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フリーランス志望の方へ「居場所を作る」3つのSについて

【フリーランスでUターンIターン】転居先などで居場所ってどうやって作るの?居場所を作るキーワードとなるのが「3つのS」

◆こんにちは、トキガラデザインの稲石です。
今日はタイトルにもある通りに「居場所を作る3つのSについて」の内容です。

3つのSとは
①Style (スタイル)
②Skill (スキル)
③Story (ストーリー)

最近聞くことが増えました。「自分の居場所が欲しい」とか、「地元に戻って居場所が作れるか?」とか、「転職先でやっていけるか?」とか、「大学卒業してすぐにフリーランスになってやっていけるか?」とか、「リストラされて転職先が見つかるか?」などなど。

世の中はVUCAの時代。変化が激しく、不確実性が高い時代と言われます。
そうすると一つところにずっと永続的に自分の居場所があると自信を持って言えなくなってきます。


いつ何が起こるか分からない。。


これまでは学校や会社という組織に所属していたけれど、卒業や転職、そしてUターンやIターン、それから仕事がうまく見つからないなど、これまであった自分の居場所がなくなり、新しい居場所を見つける必要がある。

そんな時、どうするか?

あるいは別の視点で言うと、仕事以外にも居場所は見つかると思います。
それは家族だったり、友達や仲間、趣味のサークルや地域のグループ、経営者の集まり、同業者やフリーランスの集まり、それから最近ではオンラインサロンもそうです。

家族はその中でも特別と捉えると、その他は趣味や関心毎や職能におけるカテゴリなど、仕事や価値観に紐ずくコミュニティと考えます。
居場所というのは、学校や会社だけじゃなく、利害関係のない趣味や価値観に沿った関係性を持ったグループというものもあります。

簡単に分類すると、前者は学校や会社というオフィシャルな居場所だとすると、後者は趣味や価値観を軸としたゆるい居場所といえるかもしれません。

今日のブログは、その両者共に対応する「居場所」について書きたいと思っています。

それぞれについて説明していきます。

①Style (スタイル)

スタイルとは、その人の人生観とか価値観など生きていく上での信条のようなものをイメージしています。生きていくスタイルなのですが、どういう仕事の関わりでどうやって生きていくのか。

家族を持っている、あるいは一人で生きていく、あるいは両親と同居しているなどの人生観もある程度固まっていた方が居場所を作り易いと考えています。

例えば地元に戻って、定住しようと思った時に、実家があるとか、家族がいるとかはアドバンテージが高いと思います。

友人関係で言えば小・中・高の同級生がいるとかも人間関係作りにおいてもベースが形成されます。顔見知りがいるというのは大きいです。

ある程度会社員であるとか、フリーランスであるとか、起業しているとか、など所属が決まっていると、人と繋がり易いと思います。

あとは、仕事とプライベートのバランスとかもある程度固まっていた方が繋がり易いですよね。

②Skill (スキル)

2番目はスキルです。このブログでは、居場所を作る上でスキルというのは大事だという立ち位置で書いてます。

まずは会社においても、営業なのか、制作なのか、人事なのか、専門スキルがあるとその会社でも活躍できて、長い期間勤められます。

片やUターンでも仕事が決まっていない時に、新しく仕事を探す時やフリーランスで起業する時も専門スキルがないと、食べていくためのお金を稼ぐことができないので、定住化・定職に就くことの厳しさがあります。


大学を卒業してすぐフリーランスになったり、第一新卒で入った会社をすぐに退職することになったりと、最近ではよく聞くようになりました。
そこでフリーランスの集まりとか、知り合いから仕事を頂いたり、コワーキングスペースに所属をして仕事の繋がりを持つなど、いろいろあります。


ただ、厳しい話ですが、しっかりとした実力を備えたスキルがないと、その場所で継続的に仕事を得ていくのは難しいと感じます。さらにクリエイター同士の関係を継続的に持ったりというのもなかなか難しいです。

やはり仕事がベースとなる関係性だと、自分と同じレベルかそれ以上の方と繋がりたいというのが本音です。
会社からお仕事を直接いただいていくにも、ある程度のスキルと信用が必要ですよね。


私自身が複数の専門学校や会社などで制作スキルやセールススキルを身につけてきたものですから、そういうスキルを身につけられるレベルになるには、どうしたらいいか?なかなか具体的なアドバイスが難しいところです。


