【KAWAII探訪】vol.6 神奈川県・小田原市*カワイイ手づくりせっけん(工場編)
日本に古くからある「カワイイ」を探し求めて
知っているようで知らない、日本各地に古くからあるものやこと。
実際に足を運んで訪ねてみれば、まだ見ぬ「カワイイ!」にたくさん出会えるかもしれない。そんな期待を胸にあっちへこっちへ旅する、その名も『KAWAII探訪』
今回はいつもの伝統産業や古きよきものを辿る旅とは少し変わって、手作りのせっけんをひとつひとつていねいに生み出している作業所さんのお話です。
こんにちは!
KAWAII COMPANY[カワイイカンパニー]企画担当のカリンコです。
前回、カワイイ手づくりせっけん(企画編)でせっけんモンスターが生まれるまでの奮闘記をつづりました。
今回は、その続きのお話です。
「せっけん工場にKAWAII探訪させてもらえませんか?」とお聞きすると、快く「いいですよ!」と返してくださったリンクラインさん。しかも…
「せっかくなので、せっけんモンスターを作っているところを見学にいらっしゃいませんか?」
というカワイイご提案まで!
あのカワイイモンスターたちが実際に生まれる現場に立ち合えるなんて、嬉しすぎる…!
ということで、タイミングを見計らってせっけん工場へKAWAII探訪しに行って参りました。
せっけん工場へ潜入!
新幹線小田原駅の待ち合わせ場所にて、リンクラインさんと無事合流。ずーっとメールとお電話でやりとりしていた方とようやく直接お会いできたことに感動しつつ、出発!
(仕事を忘れてただただ観光客としてキャッキャしているわたしたち)
道中もモンスターたちと一緒にカワイイものを探しながら進み、リンクラインさんに到着!
作業服をお借りし、いざ工場に入ると…?
スタッフのみなさんが「こんにちは!」とすてきな笑顔でお出迎えを…!その直後、全身がふわっとせっけんの良い香りに包まれました。
こんな素敵な香りのところで毎日お仕事できるなんて、すてき~~!
フルーツキャンディーバーソープとの再会!
とってもKAWAIIせっけんたちがアレコレと作られていて、あまりのカワイさと、ほんとうにパーツから何からひとつひとつ手作りされている様子にスタッフ一同驚きが隠せません。
私が最初に出会ったあの!キャンディーバーソープたちもありました!せっけんの中に入っているフルーツたち、そのまま見てもやっぱり本物みたい!
その次に、モンスターの作業台にご案内いただきました。
な、なんてカラフルでカワイイ作業台なんだ…!
モンスターせっけんを作る一連の流れについて、実際の作業を見学しつつ説明をお聞きしました。
細やかな作業工程に感動の連続!
まず見せていただいたのは、オリジナルで作っていただいたシリコン型。
ちゃんとくぼみがあり、目と鼻のパーツを差し込めるようになっています。
この型にそれぞれの色で作っておいたせっけん液を流し込み、固まったらまた次の色を流し込みます。
(ひととおり流し終わるころには、もう次の色を流せるくらいに固まるそう。)
順番や分量、何よりもよく似た色を間違えないように確認しながら、ひとつひとつ進めていきます。
自分でお願いしておきながら、これはとっても大変そうだ…!
上の写真で作っているのは、せっけんモンスター〈Mint〉の身体部分!見えているブルーは一番底の部分です。
(実は緑のテープ部分には、とっても細かい流し込み量の数値がメモされています…!が、ひみつなので画像処理で消しています)
仕上がりをあらためて見てみると、均一で美しい色の層…!
これは一色ずつ決められた量を計量しながらせっけんを流し込んでいるからできる、ていねいな手仕事のなせるデザインなのです…!(このデザインで6色=6回流し込んでいます!)
固まるのを待っている間、他の作業も同時進行で行っていきます。作業台にはいろいろな色や形のせっけんたちが、KAWAIIせっけんモンスターになるためにスタンバイ。
次に見せていただいたのは、型から本体を取り出す工程。
こちらは先に作って完全に固まるのを待っていた子たちです。
中に入っているカラフルな部分ももちろんせっけん。たくさんの色で作られたせっけんを小さな角切りにして、絶妙なバランスでカワイイ色の見え方になるよう配合していきます。
いま作っているのはこちらの〈Muscat〉と〈Punch〉。
この中に閉じ込められているカラフルな角切りパーツ、
サイズは約5mm四方という小ささで、数はなんと約100個!
