成長とはなんぞや? 聞くこと、見ることはやっぱり大事。効果的なコミュニケーション(後編)
オリンピック、パラリンピックが終わり、
9月に入って、一気に秋になったような気がします。
夏好きなので、ちょっと寂しい。
さて、昨日までに引き続き、
「成長とはなんぞや?」をテーマに書いていきます。
今日は 効果的なコミュニケーション(中編)ということで、
情報の受信にフォーカスを当てて考えてみます。
(昨日のnoteでコミュニケーションを受信と発信の2つに分けて考えています。)
まず、
情報の受信にはどのような方法があるか。
・聞く
・見る
・感じる(触れて感じる、シックスセンス的に感じる)
・匂う
・味わう
そう、人間の五感は全て情報を受け取る行為になる。
効果的なコミュニケーションにおける、
受信 について、それぞれを細かくみてみる。
聞く
聞くといっても、どこにフォーカスするかで感じ取る情報は違ってくる。
・言葉(テキスト的な情報)を正確に把握する
・声のトーン(大きさ、高低、早さ、抑揚など)から感じ取る
・息遣い(大きさ、早さ など)から感じ取る
テキスト的な情報を理解したいのであれば、言葉にフォーカスすればいいし、
感情や状況、状態といったものを感じ取りたいのであれば、言葉以外の部分にフォーカスするといい。
よく言われることだけれど、
緊張すれば呼吸が浅くなったり、声が上ずったりする。
「大丈夫?」と声をかけたときに、「大丈夫」と返ってきたとさて、それが本当かどうかを知りたければ、トーンや息遣いにこそフォーカスすべきだろう。
見る
見ることは非常に複雑な情報把握の方法だと思う。
というわけで、私が面接官だった頃に、どのように視線を動かしていたかを思い出してみる。
第一印象を得る
・目を見る
こちらを見ているのか、違う何かを見ているのか。
・全体像を見る
特に靴、カバン、時計、襟元、髪(髪型、髪色)を見る。
別にそこに何かのメッセージがあるわけではないけれど、「人がよく注目する」と言われるポイントに対して、平均的に気をつかっているのか、何かしらの個性が表現されているかの有無くらいを確認する。
・手足の動きを見る
手は組んでいるのか、足は開いているのか。
話しながら動くのか、動かないのか。
手足の動きだけで、何かが分かるわけではないのだけれど、自信の有無が意外と表れていたりする。緊張したり、不安を感じている人は、動きは小さく、ガード姿勢に入っていたりする。
感じる
違和感を感じる
聞いたり見たりして受け取った情報を組み合わせて、一つの大きな意味を形づくる。
面接で言うならば、候補者像ということになる。
例えば、外見的な印象や話し方から、「大人しい人だな」と感じたにも関わらず、ヤンチャなエピソードが出てきたら「あれ?」と思うように、どちらが真の姿かは分からないけれど、あれ?と違和感を感じることが大事。
違和感を感じたならば、その正体をつきとめるべくさらに聞いたり見ればいい。
あるいは、
何か自分が見落としたり聞き漏らしていないかを振り返ってみる。
大切なことは目の前にいる人を知りたいと純粋に思う気持ち。
匂いと味
これは食事などに限定されそうだけれど、意外とそうでもない。
例えば、匂いからも色々なことが分かる。
タバコを吸う人か、香水をつける人なのか、汗くさいのか。
対面で話をするときに、相手が持ってくる匂いには、相手が何を大事に考える人なのかというメッセージが見え隠れしている。
受信することの効果を高める方法
よく、過去を思い出すときは視線が左に動き、未経験のことを想像するならば右に動くなんていう。
この手のノウハウはある程度実験や研究に基づいているものが多い。
そういう人の自然な反応を見逃さずにノンバーバル(非言語)のメッセージとして受け取れるかどうかは、勉強と経験が欠かせない。
外国語を話せるようになるのと同じように、非言語のコミュニケーションを伸ばすためには、トレーニングが必要。ただ、その実戦だけは生まれた頃から誰もが無意識的にやっていることなので、知識が無くてもある程度出来てしまう人もいる。
しかし、その効率を上げるためには正しい理論を多少なり知ることが重要だし、理論を知ることで経験値を応用したり、高度なものに昇華させることができる。
色々な専門書などがあるけれど、
個人的にはNLPの入門書などを一読するのが分かりやすくてよいような気がする。
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今日はコミュニケーションの受信に重点をおいて考えてみました。
明日以降に、発信と合わせてコミュニケーションを効果的にすることをさらに深掘りして考えていきます。
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