インプットログvol.4【マッシュル】
こんばんは、語部の郁です。
本日のインプットログは『マッシュル』
漫画原作のギャグアニメですね。
現在2期まで放送中だったので
拝見しました。
途中からハリー・ポッターオタクが
顔を出すかもしれません。
※批評ではなく、あくまで好み・感想です。
誰かを批判するためではありませんので
不用意な意見の切り取りなどはご遠慮ください。
【あらすじ】
魔法を使って生きる世界に
魔力を持たない状態で生まれた主人公
マッシュ・バーンデッド。
おじいさんとともに
山奥でひっそりと暮らしていたが
こっそりシュークリームを街へ買いに行き
魔法警察に見つかってしまう。
魔法中心の世界を変えるため
魔法省への入省が保証される
魔法学校へ入学し、
成績トップの「神覚者」を目指すことに。
魔法が使えない彼がどうやって
「神覚者」を目指していくのか…。
こんな感じのお話です。
【きっかけ】
今月はたまに自分の中で開催する
インプット強化月間として
amazon primeを漁っていました。
新作の欄の筆頭に
『マッシュル』の文字を発見。
そういえば昔友達が面白いよって
言ってたな~見るか~という感じです。
元々ギャグ作品は好きかつ
魔法モノということで
少しだけ期待して見始めました。
Youtube shortでもたくさん
面白いの声が多かったので
さかのぼりながら見てみました。
【舞台・時代設定】
舞台は魔法を使えることが
当たり前の世界。
割と絵柄から現代にはしないことで
ファンタジー要素を強くしようと
する意思が強くみられましたね。
城下町に商店が多数あり
基本何とかなってしまう世界のため
機械テクノロジーなどは
発展していません。
また、魔法の使えない人と
それ以外の世界との境界もなく
魔法使いのみに市民権が与えられる
割と残酷なシステムでもあります。
基本的にはRPGに”よくある魔法世界”を
ベーシックに服装・建物など
構成しているように感じました。
メインジャンルがギャグなので
あまり舞台設定にこだわりを
強くしすぎなくても
問題ないのは強みです。
【パロディの境界線】
この作品に関して、正直最初
好みではない部分がありました。
各種設定部分です。
これに関しては原作漫画の発表時
話題になったようですね。
主に設定や学校・人物設定については
某ハリポタファンは言うでしょうね…。
批判をしたいわけではないので、
類似・酷似している点を
まとめてみようと思います。
特に多いのはイーストン魔法学校です。
外見、入学式での船での入校、
制服のローブ、寮の特性、
寮シンボル、組み分け帽子。
入学試験の内容にも一部
4作目の三大魔法学校対抗試合の
試練内容と被るものがあります。
主軸となる設定に酷似点が多すぎるのは
好みの問題が大きいとは言え
疑問を抱きました。
ここで創作で使われる模倣に関する用語
「オマージュ」「インスパイア」
「パロディ」「パクリ」について
調べてみることにしました。
【オマージュ】
最も詳しく書かれた辞典を
引用しました。
つまり尊敬・敬意が見える創作である
必要があります。
念のためwikipediaでも引いてみました。
日本のwikipediaはただの集合知なので
正しい情報とは限りませんが
マジョリティの認識はわかります。
私としては最後の一行が
気になります。
個人的にはこの作品は
「パロディ」要素の高い作品です。
次にパロディについて
見てみます。
【パロディ】
今作はパロディ作品です。
予測可能なプロットを強調する点は
「マッシュの筋肉ですべて解決する」
という1点に集約されていますね。
ギャグ作品であることを除いても、
模倣とユーモラスな効果に関して
ほぼ間違いないと言えるでしょう。
私の世代にパロディというと
銀魂・おそ松さんなどが上がりますが
これもたくさんの人に怒られて
DVD収録されない話もありましたね。
風刺もたくさん含んでいた作品だけに
テレビ局がたくさん誤ったという話も
沢山ありました。
オマージュの時と同じく
改めてwikipediaを見てみたところ
分かりやすい表記がありました。
最後の一文を読んだときに
作品を納得して進めるようになりました。
私の頭が固かったのかもしれない。
