もしも自分が死ぬときに、最後の言葉が言えるなら、俺は愛する人に「行ってきます」と言いたい。死後の世界があるかは知らない。でも、自分が分解されたあとの炭素やら構成物質やらは、また地球上に戻っていくわけだから、終わることはないんだと思う。

出来不出来ではなく、そこにある本質を感じられるように

ある人が、表現活動をしていた。それは絵だったり、歌だったり、小説だったりしたかもしれない。 それを俺は見た・聞いた・読んだ。 俺はその表現の稚拙さが気になった。「顔と体のバランスが合っていない」「メロディと歌詞が合っていない」「要点がわからない」。 そして（これが今までと違ったことなのだが）、稚拙さが気になった自分自身がふと奇妙に思えた。こういうとき、どうしたらいいんだろうなと思った。 フロムは言う。 愛とは、本質的に人間的な特質が具体化されたものとしての愛する人を、

感情センサー

衝動的に意見を言いたい時の心理を考えてみる。 それは、自分の考え（ひいては自分自身）を理解してほしいという気持ちなんだろうと思う。自分と違う意見を持つ人を尊重するにはどうしたらいいか。そのためにはゆるぎない内面を培っておくことだと思う。内面が不安定だと、意見が違うことを自分自身を否定されたことに結び付けてしまうんだと思う。 自分に対しても、相手に対しても、感情的になりかけた時点でそのことに気づけるセンサーを持ちたい。 自分に対してセンサーが働けば、一呼吸おいて理性的に考え