超短編小説『皮茶パパストリート』
20年前の皮茶パパストリートは、皮茶パパの一人芝居を観るために全国各地から観光バスに乗ってやってくる人たちで賑わった。
一人芝居する皮茶パパの運営するライブハウスも昼・夜の2回公演が1年あとまですべて予約で埋まるぐらい人気化していた。
そこで、この商店街は皮茶パパストリートと呼ばれるようになった。
しかしながら、皮茶パパは20年間一度も一人芝居の内容を変えなかったために、観客に飽きられ、ストリートも衰退していった。
皮茶パパがそれに気づいたときには、時すでにおそし、商店街のほ