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自分が住まう街での地域デザイン「こすぎの大学」。当時、人生二毛作目の8歳。

武蔵小杉に住み始めて10年以上が経った時、自宅と会社の往復だけで街のことを何も知らない、街に知り合いが一人もいない現実に気づいて虚無感に襲われました。勇気を振り絞って武蔵小杉のコミュニティ「こすぎナイトキャンパス読書会」に参加。ここで出会った仲間と一緒に立ち上げた「こすぎの大学」。記念すべき第1回目の思い出。

2013年9月6日に開校した「こすぎの大学」

急速に再開発が進む街、神奈川県川崎市中原区の武蔵小杉。「こすぎの大学」は、毎月第2金曜日の夜、武蔵小杉に住んでいる・勤めている・関心のある方々が集う"学び舎"です。武蔵小杉に集う新旧世代が一緒になり、武蔵小杉の魅力を再発見すると同時に価値創出につながるアイデアを共創し、地域事を自分事に捉えてアクションにつなげています。毎回、武蔵小杉に関わりのある方が"先生役"として登壇し、武蔵小杉での活動事例や想いを語り、その後、"生徒役"である参加者同士が対話を通じて先生役のメッセージを自分事にします。小学校のように 4 時限の授業形式でワークショップを進めることで、オトナがコドモのような純粋なキモチで街づくりを楽しむ、それが「こすぎの大学」です。

こすぎの大学_横長

記念すべき第1回目では、武蔵小杉にオフィスがあるNECでデザインを統括されている佐藤敏明さんを先生役としてお迎えして「NECと地域デザイン」をテーマにプレゼンテーションしていただいた後に、生徒役である参加者の方々と「武蔵小杉を表現する漢字」を探求して6つの漢字を導きました。

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導いた漢字は「開」「交」「結」「流」という既存の漢字に加えて、「イ融」「交+心」(読み:ネットワーク)という『広辞苑』にも掲載されていない新語まで!!

短時間で新語が創出されることが端的に表現しているように、コラボレーションによる価値創造の可能性が無限大の街、それが武蔵小杉なのだと感じた時間でした。そして、自分たちのため、次世代のために、武蔵小杉が心が交わる街になるように育んでいこうと決意した瞬間でもありました。

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武蔵小杉を表現する漢字


「開く」「拓く」「啓く」という意味。可能性がいっぱいの武蔵小杉。スマートに開拓できる可能性がある。

イ融
「人が融合すること」を意味する新語。新旧の住民、住む方・勤める方・好きな方が融合し、何かが生まれる街。

交+心(読み:ネットワーク)
「心が交わる」と書いて「ネットワーク」と読む新語。人が行き交うだけでなく、心が交わる、心温まる街。


南武線や横須賀線、東急東横線や目黒線など多くの鉄道が交わるように、新旧の住民、住む方・勤める方・好きな方が交わることで可能性が無限大の街。


武蔵小杉に住む方・勤める方だけでなく、その方々をHUBにして更に他の方々とも結ばれる街。ご縁が続く街。


「交流」(コミュニケーション)、「流転」(チェンジ)、「流行」(トレンド)、「流石」(スマート)

自分が住まう街での地域デザイン「こすぎの大学」を通じて学んだこと

こすぎの大学をスタートして7年を経て多くの友だちができました。街を歩いていて挨拶する人がいる喜び、みんなで笑う喜び、みんなで街の未来を考え合う喜びなど、多くの心が交わる体験ができ、本当に感謝しています。


(補足)
今回のnoteはハフィントンポストに寄稿した記事を一部編集して掲載しました。


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