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社長の本棚

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

最近自宅の積読を解消することを優先しているため、なるべく図書館や会社の本を借りないようにしている。

と言っても、会社の図書スペースの本を見ないわけではなく、一応どんな本が入荷したかは見ている。見ちゃうと借りたくなるけれども、その気持ちはぐっと堪える。

それで、最近今勤めている会社の社長さんが読んだ私物図書も並んでいる。社長さんというだけあって、経済や経営、マネジメントとか、そういうお硬い感じの本が多い。

私は一端の(末端の)労働者であるため、この社長の本棚コーナーの目的は知らないけれども、個人的な解釈としては、社長のようになりたい人向けに用意したのではないかと思われる。

前に読んだ自己啓発系の本にあった話だが、もし尊敬している人(メンター的な存在)のようになりたいのならば、その人が「何を読んできたのか」と訊くと良いという感じのことがあった。

こういう機会を与えられると、どうしても「自分は何を読めば良いですか?」と聞いてしまいがちだけれども、それだと受け身な感じがしてあまりよろしくないらしい。

もちろん、言われた通りにやるってのも、最低限大事かもしれない。速さは誠意と言われる通り、すぐ行動できるってのは信頼される。

でも、目の前にすでに卓越した人がいるって時に、そして仮に自分がその人に憧れているならば、その人と同じ道を歩むのが正攻法とも言える。

だとしたら、「あなたはどんな本を読んできたのですか?」と聞くことで、より積極的な態度が見られるらしい。本気であるならば、その人がどんな人生を歩み、そこでどんな本を読んできたのかと。

つまり、仮にどう聞いても同じ本が勧められるにしても、聞き方一つで意欲が試されているのだそうだ。

でもなかなか社長とか、そういうビジネスの業界で卓越した人と話す機会なんてそう転がっているものでもないから、せめて社長の本棚だけでも見せているって感じだと、一端の労働者は捉えている。

同じ本を読めば、必ず同じようになれるとは言えないが、少なくとも、そういう卓越した人がどのような視点で世界を見ているのか、その思考をトレースするのは大事なことであろう。

そもそも、何かに卓越するのであるならば、今までの常識を変える必要があるとは、言わずもがななんだろうし。

だから私の場合、ビジネスの業界で卓越する気もなく、誰がなんと言おうと「自分が読みたい本を読む」で生きているけれどもね(笑)。それではまた次回!

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