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主治医との出会いから病理検査まで

告知から主治医との出会い

こんにちは。「かたぱいちゃん」です。
今回は告知を受けて今の主治医と出会い、手術、最終病理検査の結果までを綴りたいと思います。

今、私が元気なのも全ては主治医との出会いが大きく関わっていると思っています。乳がんは長く付き合っていく病気です。
多くのガンが5年経過観察ですが乳がんは10年経過観察になります。
信頼のおける主治医、相性のいい主治医と巡り会う事は今後乳がんと戦っていく上でとても重要な事だと思います。

私の経験が皆様の参考になれば嬉しいです♪

乳腺エコーと針生検後

乳腺エコーから針生検後 正式に告知を受けるまでの1週間「8割乳がんで間違いない」と言われていたのでもう気分はドン底でした。
すぐに両親と元旦那に相談したわけです。
一番うろたえていたのは父親だったかもしれません。
「1週間も待てるか!」
「セカンドオピニオンを受けるための病院を探そう!」
とそれはそれは心配していました。そりゃそうだ。

実は私の叔母が乳がんサバイバーで告知から20年。今もぴんぴんしております。
まずは叔母に病院について聞いてみました。
叔母が乳がんに罹患したのは約20年前。叔母も主治医探しに苦労したようで最終的に落ち着いた病院を教えてくれました。

その病院は小さな個人クリニックでした。
すぐに電話でセカンドオピニオンを受けたいと予約し、針生検のデータを持って受診してくださいね。と受付のお姉様に言われました。

何度も言いますがこの時点ではまだ正式に告知はされていません(笑)
でもこの迅速な病院探しは今となってはナイスなわけです。

告知 「うん、知ってた」 

正式に告知を受ける前に乳腺エコーを受けた病院にもセカンドオピニオンを受けるのでデータの用意をお願いしますと根回しまでバッチリでした。

そして正式に告知を受けたわけです。
「残念ですが。。。悪性でした」と。

うん、知ってた( ・∇・)
いや、冗談ではなく本当にそう思ったんですよ。
おっぱいの異変に気づき乳腺外科予約からの2週間での告知でした。

その時の先生に〇〇病院にセカンドオピニオンに行くことを伝えたら
「その先生、めちゃくちゃ有名ですよ!セカンドオピニオンもいいですが。。。正直、少なくとも僕はその先生以上の方は知りません。ご自宅から遠いので通うのは大変でしょうがその先生にお任せしていいと思いますよ」と。

主治医との出会い

翌日早々に予約していた小さな個人クリニックにデータを持って行きました。
そこで今の主治医と出会ったわけです。
待合室にはずらりと何年にも渡って選出されているベストドクターズ認定医の表示がありました。
「え、なんかすごそうな先生(゚∀゚)」

今は本当に情報化社会。
Googleさんに日々、色々なことをお尋ねして生きているわけですが広告費を払っていたりする病院が上位表示されたりSEOに力を入れている病院がヒットするので探してもせいぜい2ページ目くらいしか見ないのではないでしょうか。
あとは病院の口コミサイトを見たり。

叔母に教えてもらい、告知を受けた先生の後押しがなかったらきっと私も近くの総合病院に行っていたと思います。(総合病院が良くない訳ではありませんよ!私も後に総合病院に一時転院しています)

人間、選択肢が多いほど選べなくなってしまいます。
「決定回避の法則」ですね。近くの大きい病院で間違いないやろ!となっていた可能性大です。なんせ、こちとら一刻も早く診てもらわないと!と焦ってますから。
またまた話が逸れてしまいましたが、本当にちょっとしたきっかけで今の主治医にたどり着いた訳です。

その日のうちにマンモグラフィ、組織診をしました。
組織診とは針生検よりも太い針を刺し病変の一部を取り出してより詳しくガン細胞を観察するために行います。
確か局所麻酔をしたと思いますがめちゃくちゃ痛くて泣きました。
パンチで穴を開けたような感じでおっぱいに傷残っちゃう!とその後全摘になるにもかかわらず心配した記憶がございます(笑)

私の主治医は言葉は多くはありませんが目を見てしっかりとお話ししてくれます。
「先生、治る?」
「治すように頑張るからね。すぐ手術するよ。大丈夫?」
「はい。私、娘が二人いるシングルマザーなんです。出来ることは全部してください」と全てをお任せすることにしました。

その後は先生のクリニックと提携している大きな病院でCT、MRIと全身検査を行いました。幸い他の臓器に転移はなく手術日も決定。
本当にスピーディでした。
組織診の結果はリンパ節転移ありのステージⅡB。
硬化性 浸潤性乳管ガン


手術

告知から手術まで約1ヶ月でした。
その時にはもう腹括っていて頭は再建へ切り替わっていきました。
再建の時ついでにちょっと大きくしてもらおう!と企み始めた訳です。
ただ思うようにはいかないのが人生です。

「リンパにもガンがあるから全摘するよ。リンパも郭清しないといけないからね。頑張ろうね。先生も頑張って全部悪いもの取り切るからね」

「はい、先生全部とってください。でも再建したいの。絶対再建したいです。(なんなら大きくしてほしい)」

「うん。再建はできるよ。でもね、あなたは全摘と一緒に再建はできないよ。リンパに転移してるから放射線する可能性もあるからね。まずはガンをやっつけてから再建したらいいよ」と。
そしてあれよあれよと手術の日になり人生で初めての全身麻酔をしての手術となりました。

手術自体は本当にあっという間です。
体感3秒。
寝て起きたら終わってます。

術後 最終病理診断とステージ確定

術後は本当に痛かったですね。。。
私の主治医のクリニックでは入院できないため、クリニックの近くの提携病院で主治医が訪問しての手術となりました。
ご飯も美味しくて退院の際には3キロ体重は増加。
全摘したのに不思議ー!!(゚∀゚)
そういえば入院中に遺伝子検査もやりました。結果は陰性。陽性だったらアンジーと同じように予防切除するつもりでした。
でも私は娘が2人いるので結果、よかったです。

肝心の術後の病理診断ですがこれがなかなかです。

乳がんの核グレード、いわゆる顔つきと言われるものですが一番悪いグレード3 組織学的グレードも3
エストロゲンレセプター陽性 85%
プロゲステロンレセプター陽性 20%
Ki-67  19.2%
リンパ節転移 陽性(摘出リンパ節数40→転移個数13)
ルミナールB

摘出リンパ節40!? (°▽°)
「リンパ腫れてたからね。いっぱい探して根こそぎとったよ」って。
「リンパ浮腫の説明するからね。右手大事にしてね。でもね、あなたは体型的にもリンパ浮腫にはならないと思うよ。心配しすぎなくていいからね」

そうなの?え、右手ほとんどリンパなくない?ってかなくない?大丈夫そ?
40個もリンパ取った人いらっしゃいますか?(笑)

でも、術後一年以上経っている訳ですが主治医の言う通り今のところリンパ浮腫とは無縁。腕もぐるぐる回せるほど通常運転です。

長くなったので今日はこれでおしまい。
次回は治療、闘病について書きます。
私の治療、標準治療フルコースですがなんと・・・・

最後までお読みいただきありがとうございました。
またねん♪