ジャンプ作品らしい
話の大筋やマッシュの目標が
設定によって邪魔されるわけではありません。
アニメ3話くらいからは
マッシュの挑戦が
メインになっていくので
どんどん気にならなくはなります。
ついでに、ほかの2つも調べてみます。
【インスパイア】
インスパイアという言葉には
作品に対して尊敬はもちろん
自身の作品に昇華する際の
オリジナリティ・独創性が必須とのこと。
これは創作する側は常に意識します。
身につまされる思いです。
私自身は作品をモチーフに
歌を書くことも多くあります。
独創性を生み出すのはどこなのか
そもそも独自性は出ているのか
作品として美しくまとまっているか
作品と言えるものに仕上げられたのか。
ここが常に課題です。
表に出すまでに何度も焦りますし
発表してからも評価にびくびくする。
いつも恐ろしい気持ちです。
【パクリ】
許可や尊敬がないまま
自分がオリジナルの作者として
発表してしまうこと・その作品を
指すこともありますね。
剽窃するということは
著作物の侵害にもなります。
無論ありえないことですが、
パロディとの境界は実にあいまいです。
売れればパロディというわけではなく
前述したとおり模倣と
ユーモラスな効果を狙って
描く必要があります。
いずれにせよ、公でこの作品を
参考にしていると表明・わかるように
しない限り剽窃とみなされます。
やらない方が良いという意見ではなく
何事も用法用量を守って
使う必要がある手法・技法である
ことは間違いありません。
【友情・努力・勝利】
ジャンプ作品の標語として
有名なこの3語ですが
典型的なジャンプ作品と言えますよね。
マッシュ自体は友情に表立って
熱いわけではありませんが
同室のフィンを見捨てることは
一切しません。
ほかの仲間も同様ですので、
勧善懲悪がわかりよい仕様です。
とても助かります。
もちろん展開として、
ヒールキャラの改心や
もっとキャラが悪くなるなどは
ありますね。
実際ヒールの改心はアニメでも
既にえがかれていましたし、
今後も楽しく見ることができそうです。
深読みをしない作品が
久々だったので
あまり軽い味わいで
楽しめています。
【ギャグアニメの難しさ】
ギャグアニメだけでなく
笑いを生み出すために
必要な話だと思いますが
笑うためには『間』が大切でしょう。
無論、笑いだけでなく
喜怒哀楽全てを表現するには
間がとても大切だと感じます。
ただそれがとてもシビアなのは
笑いと悲哀の表現だと
個人的に思いながら
お話を見ています。
漫画では自分のタイミングで
その音声を自分で鳴らせますが
映像や音声作品になった瞬間
難易度が爆上がりします。
映像作家や声優・俳優の皆様には
いつも脱帽です。
実際漫画や小説を映像化する際
感情の出るタイミングや
表現の角度が一番気になってしまいます。
特に好きなシーン。
マッシュルで好きなシーンとすると
4話のランスとマッシュの掛け合いです。
2人とも作中ではボケ担当ですが、
対マッシュになると解説も含みます。
マッシュがそのあたりから
魔法だと認識してもらうために
「~~魔法」という詠唱を
行うようになります。
これが「ない魔法」であることを
ランスはイマイチわかっていないのが
とてもかわいらしいシーンです。
独白も含むシーンではあるものの
2人の感情や驚きのぶつかり合い、
その間が絶妙でした。
ぜひアニメでご確認ください。
しかも声の良い2人。
とてもいいシーンです。
【最後に】
全体として今は楽な気持ちで
リラックスして
新しい話を楽しみにしています。
2期OPもだいぶ話題になっていますね。
個人的にOPEDの映像が
本編映像と異なるテイストになっていて
とても好きです。
やはり声優さんたちの演技が
素晴らしいです。
長年業界を一線で走ってらっしゃる方々なので
とても安心してみています。
嬉しかったのが麦人さんです。
ウォールバーグ・バイガン校長を
演じられていますが
とてつもなくよきです。
沢山のアニメ吹き替え等で
ご活躍されているので
あなたの麦人はどこから?
ができると思います。
私は犬夜叉からです。
今回もありがとうございました。
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