せっけんの中に入れる色の配分も割合が決まっているのですが…それぞれの色を順番に型に入れていくだけだと、色の見え方が偏ってしまうのだとか。
「よりカワイくカラフルさを出すために、バラけさせる方法を編み出しました!」
そこで考えてくださった方法が、まずカップの中にカットした色のカケラを入れていき、次にそれをトレイ2枚ではさんでいきなりシェイクシェイク!
この作業によっていい感じに色がまざり、いい感じの見え方になるのだそう!
最初に結論を聞いてしまえばそれが当たり前のように思いますが、デザインによって出てくる課題はそれぞれ。課題が出てくるその都度、現場の方たちが最適なやり方を考えて下さって乗り越えて、カワイイせっけんたちは生み出されていました。
作業のたびに、せっけんモンスターがカワイく見えるよういろんな工夫をしてくださっていて、感動です…!
大迫力のせっけんモンスターズ大集合!?
次に見せてもらったのは…?
ズララー!と並ぶ、生クリームと顔を付けてもらうのを待っているゼリー…ではなく、眠りから覚める前のせっけんモンスターたち。
そして大量のちっちゃな目と鼻!!(うしろにあるのはクリーム)これもすべてひとつひとつ手作り!!
慣れた手つきで、ピンセットでひとつひとつ、目と鼻をはめ込んでいきます。
こうしてようやくKAWAIIせっけんモンスターの誕生です。おめめパッチリ!
いよいよラストスパート!
できあがったせっけんは、透明フィルムでコーティングされます。
そして完成しました!!
自分の頭の中にあったものがこうして商品となり、実際に作られる瞬間を見れるのはやっぱり嬉しいですね!
せっけんモンスターたちがますます愛おしく感じました。
すべてのモンスターが揃ったら、彼らはここでパッケージに入れてもらい、出荷センターへ旅立ちます。工場見学はこれにて終了。
後日、リンクラインさんがせっけんモンスターにぴったりなパッケージをセレクトしてくださいました。
このカワイイ姿でみなさまのもとへ忍びに行きます。
実際に訪れて感じたこと
工場見学の後、事務所に案内していただきました。
「壁紙が空模様でカワイイですね!」とお伝えすると…?
「この部屋は採用面接の際も使用しているんですが、
面接に来た方が緊張しないように、スタッフみんなで選んで空模様にしたんです」とリンクラインさん。
緊張させないようにという心遣いも、みんなで壁紙の模様を決める仲の良さも、どちらもすごく素敵ですよね。
チャレンジドの方たちの社会的"自立”を実現されているリンクラインさん。
ここで働く方たちは、みなさん輝いていました。
手際よく、素早く、クオリティの高いものを作るプロフェッショナルさと、それぞれが個性や特性・能力を活かし、楽しそうにせっけんを作られるチームワーク、
そして「こうしたらどうだろう?」と積極的に意見を出しあい、もっと素敵に、もっとカワイく!と行動するせっけん作りへの愛情があるからこそ、
私が最初に見て感動したようなフルーツキャンディーバーソープや、今回のゼリーのモンスターせっけんなどの、使うのが楽しくなるアート作品のようなせっけんを生み出し続けることができるのだなと感じました。
そんなこんなで楽しいKAWAII探訪もおしまい。
今回ご紹介したKAWAII COMPANY 洗面台にカワイイを忍ばせて カラフルなゼリーのモンスターせっけんの会、
実はとっても残念なことがあって、
見た目だけでなく香りもすごく素敵なのですが、WEB上では香りを伝えられないのが悔しい…!のです。
ひと口飲んだらふぅーっとひと息つきたくなるような、KAWAII時間を過ごせるドリンクをイメージした香りです。ぜひ、実際に手に取って使ってみてくださいね♪
それでは、また次のKAWAII探訪でお会いいたしましょう!
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