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夢の島、ゆめしま海道

ゆめしま海道。いい響きですね。
私はこちらに、今年の1月と6月に訪れました。冬夏制覇を果たしたということです。

混み合わない日本の1泊2日旅行スポットをお探しの方、、、、お待たせしました。

私が責任を持って冬編・夏編とレポートします。

まず、ゆめしま海道って?

ココ!しまなみ街道のとなり。

「ゆめしま海道」は愛媛県越智郡上島町の島々からなる離島サイクリングロード。なかでも、岩城島(いわぎじま)、生名島(いきなじま)、佐島(さしま)、弓削島(ゆげじま)の4つの島は橋でつながっており、自在に行き来することができます。2022年3月20日に生名島と岩城島を結ぶ「岩城橋」が開通。今、大注目のサイクリングエリアです。

https://www.cyclonoie.com/yumeshimakaido/

引用させていただきました。
しまなみ海道のサブルートだけど、船でしか行けない4つの島。
島同士は橋で繋がっているけど、本土からは橋で繋がっていない島って日本にほとんどないらしいです。珍しい島々なんですね〜

まず、今年1月の冬旅編から。
1泊2日でゆめしま海道へ行きました。

大阪からレンタカーでブン、とした。寒いので自転車はあきらめ。

東京から1人と大阪から2人の合計3人で合流後、すぐ出発!なつかしい〜この温度感〜と浸る暇もなくシャカシャカと高速へ乗り込みます♪

高速で見かける果実運んでる車、すきって話


車を走らせること3時間半、因島北ICで降ります。
高速を降りたら家老渡港のフェリー乗り場へ向かう、大体20分くらい。

しかし途中で出会った景色に釘付けになり、撮影会開催。

これはトキメキの予感…止まるしかない
オ〜
世が世ならR指定

時間もやばいのでフェリー乗り場に急ぐ。

わたしは結構瀬戸内海の離島に行ったことがありますが、フェリー乗り場って基本建物があって中に券売機があるイメージだった。有人か無人かはまちまちだけど。でもこの家老渡港は本当に船着場だけでした、乗ってから券買うタイプ。ほんとに乗っていいの?って何回も確認してから車で直接乗り込んだ。
それもそう、片道5〜7分だもんね。
料金は大人往復180円、普通車で1360円でした!ヤッッッ
小豆島行く時車で乗り込もうとしたら1万は超えてた気がするな…

乗り込んでから、船員さんが来てくれるのを待ちます。窓をコンコンされたら切符を購入。降りず、というかエンジンすら止めずに船乗るの新鮮で面白い。

乗船中の景色
上陸とともに船の前方部分が島と繋がる
最前列、マリカなら有利な位置取り。

ついに弓削島へ上陸!9時に大阪を出て、14時に上陸したので大体片道5時間ってところ。けっこう寄り道しながら行ったからね…

まず一つ目の目的地は…

ごはーん!ごはんごはんごはん!

弓削島、しまでcafeさんへ!
お肉定食もあるしお魚定食もあるしパスタもあるし、みんな好きなものを食べたらいいじゃない。

車海老ソース仕立ての鯛のパスタ
向かいはタコのパスタ

島食材の洗礼!海苔とタコと鯛が名産なんだ。
パスタものっすごく美味しくて一瞬で消えた。ジャリッていたのはエビかな…美味しかった…
もうひとりの友達はレモンポーク定食を頂いていました。塩ソフトも食べたかったけどタイミング合わず後悔…

ドラムの方の出身ということで最近この島で打首獄門同好会のライブがあったらしく、女将さんが教えてくれました。いやこの島から全国区なのすごすぎない?

次の目的地はvida con mielというお菓子屋さん。
テイクアウトだったけど、お店の中素晴らしすぎてイートインも再訪が決定した。しかし火木のみなので難しい…

急に現れる今風の建物
ホワイトチョコと生姜のスコーンを買った
スパイススコーンって珍しいな

スコーンを抱えてチェックインだけ済ませるために宿へ。ここで気がついたけど島の中めちゃくちゃに道が狭くてこの旅行中何度も詰んだ。軽専用島。
何度も助けてくれて最終的にはハンドルを握ってくれた地元民、そーーーーーkindでした。

ジャーン、チェックイン!

