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J.S.A.SAKE DIPLOMA

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日本ソムリエ協会が認定する日本酒資格 通称日本酒ソムリエの勉強をした際のノートです。
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2021年6月の記事一覧

SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 12 日本酒における水とは

SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 12 日本酒における水とは

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[日本酒における水]
日本酒の成分 80% 総米の50倍の量の水を使用する
20%はアルコール、糖分、アミノ酸等

酒造用水ー水道水より厳格な基準
醸造用水と瓶詰用水に区別される
①醸造用水

洗米

浸漬

仕込み

雑用(機械の洗浄)

②瓶詰用水

洗瓶

割り水

雑用

酒造用水の成分
良い成分

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SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 11 代表的な酒造好適米 ③

SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 11 代表的な酒造好適米 ③

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代表的な酒造好適米その3
[八反系]
ルーツ [八反草]1875(明治8)年育成
→しばらくして、姿を消したが、2004(平成16)年復活栽培
[八反10号]1921(大正10)年
[八反35号]1960(昭和35)年
[八反40号]1965(昭和40)年 これらによって遺伝子が引き継がれた
すっきり

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SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 9 代表的な酒造好適米

SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 9 代表的な酒造好適米

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代表的な酒造好適米 (五十音順)
[愛山(あいやま)]愛山11号
兵庫県 1941(昭和16)年 灘の老舗の蔵元(剣菱?)で契約栽培
加東市

母 愛船117×父 山雄

デリケートで造りが難しい、ゆったりと奥深く、繊細、優しい味わい。

[秋田酒こまち]中生
1992(平成4)年交配
2000(平成12)年育成
2003(平成3)年秋田県栽

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SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 8 酒造好適米について

SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 8 酒造好適米について

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2020年はコロナ禍で日本酒の在庫に大分余剰があり、それに伴い、酒造好適米も余ってしまったようですね。

農水省 2020年度酒造好適米等の需要量調査結果

生産量の多い酒造好適米 〔2014(平成26)年検査数量総数90185トン〕
一位 山田錦 29,812トン 兵庫、岡山、福岡、徳島他26府県
二位 五百万石 22,596トン 新潟、富山、福井、石

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SAKE DIPLOMA(日本酒ソムリエ)ノート 7 日本酒の精米について

SAKE DIPLOMA(日本酒ソムリエ)ノート 7 日本酒の精米について

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精米について
①精米にかかる時間教本28ページによると以下の通り
※初版だと、同精米歩合なのに要する時間が
28ページ→10時間
52ページ→約8時間と記述に?
次版からなおっているとよいですが、、、

例 玄米600kg

精米歩合70%の場合 10時間

精米歩合50%の場合 50時間

米は中心部に行くほど

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SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 5 酒造に向く米とは

SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 5 酒造に向く米とは

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日本酒における米

アジア稲の分類
[水稲 陸稲]

ジャポニカ種(短粒種 Short-grain variety)

うるち米

もち米〈グルテン有、日本酒にはあまり使われない。もち米4段のみ〉

インディカ種(長粒種 long-grain variety )

うるち米

もち米(グルテン有り)

日本酒

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SAKE DIPLOMA(日本酒ソムリエ)ノート 4 吟醸酒とは

SAKE DIPLOMA(日本酒ソムリエ)ノート 4 吟醸酒とは

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吟醸酒の歴史

1907(明治40)年ー全国清酒品評会「吟醸酒」→ただし今日においての吟醸酒の定義とはやや異なる、「醇良酒」的

1927(昭和2)年ー日本酒醸造協会誌に鹿又 親(かのまた ちかし)氏による著述
『吟醸とはあらためていうまでもなく〈吟味して醸造する〉ということで とりもなおさず、原料を精選し、最善の努力と技巧の極みによって醸造せられた清酒が吟醸

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SAKE DIPLOMAノート (日本酒ソムリエ)3

SAKE DIPLOMAノート (日本酒ソムリエ)3

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日本酒の歴史②
昭和20年(1945年)終戦以降、人口の増加、米、酒不足により、密造酒が横行、社会問題の解決のため三倍醸造法(三増酒、増醸酒)が普及
昭和40年代(1960年後半~1970年)ー高度経済成長期、史上空前の日本酒ブーム、大手メーカーの特級酒、
1級酒が人気 灘、伏見の酒を「ナショナル ブランド」

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SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート2

SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート2

日本酒の歴史➀
はじまりー不明 弥生時代では?
魏志東夷伝 「倭国の酒」 播磨国風土記「清酒(すみさけ)」

奈良時代後半ー稲作安定 造酒司(さけのつかさ)〔朝廷のための酒〕

平安時代ー寺院、神社、民間でも酒造り

室町時代ー本格的な酒屋の出現、火入れと呼ばれる熱殺菌の技術

16世紀後半ー精米、醪をこす

江戸時代ーますます酒造りがさかん

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SAKE DIPLOMA(日本酒ソムリエ)ノート1

SAKE DIPLOMA(日本酒ソムリエ)ノート1

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日本酒の定義

酒税法では「清酒」
2015年(平成27年)地理的表示「日本酒」指定
原料米「国内産米」国内で醸造された清酒のみ

日本の酒税法における清酒の定義
①米、米こうじ、水を原料として発酵させてこしたもの(アルコール分22度未満)
②米、米こうじ、水及び清酒かす、その他政令で定める物品を原料として発酵させてこしたもの(アルコール分22度

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J.S.A.SAKE DIPLOMA

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こちらのマガジンは、以前日本酒について、勉強していた時の記録です。
ブログにて掲載済みの内容ですが、隔日投稿していきます。
よろしくお願いいたします。

日本ソムリエ協会が2017年からスタートさせた日本酒の資格SAKE diplomaを受験しました。
どうして受験したかって、
ある友人に一緒に受けましょう!と誘われたからです。
まぁ、日頃、日本料理をお出ししている関係上、ワインより、日本酒を供す

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