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岩間山の天狗伝説公演とかさま天狗の会についてのお話 その①

音楽の仕事がコロナ禍でゼロになった時期が2020年の初め頃だったでしょうか。その頃に、家にずっと居て練習に明け暮れたり、新たなオンライン配信という形で家から演奏してビデオを見ていただくようなそんなこともやってましたが、もう少しだけ現実で繋がりある人たちと絡んだり、コロナ禍はいずれ緩和されていくだろうし、その時に公演として繋がっていくような内容で、音楽関連とはまた別に自分の趣味の延長上でこのおうち時間の期間をエンジョイできる事を考えようと思いました。

天狗は高校生の頃からその存在に興味があり、日々かなりハードな修行や勉強をしたりして、その存在なっていくような事を高校の図書室で読みました。
当時の高校時代のピアノのハードさがどことなくその毎日の修行の日課と重なり、尊敬する存在でもあったりしました。

そんなこんなで月日が流れて、笠間市の旧岩間町のエリアに13人の天狗のいる山"愛宕山"があり、その麓に住んでいる高橋協子さんというマニアックに天狗を追求し続ける民話伝承陶芸家に2015年頃に出会いました。高橋協子さんという人は、江戸くらいに天狗に会ってたんじゃないかと思われるほど天狗に詳しいお方です。出会った当初から平田篤胤著の仙境異聞についてや、そこに出てくる男の子の寅吉のことを長らく調べており、そのお話を目をキラキラさせながら沢山お話しくださいました。
こちら彼女のページ↓↓

もう1人、東京音大の先輩に当たるギタリストの大柴拓さんとそのコロナ禍の真っ只中に、タンゴの共演でお会いしたわけですが、なにやらミニ音楽劇という音楽付きのアニメーションを作っているということで、これはそのお力をお借りして、全員が家にいて、私や高橋さんが笠間にずっといるこの時期に天狗伝説を広める活動ができるのではというところにみんなで行きつきました。
大柴拓さんのページ↓↓↓

私自身は、半分は趣味としてコロナ禍に楽しもうと始めたことだったので、企画・プロデュースとかいうあまりこれまでにやる事のない立ち位置でこの会を主宰する事となりました。裏方と呼ばれる仕事は、こういった表で制作の仕事をする作り手や演者として公演に出る方々を支えて繋げていく仕事になりますが、これまで仲間で助け合って開催してきたその裏側の全てを今回よくよく知ることとなり、本当に良い機会となりました☀️これは芸術活動を行う上で常に表舞台側にいる人には一度は経験してほしいなぁと思う仕事だったり(特に学生たち)😊

2020年の秋頃から年末年始にかけて、準備が始まり2/28に少人数のお客さんに見せる形でコロナ真っ只中でしたが第一回目の公演が行われました。

高橋協子さん作の天狗の土面
笠間市岩間体験学習館 分校
1回目の出演者たち。左から小林、佐藤留三郎さん、
吉成智枝子さん、光野志のぶさん、高橋協子さん、大柴拓さん



この時に高橋協子さんが文献調査・脚本、大柴拓さんが音楽・アニメで制作された"ホントにあった天狗のはなし"の第一弾が完成し、現在はチャンネル笠間で公開中です。ぜひご覧下さい。


ちなみに、高橋協子(文献調査・脚本) × 大柴拓(音楽・アニメーション制作)のタッグで作った音楽劇シリーズは、いくつかの公演でお披露目されてる"浦島太郎"の他に、YouTubeでは大柴拓氏在住の世田谷区の民話(豪徳寺の招き猫&鷺草物語)が公開されてます。ぜひこちらもご覧ください。↓↓↓


さて、天狗の話はまだまだ続くので、今回はこの辺で。その②もお楽しみに!

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