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2021年12月の記事一覧

アドラー心理学③トラウマ存在するよ。でもね

アドラー心理学③トラウマ存在するよ。でもね

②で出てきた「原因論」と「目的論」の違いについてもう少し詳しく。

【原因論】
例えば、あなたが風邪を引いたとする。
医者にって先生に、風邪を引きました。という、すると先生が
「あなたが風邪を引いた理由は昨日薄着で寝たせいですね。」という。

もしこれで診察が終わってしまったらあなたはきっと納得できない。
欲しいのは理由を知ることではなく、その「症状を治す薬」だからだ。

精神を病んでカウンセラー

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アドラー心理学④実は怒りは瞬時に出し入れ可能な感情

目的論の詳しい詳細を具体例と共に!

【人は怒りを捏造する】あなたは、コーヒーをお気に入りの洋服にこぼされ、かっとなってウェイターを怒鳴りつけてしまった。突発的な出来事だったから考えるより先に声が出てしまった。これは不可抗力であるという。

つまりあなたは、怒りの感情に突き動かされて怒鳴ってしまった。
普段は温厚なのにその時は怒りの感情に抗することができなかった


では仮にそのとき刃物を持っ

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アドラー心理学⑤事実と主観

【過去に支配されない生き方】感情に支配されず、過去にも支配されない。という思想がアドラー心理学の中核になります。

これから大事になってくる「事実」と「主観」の違いについての説明が少し出てきます。

例として、井戸水がある。年間を通して
●18度という一定の温度を保っている。これが「⇒事実」
●それを冷たいと感じるか暖かいと感じるか。これは⇒「主観」

過去にどんなことがあったとしても、その出来事

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アドラー心理学⑥ライフスタイルを変える勇気

【あなたの不幸はあなた自身が選んだもの】

この世界は平等である。生まれながらの不幸は存在しない。だがしかし、

不幸であるのは自らの手で不幸であることを選んだからであって、不幸の星のもとに生まれたからではない。意味が解らないと思いますが少しずつ解き明かされていきます。

変われないのではなくて、

【人は常に変わらないという決心をしている】

アドラーは性格や気質を「ライフスタイル」という言葉で

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アドラー心理学⑦可能性の中に生きるのはやめよう

【あなたの人生は今ここで決まる】

一番最初にやることは今のライフスタイルをやめるという決心。

もしも●●だったら...!と「”可能性の中に生きている”うちは変わることはできない」なぜならあなたわは変わらない自分へのいい訳として、もしあの人のようになったら、と言っている。

小説家になりたいという友人がいる。仕事が忙しくて小説が書けないし賞の応募ができないという。実際にそうなのでしょうか?実際に

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アドラー心理学⑧人間の悩みは全ての悩みは対人関係の悩み

【人間の悩みは全ての悩みは対人関係のな悩みである】
(これはまた言い切るなーと思うけど実際に考えてみるとそうだなと思わされます。)

まず、自分には短所しかないと感じている人は自己評価が著しく低い証拠である。短所ばかり目についてしまうのは、あなたが自分を好きにならないでおこうと決心しているからだ。さらに、その目的を達成するために長所を見ないで短所ばかり見ようとしている
(と来ました...!なん..

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アドラー⑨劣等感だと思っているものは実は劣等コンプレックス

【優越性の追求】

勘違いしている人も多いが、劣等感それ自体はなにもわるいものではない。人間は多かれ少なかれ向上したいと願うこと、無力な状態から脱したいもっと向上したいという普遍的な感情を持っている。

それと対をなすのが劣等コンプレックス。

向上したい理想がありそこに向かって前進しているが、理想に到達できていない自分に対しまるで劣っているかのような感覚を抱く。

例えば、一流の料理人でも志が高

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アドラー心理学⑩人生は競争ではない

【人生は他者との競争ではない】

「より優れた存在であろうとする」優越性の欲求は普遍的な欲求であり、それは悪いことではない。否定はしていない。ただ、「過剰な”劣等感”」には警鐘を鳴らしている。

優越性の追求とは他者より優れていいようとする欲求・他者を蹴落として上に登ろうとする欲求と思われがちだが、山道を人を蹴落としながら登っていくようなことではない。

みんなが等しく平らな道を歩いている。前にも

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アドラー心理学⑨私達は主観的な事実の住人

【劣等感は主観的な思い込み】

劣等感とは自らの価値判断にかかわる言葉。

例えば、アドラーは背が低いことにコンプレックスがあった。あと背が10センチ高ければ何か変わるのではないか。もっと楽しい人生が待っているのではないかと思っていた。それを友達に相談したところ、友人は言った。

「大きくなってどうする、お前には人を寛がせる才能があるだろ」

なるほど。大柄で屈強な男性はそれだけで相手を威圧してし

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アドラー心理学⓫非を認めることは負けではない

【権力争いから復讐へ】

例えば政治について議論を交わしていた時、両者一歩も譲らず、議論は政治の話を超えてお互いの人格構成にまで及んできていまう。

「だからお前は馬鹿なのだ。お前のような奴がいるからこの国は変わらないのだ!」などと。

もはやこれは政治とは関係のない話になっています。この場合の相手の目的は、議論をしたいのではなく、権力争いに勝ちあなたを屈服させたいという思いに、自分でも気づいてい

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アドラー心理学②過去など関係ない!

アドラー心理学②過去など関係ない!

なぜみんなが「変わりたい」と思うのか。それは、

それはみんなが変わりたいと望んでいるのに変われないからだ。

まず出てくるのがトラウマの話。トラウマは大きな精神的ダメージを与え人々の行動を制限したりその苦しみから命を絶つ人などいたり、とても大きな問題といえる。

アドラーは言う。

トラウマによってその人が変われないとしたら、人の現在が過去によって否定されるのだとしたら、なぜ同じようなトラウマを

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嫌われる勇気①超大まかなイメージ

嫌われる勇気①超大まかなイメージ

まず最初。嫌われる勇気のイメージ図がこちらです。

世界はシンプルであり、人生もまたシンプルである。

世界が複雑なのではなくあなたが世界を複雑にしているだけだ。

人は客観的な世界に住んでいるのではなく、自らがほどこした主観的な世界に住んでいる。あなたが変われば世界はシンプルな姿を取り戻すことができる。

世界がどうではなくあなたがどうであるかが重要。

世界が複雑に見えるのはそれはもしかしたら

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アドラー心理学・嫌われる勇気ってタイトルは釣り

嫌われる勇気

この本がとても売れてるベストセラーだとはよく聞いていたけど、はっきり言って全然読む気に慣れなかった。その理由はタイトルだ。

「嫌われる勇気」

え、嫌われることに勇気なんて必要なくない?

他人が自分をどう思うとかをあまり気にしないタイプにとっては全く心を動かされるタイトルではなかった。どちらかというと、よくあるポジティブになろうぜ自己啓発本のようなイメージで全く興味をひかれなか

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アドラー心理学⓮あなたは他者の期待を満たすために生きているわけではない

【承認欲求を封じる】
~貨幣は鋳造された自由~

すべての悩みは対人関係の悩みである。人間関係が悩みになるのは他者を敵と考えるか仲間だと考えるか。他者を仲間だと考えることが出来れば見方も変わってくる。

例えば、両親の意に沿って進路を決めたときの心境はどうだろう?
認めてもらえる=承認欲求
となる。人間は常に他社からの承認を必要としながら生きている。両親から認めてほしかったから、親の望む進路を進ん

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