小山田圭吾人選は反オリンピックスタッフによるもの

　小山田圭吾という人選が世間をにぎわせている。
　この人物、6070代の政治家にはよく知られないため、代表作ではなくスペックで評価裁定を行うと、小山田氏は優秀だ。入れ墨も入れてないしいい感じ。でも外に出したとたんにすべてを吹き飛ばすS級の危険物。このセキュリティー突破力と爆発力を兼ね備えた人物は彼をおいてほかにいない。つまり日本に唯一の人物と言える。いやなかなかに他にはない人選である。

　それ以前にこのオリンピック炎上案件が多すぎる。トリとして出てきたのがこの小山田氏である。爆発力もさることながらセキュリティー突破力が並大抵じゃない｡同じ危険物アーティストでも代表作のある人物はむしろ悪目立ちしがちだ。飛鳥涼や長渕剛は高齢者にとっても、何となくもしくははっきりとNGだろう。AKBなんかは高齢者から、かわいそうなモテない若者を搾取しているという印象を持たれがちでもある。この辺はセキュリティーアウト。
　代表作があるとスペックではなく代表作を中心に評価され、その代表作には制作した作品と同時にスキャンダルも並びがちだ。しかしスペックにスキャンダルや私生活を並べるのは個人情報を手荒に扱っている印象を受ける。これ不思議。

　代表作がある危険じゃないKANはどうだ。代表作「君に出会えてよかった」オリンピックっぽいけどね。でも小物感が出てしまう。ある人よりない人のほうが小物なのに。
　じゃ代表作がパッと出ないスペックベテランは他にいないのか。テイトウワとかならやってくれそう。他にもタケカワユキヒデとか久石譲とか小西康陽とか・・・この辺は代表作が見えそう。
　彼らにオファーがかからない理由、問題は体力だろうか、もしくは自民党嫌いなのか。

　　　　　　いや違うね。爆発力が足りねえんだよ、ウシシシ

　遡ることリオオリンピックの閉会式。安倍晋三がマリオに扮して登場したあのショーの時点から椎名林檎は人選されていた。椎名林檎という人選これも他にはない素晴らしい人選だ。
　最近で売れてるミュージシャンにyoasobi、ado、あいみょんなどがいる。このルーツをたどると（本人の口ではいろいろ言っているがそれは無視して）yoasobiは宇多田ヒカル、adoは椎名林檎、あいみょんは70年代フォークの印象。現在活躍しているアーティストである二人のうち、宇多田ヒカルは洋楽の日本化の印象、椎名林檎は日本の洋楽化の印象だ。あくまで印象で根拠はない。つまり自然主義文学的な宇多田ヒカルよりも、日本くさい椎名林檎のほうに日本代表はふさわしいと言える。しかも舞台演出力もある。
　日本中のすべてのミュージシャンの中でひとりという注文の中、現役プレイヤーであり現代の新しい才能にも通じ、日本的な美の内に現代的なストレスを巧みに表現する。これしかいない人選であることは間違いない。
　その同じ手が全く逆の意思で小山田氏を人選したのではなかろうか。

　何があったか知らないが、オリンピックの準備を進めるスタッフのうち重要な人事をつかさどる人物に反オリンピック分子がいたということだろう。

　そもそも小山田氏の発言は信用できない。本当にいじめや万引きの事実はあったのだろうか。うんこや裸がでてくる話は子供のつくり話に聞こえる。被害者らしき人物が年賀状を送ってきた理由は何で、それをどうしてみんなに言ったのか。たった一人、小山田君にだけ年賀状を送ったのならそれは良い人だったからじゃないのか？違うの？何があったの？

　外野である私が、腹を立てるほどのことは何も明らかになっていない。いじめ行為自体は実際にあったのかよくわからない。彼がしたことで明らかになっていることは、大人になって人の気分を害することを言った罪だ。それは何度も繰り返されたらしい。小山田君は健康なんだろうか。　
　こうまでなってなぜ実名で活動し、また炎上オリンピックに出てきてしまうのか。自分の世間での受け止められ方が分からないのか。彼自身が発達障害だからってことだろうか？

　イジメられてたのは小山田君だったということかもしれない。50も過ぎて君付けが似合うパジャマで会社に来そうな彼に必要なのは、自分を受け止めるためのカウンセリングなのだろうか。
　「俺はずっといじめられてきただけど、加害者だと言って世間に出てやる。見ろ世間は俺を責めるじゃないか。悪い人物を見抜けないんだ！」ということを訴えるためのアートとして生きているのだろうか。
　そんなことある？

　どちらにせよ頼れる人ではない。

　クマッタ クマッタ 熊田曜子

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