しかし、ポジティブな内容も記しておきます。私が東京の方でも活動していた時(10ヶ月ほど前まで)には、大学を卒業したての女性がライターと写真撮影のフリーランスとして活動しているのを身直で見ていました。

最初からそれ一本でというのは難しそうでしたが、会社に所属せずに、アルバイトをしながら少しづつ仕事の幅を広げていく姿は「新しい働き方」として印象に残りました。
少し年上の先輩のアシスタント的な役回りで仕事の勘所を学びつつ、起業したてのビジネスパーソンからライティングやSNS投稿の仕事を得ていきながら実績を積んでいく中で仕事を増やしていきました。


そういう道も確かにあると思いますので、会社に所属するのが苦手な人は一本立ちするまでにある程度時間をとりながらじっくりとスキルアップしていく道もあると思います。補足すると、自分が好きな道を進むのがモチベーション的にもいいと思います。

あとは、世の中のニーズ的にも動画の編集や動画クリエイターは独立し易いと感じています。


フリーランスとして、自分の居場所を作っていきたい方は独立し易いスキルを選択するのも大事なポイントかも知れません。

夢よりまずは飯を食うこと、これが居場所作りには大事な点です。

③Story (ストーリー)

3番目のストーリーとは、その人自身がどういう人生設計をして、これまでどういう生き方をして来たのか。
そして、これから新しい土地で何を大事にして、どういう人生を送っていきたいのか、そのあたりはストーリーに含まれると思います。

そういう個人のヒストリーやバックボーンが居場所作りには大事だと考えます。


例えば、私の専門分野である企業のブランディングも、企業のヒストリー・物語は大事です。

それと同じように、学生時代に打ち込んだものや、進学先の選び方、仕事を始めた場所、身につけたスキル、住んできた場所などがそうです。そういった固有の経験がその人を魅力的に写したりしますよね。

共通点や共感で繋がるということも関係性作りにおいてもきっかけになると思います。
考え方が近いとか、趣味が一緒というのは友人になり易いです。

そういったヒストリー・ストーリーというのも、その人を魅力的に見せる要素だと思います。

新しい場所で、自分の居場所を作る時に必要な3つ目ですが、0から捻り出すのは難しいですし無理なので、誰にも固有の人生物語はあると思いますので、大事なことはそれに蓋をせずに、コミュニケーションの中で相手にまずは伝える努力をすることをおすすめします。


必要なことは、何よりもまず受け身ではなく、自分から相手との接点を見つけるために自分のことを話したり、相手の話を興味を持って聞くことから関係性が始まるものだと思います。

自分の人生の中で人に話せるようなエピソードをいくつか用意しておくといいですね。(芸人さんじゃないので、あまり内容にこだわり過ぎずに)

少し面白く脚色するぐらいは許されると思います。笑。

自分の居場所を作るには、まずは自分を知ること。


自分の居場所を作る、まとめ

上記のように、新しい環境で自分の居場所を作っていくには、特に最初のうちに自分のことをその環境に合わせていく必要があると思っています。

それには自分を分かってもらうことと、何かしらの接点を持ち、興味や関心を持ってもらうことが始めの一歩のように思います。

必ずしもみんなに好かれる必要はなく、そのグループの中で一人でも意気投合できる友人ができるだけでも居場所になり得ます。

そのためにも自分のキャラを分かった上で、みんなに好かれるタイプか、共感する少数とウマが合うのか、は見極めておく必要があると思います。

あまり自分を抑えて、周りに合わせすぎることも、居場所としては居心地が悪いので、できるだけ自然に自分の魅力を伝えていく工夫がいるかもしれません。


これをすれば絶対大丈夫!とは言えませんが、無策で突っ込んでいくよりは、伝え方が9割、見た目が9割などと言われますので、
自分の取説を懐にしまいつつ、接点を持てるような戦略を用意しておいた方が人生を楽しめるのではないかと思うのです。
わずかばかりのご参考になれば。

人付き合いが苦手な人は、あまり最初から無理をせずに、まずは「嫌われない」という部分を意識してもいいと思います。

新しい環境のもとで、自分の居場所を作っていけることを願っています。


本当の自分の居場所ができると人生は何倍にも豊かになりますし、安心できます。

まずは3つのSを意識してみてください。あなたの居場所ができることを願っています。


◆記事の内容はYoutubeにて動画公開していますので、よろしければどうぞ。

「トキガラデザインチャンネル」居場所を作る3つのS
https://www.youtube.com/watch?v=gNnQ-l3FnF0


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