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シン・出版大全~幸せな出版をするために知っておくべきこと

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自分の本を出版したい方、出版に興味のある方のための基礎知識を述べる連載です。出版業界事情、出版へのロードマップ、企画書の作り方、本の売り方など、出版にまつわるAtoZを書いていき…
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#編集者

【出版マインド51 階段】

【出版マインド51 階段】

出版社の編集者が
「この企画いいですね!」と言っても、
即出版決定ではない。
その後に社内選考が待ち構えている。

編集会議、
販売など他の部署との会議、
役員(社長)決裁など、
たいてい3つ~5つのハードルがある。

編集者と一緒に
その壁を一つずつ乗り越えていく。
それが次のステップだ。

―――――――――――

「出版マインド」は、
商業出版したい人たちに
著者としての心構えと準備、企画書

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【出版マインド44 接点】

【出版マインド44 接点】

商業出版の書籍を流通させるためには、
出版社を通す必要がある。
企画書ができたら、出版社を決めたい。

自分で売り込む。
会合などで編集者と知り合う。
著者に紹介してもらう。
出版塾やプロデューサーに頼む。

編集者と知り合うには、
様々なルートがあるが、
企画書をいつも手元に置いておくこと。
チャンスは突然来る。

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「出版マインド」は、
紙の本を商業出版したい人たちに

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【初出版『最強の法則』100plus】vol.152:著者になってほしい人BEST3-②

【初出版『最強の法則』100plus】vol.152:著者になってほしい人BEST3-②

前回から、編集者が「出版してほしい」と思う人、あるいはその判断基準をお話しています。
私の基準は下記の3つです。

⑴数字で表せる実績がある
⑵読者に未来を見せられる
⑶独自性を持っている

前回は⑴を解説しました。
今回は、「⑵読者に未来を見せられる」とはどういうことか、お話します。


読者はなぜ、本を買うのでしょうか。
なぜ、何時間もかけて読むのでしょうか。

読者は書籍に対して、自分の不

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【初出版『最強の法則』100plus】vol.151:著者になってほしい人BEST3

【初出版『最強の法則』100plus】vol.151:著者になってほしい人BEST3

出版したい人はたくさんいます。
私にも毎日、出版を志す方からご相談があります。
では、編集者が「出版してほしい」と心から思うのはどんな人でしょうか?

出版社や編集者によって好みや得意分野が違います。
一概に「これだ!」とは言えないとは思いますが、
私は、次の3つを判断基準にしています。

(1) 数字で表せる実績がある
(2) 読者に未来を見せられる
(3) 独自性を持っている

今回は、「(1

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シン・出版大全~【予告編③】出版のために
「自分の棚卸し」を
してみましょう

シン・出版大全~【予告編③】出版のために 「自分の棚卸し」を してみましょう

正確に言えば、自分の”コンテンツ”の棚卸しです。
「あなたは何を書籍にすべきなのか?」
ひょっとしたら、自分が得意とは思っていない内容かもしれません。
本当は出版プロデューサーや編集者など専門家に見てもらったほうがいいと思いますが、自分でできる方法があります。

自分が出したいと思う分野の本を見つけます。
それが「話し方」なら「話し方」で、売れている本を手に取りましょう。
そして、その本の目次の項

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シン・出版大全~【予告編②】出版のマインドセット

シン・出版大全~【予告編②】出版のマインドセット

読者、著者、出版社。
さらには社会、そして世界。
出版物としては、当然「全方よし」であるべきなんですけどね。
著者の自己主張だけが目立つ本だったり、
出版社の思惑が見え過ぎる本だったりすることがあります。
そういった出版はやらない決意です。

シン・出版大全~【予告編①】出版したい人は、
書店さんに行って、
リサーチの鬼になれ!

シン・出版大全~【予告編①】出版したい人は、 書店さんに行って、 リサーチの鬼になれ!

現場百篇は出版にも当てはまります。
自分の出したい分野の本が、
どこに、どのように、どのくらい置かれているのか?
類書は何か?何が売れているのか?売るためのキーワードは何か?
…などなど
書店さんでチェックしたいことはたくさんあります。

もちろん、Amazonで類書を検索するのも構いません。
しかし、Amazonではわからないのが、書店さんでの
読者の思考と動きなのです。
いわゆる”肌感覚”とい

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