すぐに出発。この時点で16時、日没までは1時間。

佐島、生名島を超えて岩城島へ。佐島はみかん畑の島、生名島は公園が多い島というイメージ。観光地やお店は主に弓削島と岩城島に多いっぽい。

生名島⇔岩城島をつなぐ橋は2022年の11月に開通した新品の橋!できたて2ヶ月
ゆめしま海道は本当にこれからなんだなあ

岩城島の物産センターはお土産選びに最適のお店。新鮮な柑橘、野菜、島々の特産のジュースやお菓子、さらにはオリジナルの柑橘を使ったケーキやプリンまで…大きくない施設だけど魅力たっぷりでぜったいにいくべきと思った。

レモンベイクドチーズケーキ(結構でかい)400円くらい
丁寧なケーキありがたすぎる

ガイドブックに載っていた岩城島サンセットロードへ。サンセットロードとか言ってさ〜、見えなかったらどうする〜?とか言いながら向かいましたが、、、

あーお手本
あ〜座る場所も、あるんだね
ハーフカメラでも撮りました、ブレた。。

夕日を堪能した後は6時半からのご飯に間に合うようにちゃんと弓削島まで帰ります。弓削島⇔岩城島は20〜25分くらい。もれなく道は狭い。私のようにザコドライバーを自負する方は注意!軽で来ましょう!

お宿に帰ったらみんなで夜ご飯。
1日2組限定なので、ちょうど良いこじんまり夕食。
そして噂には聞いていたのですがしびれる品数としびれる量。

ヒトリブン…?ここから煮物も来ました
タコ飯と鯛の塩焼き、お刺身のアコウ、いや全部美味しかった…

なんとか完食したけどかなりギリギリだった。
ちなみにここのお宿…1泊2日夕朝食付きで大人1万円でした。さらに信じられないことに、愛媛県の割引で半額の5千円でした。
ここを紹介してくれた方に「採算いけてます?」と聞いたら「その分宣伝して返しなさい!」と言われたのでこの記事を書いてます。ステマではないよ。
(※今調べたら1泊15000円になってました…それでもお得だと思います…)

ご飯の後は山に星を見に行こうか〜とか言ってたのだけど、この辺イノシシ出るって言われたのと寒いので大人しく部屋篭り。

てことは、あとの楽しみはお風呂ですよね。
用意されてます…至極の露天風呂。

ほとんどが旦那さん女将さんのDIYですごい
ハンモックの奥に見えているのが露天風呂
中に脱衣所もシャワーもある!

貸切なのでゆったり過ごせます。

露天風呂の電気を全て消すスイッチがあるので、星を綺麗に見るために消してみてください、と教えてもらった。
みんな体を洗ってお湯に浸かって、スイッチを消して、真っ暗になったら10分目を閉じて待った。暗順応?星を綺麗に見るコツらしい。

10分後携帯が鳴り響き、10秒カウントダウンして、せーの!で上を見ると、

キラッキラ!

満点の星空でした…冬は、星が、いいね…
スバルが好きなんですけど、ご覧の通りしっかり捉えきれてます。写真ではこんな感じだけど、もっともっと綺麗だった。
もうこれだけで最高の思い出だった!

そのあと友達にサプライズしたりなんだかんだして広ーい部屋で鬼爆睡しました。

起床!のち、朝ごはんで無事お腹ばくはつ。
勿論美味しいから食べたけど、少なめなど対応してくれるはずですし無理しちゃ本末転倒なので注意です。自信なかったら事前に一言断っておいた方がいいね!

鹿児島出身のご夫妻なので朝食はけっこう鹿児島みがあった、鹿児島旅行思い出してエモなりました
烏骨鶏(だったはず)の卵おいしかった…


さてさて今日の目的地は、久司山展望台です!
本当は昨日の夜行きたかったんだけど、まじで行かなくて良かったと泣けるほど道が険しかった。

登山口もわかりづらいけど、一応きちんと看板があるのでそのあたりに車停めたら大丈夫そうです。

車停めたあたり。冬の太陽の光が優しすぎて海黄色なってしまってるやつ、好き〜

登山口からは10〜15分くらい、まあまあ険しい道を登ります。迷いはしないけど、結構傾斜が急だったのでこれはいい景色見れるぞ〜と期待が高まる道だった。

最後の階段を登ると、、、
わー!360度パノラマの島々!
手前から佐島、生名島、岩城島
これは四国方面
もう明るすぎて飛んでしまってるのよ
iso低めのフィルムを持っていきます

これが朝11時くらいですね。やっぱり旅行は晴れが一番と痛感した!

