゃんが多いのか?

みなさん、子どもの頃に
一度は必ず駄菓子屋さんに行ったことがありますよね?
駄菓子屋と言えば
優しいおばあちゃんやおじいちゃん

というイメージがあります。

駄菓子大好き人間の僕は、ふと、
なぜ駄菓子屋はおばあちゃんやおじいちゃんが
経営しているのか?
疑問に思いました。
経営者と言えば、
すごく賢くて行動力のある
40~50代のエリート
のイメージがあります。
しかし、駄菓子屋でそんなバリバリの経営者など見たことがありません。

今回は、なぜ駄菓子屋は
おばあちゃんが経営しているのかについて
2つの理由を挙げ自分なりに考察しました。


①仕事量が比較的少ないから

駄菓子屋は小規模の小売店です。
普通のお店よりも圧倒的にお店の敷地が狭く、
移動できる範囲が小さいです。
子どもの足でさえ前後左右に5歩程度歩けば
壁にあたるくらいではないでしょうか?
膝が少し悪くなったり、
体力が少し落ちてきたおばあちゃんでも
1人で切り盛りできる範囲なのです。

また、駄菓子屋の顧客は
ほとんどが小学生以下の子どもです。
子どもはクレームを言いません。
普通のスーパーなら
「なんでこの商品がないんだ」
「対応が遅い!」
「床が汚れているぞ」
などと毎日のように大人がクレームを言い、
店員はそのクレーム対応に振り回されて忙しいのです。
しかし、子どもはそんなクレームを言いません。
むしろそのようなイレギュラーも楽しむのです。
「今日は好きな駄菓子が売り切れだー!」
と友達と笑いながら話したり、
「ここにクモの巣あるー!」
と大笑いしたりするのです。

つまり駄菓子屋では
クレーム対応や顧客の要求が極めて少なく、
仕事量が多くなりにくいのです。

決してラクな仕事ではありませんが、
おばあちゃん一人でも
切り盛りできる仕事量であるということが、
駄菓子屋の経営者に
おばあちゃんが多い理由の1つだと考えます。


②老後の趣味や生きがいだから

「経営」という言葉を聞くと、
利益を上げてお金儲けをすることをイメージします。
しかし、駄菓子屋を経営するおばあちゃんは
利益を上げることを目的としていないのでは?
と個人的に感じています。
もちろん、お店を続けていくためには
売り上げは必要ですが、
お金稼ぎを第1目標にするのではなく、
老後の生きがい・趣味として
捉えている方が多いのではないかと感じます。

1日でも長く、1人でも多くの
子どもの笑顔が見たい。

それがおばあちゃんにとっての幸せとなっている。

駄菓子屋を経営するおばあちゃんは
そのような思いで営んでいるのではないでしょうか?

僕はここに駄菓子屋の素晴らしさ、
魅力を感じています。


しかし、悲しいことに
駄菓子屋は年々減少傾向にあります。
それは後継ぎがいないからです。
先ほども述べた通り、
駄菓子屋の利益は少なく、
それだけで生活していくのは厳しいです。
後継ぎとして本業の仕事をしながら
駄菓子屋を営むなんて難しいですし、
駄菓子屋だけでやっていく余裕もありません。

おばあちゃんの意志を受け継ぎたくても
そう簡単にできないが故に、
駄菓子屋さんが減ってきているのです。

駄菓子大好き人間の僕が
少しでも役に立てないかと思い、
このような形で情報発信させていただいております。
この記事が少しでも良いきっかけになれば幸いです。


まとめ

駄菓子屋の経営者に
おばあちゃんが多い理由は、
①仕事量が比較的少ない
②老後の趣味や生きがい

であると考察しました。

仕事量が少なくて済むのは物理的なことだけでなく、
おばあちゃんと子どもの素晴らしい関係性があるからです。
大好きなおばあちゃんに誰も文句は言いませんし
その関係性こそ駄菓子屋の魅力です。

また、おばあちゃんが子どもの笑顔を見たい
という気持ちが行動に表れて、
駄菓子屋という形になっていると考察しました。
理由①、理由②、
どちらも駄菓子屋さんの素晴らしさが詰まっており、
さらに駄菓子屋さんが好きになりました。

みなさんのお力で、
駄菓子屋さんという
素晴らしい文化を残していきませんか?

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