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家庭訪問でゲーム?家族でも先生でもない"誰か"だからできること

子どもの居場所づくりや学び支援をおこなう認定NPO法人カタリバは、"居場所"で出会った子どもたちのエピソードや、スタッフの思いを描いた物語を「ぼくらが出会ったあの子の話」としてフィクションマンガでまとめています。居場所づくりや子ども支援に関心をお持ちの方に、こんな団体があるんだなと知っていただく機会になればうれしいです。

▼前話「学校に行けず、ゲームづけの生活に。一歩踏み出した親子が見つけた新しい居場所」

家庭訪問でゲーム?家族でも先生でもない"誰か"だからできること。

"次に会う時は、一緒にゲームをしてみない?"

自治体の教育支援センターであるこのまちテラスでは、なかなか来所できなかったりお休みが続いていたりする子どもにも適切なサポートを届けるために、必要に応じてスタッフが家庭訪問(アウトリーチ)をおこないます。

家庭訪問といっても、子ども・保護者との三者面談のようなかっちりとした形式ではありません。面識がない場合はまずは何度も足を運び、顔を見せて、自分が誰なのかを知ってもらうことからスタート。最初は数回、保護者と会い、ご家庭や子どもの状況をうかがいながら関係を築いていきます。そして子どもへご挨拶。最初から長い時間拘束したりたくさん質問をしたりはせず、「次はさ」と、また会うときのささやかな約束をします。

こうして少しずつ家族ではない"誰か"と接する機会を重ねていくことで、少し気持ちが動いて、家の中から外へ一歩踏み出せる。そしてまた別の"誰か"と出会って、その人数がだんだんと増えて、自分の居場所ができて・・・子どもたちのその過程に、このまちテラスはじっくり伴走しています。

ハクトくんのこれからを、ぜひ一緒に見守ってもらえたらうれしいです。

▼次話「保健室登校から一歩踏み出して、サードプレイスに通い始めた中学生が見つけたもの」

▼全話を読みたい方はこちら

マンガ制作:はしもとあや
監修:認定NPO法人カタリバ


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