その後またゆっくり大阪へ帰還。
また夏に来たいねと言い合いながら帰りました…

そしてシーズン2は思わぬ形で開幕します。

母「よく瀬戸内海行ってるよね〜今度お母さんも連れてって」
私「うんいつ行く?」
母「6月とか?」
私「OK」

夏編、開幕

岡山で母親と落ち合い、レンタカーで行きました。岡山からだと車で2時間ほど、因島まで向かいます。
あの、お母さん、サービスエリア?って行ってみたいんだけど…って言われたから福山SAに止まってお土産選んだけどかなり品揃え良くて大きかったので今後も寄りたい 屋台などもありveryGOODです、母の初SAを彩ってくれてありがとう

さてポルノグラフィティの出身地、因島!はっさくゼリーが美味しすぎる、因島!みんな大好き因島!
行きたかったお店があるんです。こちら〜

これを、、、
こうじゃ!
目の前は広島-因島を繋ぐ橋

はっさく大福で有名な「はっさく屋」さん。因島北ICから6分ほど。
フルーツ大福が好きで、この間大阪のフルーツ大福屋で2つ選んだら会計が1500円くらいになってひっくり返りました。たかすぎ!その点こちらは1つ200円ではっさくがもりもり入ってて美味しいさいこう…要冷蔵なので持ち帰れなかったけど通販してほしい美味しさだった。
お店のロケーションもよいのでかなりおすすめです。

今回は因島を超えて生口島までいって岩城島から上陸しました!
前回は弓削島メインの旅だったので今回は岩城島メインで。岩城島は「青いレモンの島」らしいです。おとぎばなしじゃん。

小漕港へ
トラックに1位を取られた

フェリーに揺られる事5分、岩城島へ到着〜。往復2100円でした。
因島⇔弓削島のフェリーより生口島⇔岩城島のフェリーの方がちょっとだけ高いのね。
生口島→岩城島に上陸するメリットは高速降りてからフェリー乗り場までが近い(10分ほど)ことと、フェリーが1時間に3本あることでしょうか(因島→弓削島フェリーは2本)

お昼ご飯は「たい屋」さんへ。鯛のカルパッチョランチと、鯛めしランチを注文。

絶好のロケーション
前をびゅんびゅん通っていく人たちが絵になる

美味しい鯛ランチ最高だったー。しっかり晴れたので眺めも良く、母親は初めての瀬戸内海の色にビビってました。

この後近くのビーチでさらに近距離の瀬戸内海眺めて2人でビビってました。綺麗すぎるけどどういうおつもり、、、

透明感にため息

岩城島のレモンを味わうためにつぎに向かったのは「nouson808」さん。冬にお世話になった宿のご主人がおすすめしてくれた柑橘屋さんです。
ここはテイクアウトで!お店の前になっていた柑橘はダイダイ、と教えてもらった。6月まで粘るなんて偉シトラスだよね。

レモンがごろごろ入ったレモンスカッシュ超絶美味

エナジードリンク(エナジーが溢れるの意)を手に入れたので気合いで積善山展望台に向かいます。
気合いというのは運転で、ぐねぐね山道を落ちかけながら20分…助手席からは悲鳴が。でも登山と一緒で登り道大変であればあるほど綺麗なはずだから!
車がすれ違えない道なので運転自信ない人はやめておいた方がいいかもです。運良くすれ違わなかったからいけただけ。

頂上への駐車場に車を停めると目の前に「頂上まであと5分!」の看板と、丘が。本当にこれ登っていいのか?という丘を草をかき分けながら登ります。

これで1/3くらい。険しいよう…
でもこの階段の横の道は、まさかクロスバイク用?

息も絶え絶えで頂上へ着くと、望んでいた大絶景が広がってました。

360度うみうみうみしましましま!
遠くまでよく見えた〜
登山記録⛰

遮る木もないのでかなり綺麗にパノラマ絶景を楽しめた!日によってガスってしまったりでよく見えない日もあるらしい。こんなに苦労して登って何も見えなかったら展望台から自由に罵詈雑言を叫んじゃいそう。母の日頃の行いによりいろいろツイてた。
しばらくしたら親子がやってきて、よく登りましたね〜とか話してお互いに撮影会した。

じゃあ次は弓削島に向かおうということで同じ道を下山。下りはまだ楽だったからよかった。

弓削島に来て一発目は海の駅「ふらっと」へ。
情報誌とか一通り置いてるし、お姉さんがきさくに話してくれるので何も調べずに上陸してしまった場合ここで帳尻合わせられるね。目の前が街の中心の広場みたいになってて車も人ものんび〜り通り抜けていくから見ていて楽しかった。ていうか、島で出会う若者なんか美男美女多くて朝ドラみたいでドキドキしちゃった。

これが島の中心の広場

次はまたしてもvida con mielさんへ。
土曜日もカフェ営業してくれるようになってた!でも満席だったのでスコーンだけまたテイクアウトして帰りました。ここのInstagramいろんな意味ですごいから見てみてほしい。

スコーンをリピ

じゃあ、そろそろ?ついに?ということで岩城島まで戻って、以前ベイクドレモンケーキを仕入れた岩城島物産センターに寄りました。
季節も季節なのでなんの柑橘も置いてなくて、冬の様子を見た後だからなんだか寂しかった。夏は海の良さあるけど冬は柑橘の良さあり、どちらも捨てがたい。レジにジャニーズみたいな男の子2人いてやっぱりなんかドギマギした、また美男いる…って。なんでなん??

物産センターの正面には愛媛側の島へ向かう港がある

そんなことは置いておいて、ついに待望の宿へ。
今回の宿は「亀井旅館」さんです。

お部屋激烈にレトロ!
階段無限にあって迷路みたいだったから母に「ちょっと探検して来てよ」って言ったら「帰って来れなくなっちゃうよ…」って言われました。でも昔ながらの宿ってたまらんのですよね〜私は好きです、かなり。解像度の高いおばあちゃんちでした。

お部屋着いたら安心して寝ちゃったりして、気づけば18時。待望の!夕ごはん!

ここからさらに茶碗蒸し煮魚天ぷらなど

鬼ボリューム、再来…
いや結構衝撃的に美味しすぎました。ひとつひとつのお料理の美味しいポイント語れるくらい美味しかった!逆に嫌なところが1つも言えないくらい美味しかった!すごく丁寧なご飯でした。ありがたいよお…
特にお刺身と鍋とタコとくらげの酢の物が美味しかった、ほぼ全部か

そして最初にサーブしてくれた男の子がさっき岩城物産センターで見かけたジャニーズ君でした。本当にどうなってる?!この島?!客喜ばせるために各所に絶えずイケメン配置してるのか?そういえばnouson808の店員の女の子もすごく綺麗だったし展望台で出会った親子の子も美少女だったな!違和感は感じてた!そういうゲームってこと?!

余計なことを書きましたが、どうにも不思議でした。
息子さんとかお孫さんかなと思ってたけど島内の商船高専生がバイトできてくれてるんだって〜、素敵だな〜。偉いよな〜。東京行きたいんかな〜。

とりあえずご飯おいしくて幸せになって、母と時間差でお風呂行って幸せになって、もう世界が輝きまくって、嫌なことなんか何一つ無くなって、寝ました。

次の日は6時半起きでシャキシャキ用意。洗面台が全部屋共有で1つなのがたまらんヒヤヒヤなんですわ。使ってたら順番待ちの人が現れて譲り合いが起こってた。へ〜隣の部屋もご家族だったんだとか思いながら挨拶したらなんと昨日展望台で会った家族でした。そんなことある?

そんなこんなで朝ごはん。朝ごはんはちょうど良いボリュームで完食できました!美味しかった〜!そして朝ごはん終わりに柑橘の大トロ「せとか」をいただいて歓喜に震えました…。サービスすごすぎる。嬉しすぎる。
必ずまた来たい宿になりました!優しくて親切でありがたかったです。あと、食事は亀井旅館に隣接している「ミスティー亀井」で出してくれます。なので私と母は勝手に女将さんのことをミスティーと呼んでいました。見たらわかると思うけどぴったりです。

少し時間があったので、朝の海をお散歩してからまた生口島経由で帰りました。みなさん早起きで、朝7時なのにお散歩してる方や釣りしてる方多かった。しまんちゅの朝は早い。
あと帰りの高速間違えて焦った、福山西ICで分岐あるのでしっかり注意です。

そうして夏編も無事に無事故で閉幕しました。良い旅でした…結構なお手前で…

だいぶと勢い任せのレポートになりましたが、総括、全人類ゆめしまに向かってくれ!ということです。

観光にもすごく力を入れているようなので興味のある方ぜひ、調べてみてください!私は何にも関係ありませんが!

公式HP→https://www.kamijima.info/sightseeing/yumeshima-kaido/